*光月の独り言その七
(近年の幼児虐待と少年の凶悪犯罪についてPART2)
近年の少年犯罪と幼児虐待は本当に酷い物です。
このままではこの国は確実に犯罪大国への道を歩んでしまうでしょう。
光月が考えるにこの二つの病んだ問題は現在の日本国が抱える最大の問題であり、
決して切り離して考えてはいけないと思います。
まずどうしてこのような状況が生まれるのでしょうか?
光月は戦後の日本の産業構造の変革が最大の原因ではないかと思っています。
かつて日本は第一次産業の盛んな国でした。その時点では子供は大切な労働力であり、
親にとっては将来的に自分たちの老後をみて貰える保証でした。
子供にとっても生まれた時点から自分の進む方向はハッキリしていて、
まわりから期待もされていました。
ところが現在では第一次産業に従事する人は激変し、
殆どが第二次、第三次産業などに従事するサラリーマンと化しています。
子供達はそういった職に就くまで将来自分が何をするのか、分からない不安な状態になります。
親にしてもかつてのような世襲制ではない現在では、何を子供に伝えれば良いのか分かりません。
したがって学校では将来に必要なのかどうか分からないような事を無理に教え込み、
子供達は教育や社会に対して興味を失っていきます。
親にしても今や子供とは愛玩具的な必要性しか持たず、
自分の言うことを聞かなければもう愛情が無くなってしまうのです。
”余分な金喰い虫としての邪魔な存在”
親が子供を平気で虐待するのは、そのような気持ちがあるからではないでしょうか。
それでは今の現状を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
光月は現在の高学歴社会を改め、殆どの子供達は出来るだけ早く社会に出すべきだと思います。
そうする事によって子供達は社会にとって自分たちの必要性を肌で感じる事が出来ます。
その後学びたいことがあれば休職制度を国が整備するなりして、
学校へ戻れる様にすれば良いと思います。
仕事に直結する勉強なら誰でも真剣に学び取ろうとするでしょう。
親にしてもサラリーマンとしての社会の知恵を子供に教える事も出来、
社会の先輩としての権限を保つ事が出来ます。
そしてこの案は日本のGDPを引き上げ不況から救う最善の方法でもあるのです。
光月の経験から人は社会に出てから約10年程で結婚をする傾向があります。
現在晩婚傾向にあるのは大学を出た年齢に10年という数字を足せば
30歳を越える事で証明出来ると思います。
例えば中学を出て15歳で社会に出るとすると、約25歳で結婚する事になり、
その年齢であれば女性が子供を産む数も現在よりは遙かに多くなるでしょう。
すると消費者の数は当然増え、国内消費は自然と高まるはずです。
1家庭が2人以上の子供を有すれば間違いなく将来的に消費は増えるのです。
いくら独身貴族といっても、その生涯の消費は二人分にはならないのです。
昔は殆どの人が中学を出たら社会に出ていたではないですか。
大学へ行ける人は余程頭の良い人か、裕福な家庭の人だけだったのです。
この国を救う最善の方法は、かつてまともだった時代の常識に戻す事なのです。
現在のこの国は人間的にも、自然にも反した事を行って国を破壊しているのです。
早くこの国の実力者の人がその事に気付き、法や制度を整備して
より良い方向へ舵を切らなければ間違いなくこの国は滅んでしまうでしょう。
しかし今の政治家や官僚は自分の利害や保身ばかり考えていて、
国の将来なんか眼中にない連中ばかりだから、望み薄でしょうが・・・・・・
ああなんて悲しい・・・・・・