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LOVERS 十面埋伏

★監督★
チャン・イーモウ
★キャスト★
金城武/チャン・ツィイー/アンディ・ラウ他

★ストーリー★
舞台は中国・唐の時代、凡庸な皇帝と政治の腐敗で、各地に反対勢力が台頭。その最大勢力“飛刀門”は貧者救済で支持を集めていた。そんな中、捕吏のリウ(アンディ・ラウ)は、飛刀門の重要人物が遊廓“牡丹坊”に踊り子として潜入しているとの情報をつかむ。踊り子の名前は小妹(チャン・ツィイー)。生まれつきの盲目の女であった。朝廷から「飛刀門を撲滅せよ」との命令を受けているリウは、飛刀門討伐の糸口をつかむため、同僚のジン(金城武)に、味方を装ってシャオメイを逃亡させる計画を持ちかける。

Miwaの感想

どんな映画か?と言われたら、「きれいな映画だ」と答えるかな。
チャン・イーモウ監督は「初恋のきた道」等の路線からはすっかり離れ、前作「HERO」でもそうだったけど、美しい映像に傾倒しているように思える。
シーン毎の1色だけの世界、ワダエミの衣装、
遊廓“牡丹坊”のセット、竹やぶの風景、金城武整った美しいプロの舞踏家でもあるチャン・ツィイーが冒頭で踊る3メートルの袖を振っての舞い、それぞれが芸術的に美しかった。
だけど・・・
美人は3日で飽きるっていうじゃない。
それと同じで、美しい映像も、もうお腹いっぱい・・・。
だって・・・まずストーリーに説得力がない。
それと、最初の方の金城くん、演技下手すぎ。プレイボーイに見えないよ。
そりゃ金城君はかっこいいけど、それだけじゃ女は惚れないでしょ。
それぞれが企てる謀ってのが、ずいぶんローカルな戦いなんだな・・・これが。
いくらキレイな映像でも、中身がないとね〜。
名画と呼ばれる絵画には溢れ出るパワーがあり、人を惹きつける。
チャン・イーモウ監督は名画を作ろうとして、厚さ2センチの美術カタログを作ってしまったって感じかな。

評価

(アンディ・ラウのヅラ、変ちゃう?)

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