HOME                                          前のページ


二日目、ホテルで朝食を済ませてから
長野駅からバスに乗って戸隠を目指します!

戸隠は戸隠山の麓にある戸隠神社が有名ですが、
神社はひとつではなく、奥社・中社・宝光社・
九頭龍社・火之御子社の五社からなり、かなりの広さです。
最近ではパワースポットとしても人気があるようです。

バスは一番遠くの「奥社入り口」まで行くことができますが、
手前の「中社」でバスを降ります。
大きな鳥居の上に「中社」があるけれど
参拝の前に、まずは腹ごしらえしておきたい。

 



戸隠は戸隠そばが有名です。
友人のみわちゃんお奨めの
大鳥居すぐ近くの「うずら家」さんに向かいます。
とても人気店で、土日などは、朝の4時から
予約のノートが店の前に出されてるって話を
みわちゃんから聞いていたけれど、
さすが平日です!待たずに案内していただけました〜。
ラッキー♪



まずは最初に「そばがき」を注文。
通っぽい注文をしてみましたが、実は初めて食べます。
つゆ、わさび、ねぎ味噌、大根おろし、
きなこなどが付いてきます。
ふんわりふっくらでモチモチっとした食感ですごーく美味しい。
そばがきって、もっとボソボソしてるものかと思ってた。

うずら家さんのHPによると、
新そばが成熟し最も美味しくなる真冬の厳寒期に
石臼で製粉し、マイナス20℃の冷凍庫で保存したものを
使用しているそうです。

次は私は「ざるそば」、母は「ざるそばとろろ」を注文。
それぞれに生のわさびがついてきます。
戸隠はボッチ盛り呼ばれる独特の盛り方です。
蕎麦は、田舎過ぎず、かつ上品過ぎず、
私はこの蕎麦が理想かも。
とても美味しいと思いました。
横浜にあったら週一の訪問は確実ですな。

そしてもう一品、いくつかの天ぷら中から
「高原野菜の天ぷら盛り合わせ」も注文。
厚切りの野菜がホクホクしてて美味しい♪

てんぷらは「普通に美味しい」という感じでしたが、
友人のみわちゃんの情報によると、
戸隠の他の店のそれに比べると
とてもレベルが高いのだそうです。



ゆったりと座らせていただいた窓際の席から見える
樹齢800年を越える御神木の
「三本杉」のうちの一本「は」の杉。
視線は根のあたりから見上げる感じで
圧倒的な存在感と、今にも抱きつきたくなるような
包容力のあるありがたい空気に包まれています。

そして、観光地の人気店のイメージを覆す
なんとも気持ちのいい、温かい接客をしていただき
母も私も大満足。
みわちゃん、
いいお店を紹介してくれてどうもありがとう!


食事の後は、大鳥居をくぐり、
急な階段を上がって中社をお参り。
右の奥には滝もありました。
中社にも「三本杉」のうちの別の一本
「い」の杉があります。
階段の上から撮ったのがこの写真です。
3本のように見えますが、1本です。
杉の木に抱きつかせていただいた。

さっ、これから歩きますよ。
中社から奥社入り口のバス停まではバスでも行けますが
せっかくですから戸隠古道を歩いてみることにします。
ゆっくり歩くと50分くらいかかりました。
そして奥社入り口のバス停から、
杉並木を通り奥社までの約2km、
ここは車は通れないので、すべての人が歩くしかありません。
さらに1時間くらいあるようです。
私はともかく、母は行けるかしら・・・。




参道の両端にはチョロチョロと水が流れ、
マイナスイオンが充満しているような爽快感です。
奥社入り口から長い参道を
半分くらい来たところにある朱色の随神門。
この随神門をくぐると杉並木が広がります。
圧倒的な風格と荘厳さに、言葉を失いました。

杉並木は涼しげな風にゆっくりと揺れ、
もの凄く気持ちがいいです。

「天の岩戸」伝説を思いながら歩いていくと、
体にパワーがみなぎってくるような気がします。
日本って素晴らしいですね。

杉並木を越えると、階段が続いて最後は少しキツイですが、
すれ違う人が「あと少しですよー」と声をかけてくださり、
そんな何気ないやり取りも、嬉しく感じていると
九頭龍社、奥社がでてきました。
ここで終点。
母と無事にお参りできたことに感謝し
お礼を言って、来た道を戻ります。

わずか一泊二日の信州・戸隠の旅でしたが、楽しかったです。

 


前のページ