機密性と潤滑性
ハイサイクルでは、潤滑性が重要になり
命中精度や飛距離を上げる際には、機密性が重要になると思ってます
当方が使ってるグリスです
ピストンOリングの内側と外側でもそれぞれのグリスを使います
メカの軸受け部には二硫化モリブデン系
レイル部分やピストンのレイル部分
タペットプレートやノズル内、チャンバー部とメカボックス部の接触部
チャンバーパッキン等も分けて使っております
調合して使う部分もあれば、そのまま使う部分もございます
カスタム内容によって使い分けてもいます
当方が使ってる加工機械類です
ノーマルギアの限界
ノーマルの電動ガンの推奨バッテリーは8.4vです
一度9.6vを使うと、やはり連射サイクルが上がり気持ちよく撃てますので
なかなか8.4vに戻す事は出来なくなってしまいます
しかし、ノーマルのギアでは9.6vを使うと壊れてしまいます
直ぐに壊れなくても、著しく耐久性は落ちます
ノーマルのベベルギアは耐久性が素晴らしいのですが
ノーマルのスパーギアは9.6vには対応出来てません
電動ガンが故障して、当方に修理依頼の来る破損箇所のNO1はスパーギアの破損です
9.6v以上のバッテリーを使ったり、ハイサイクル用のモーターを使うのであれば
必ずギア交換を行う事を強く勧めます
6mmベアリング
ハイサイクルで、秒間18〜20を超えた辺りで6mmベアリング軸受けは破損しやすくなります
ハイサイクルには向いてない6mmベアリングですが
トルク系には耐久性はあります
銃刀法規制前には、
システマ アンフィニギアを使いM170を引いてた時も
6mmベアリング軸受けで十分でした
ちなみに当時の初速で デジコン 0.36g を使い 初速 159m/s を叩き出してました
銃刀法規制がかかった今では、絶対に無理な話です
現在の流速カスタムには6mmベアリングが見直される日が来るかも知れません
軸受けの選択
ハイサイクルで大きなベアリングを入れる事は確かに耐久性でも回転面でも優れておりますが
メタル軸受けでも十分に発揮出来ます
当方のカスタムしたハイサイクルでは
L社のメタル軸受けを使い
秒間30 初速93m/sec で 100,000発 を超えた電動ガンもございます
もちろん 100,000発まで内部ノーメンテでメカボックスは一切開けておりません
一概に高価なベアリング化よりは、安価なメタル軸受けも使い方次第では戦力になります
メタル軸受け<7mmベアリング<8mmベアリングです
ピストンの加工
ハイサイクルで良くピストンの第一ラックを削る方がいますが
当方のハイサイクルカスタムでは余り進めておりません
スプリングのテンションとギアの回転を考慮し
最適なセッティングでギアを回す事で、秒間40を連続30秒間撃ち続けても
ピストン第一ラックに傷は付きません
適切なスプリングテンションを選ばないと
ピストンが前進する前にセクターがスプリングテンションの勢いと
ギアの回転で当ってしまいピストンクラッシュになってしまいます
すなわち、第一ラックを削ると言う事は、ピストンクラッシュ寸前でのドライブ状態だと思って頂ければと思います
メカボックス レール研磨
ハイサイクルでメカボックスとピストンのレール部分を研磨する方を見ます
当方のハイサイクルカスタムでは余り進めておりません
潤滑を求めるグリスが付着する場所で研磨をすると
グリスが滑って飛んでしまう可能性があるからです
削るのであれば、レールのシリンダー側の中心部の角を丸く削る程度で良いかと思います
少しの破損への可能性を除去するのが耐久性アップへの道かと思います
メカボックス ミリネジ加工
メカボックスをミリネジ加工するケースがございますが
当方ではミリネジ加工は一切しておりません
純正のネジでも十分に性能発揮しております
過去のカスタムでも、緩みはございません
一度カスタムしたメカボックスをそう何度も開ける必要も無いかと思いますので
ミリネジにお金を掛けるのであれば、その他のパーツに耐久性を求めた方が良いかと思います
バレル長の選択
バレルの長さの選択に迷った場合は
純正サイズにするのがベターです
あれもこれも変更して、エアーの量や吐き出す力・・・
考えて実行して行くとキリがございません
その点、純正の各パーツはマルイが長年研究した成果の集大成とも言えます
弱い部分もあれば、純正で良い部分もございます
シリンダーの容量に合わせたバレル長は
純正サイズが適してると思います。
配線の選択
最近オールテフロンコードが主流になっていますが
同じテフロンコードでも、スズや銅や銀等が使われています
各社メーカーからも多々出してますが
スズの配線がコストも安く、一見解らないのでスズを使ってるコードが目立ちます
当方が使用してるテフロンコードはシルバーコーティングで
銀を含んでいます
少しの効率でも上を目指すカスタムでは
少しでもカスタムや耐久性が向上するパーツを選択したいところです。
テフロン配線は純正より太く被覆も光ってます
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