高雄
「三鳳宮」




'95.3.13撮影
所在地:高雄市三民區河北二路134號(高雄駅から徒歩15分)
参拝無料/5:00〜23:00




三鳳宮全景




<三鳳宮解説>


 「三鳳宮」はかつて「三鳳亭」と称され、三百余年前の康煕年間に建立されました。以後、何回となく御宮の改装、修復を重ね、現在に到ります。当時は近隣部落の守護神として、霊験あらたかで、台湾全島各地から参拝に来る信者が絶えませんでした。しかし、旧三鳳亭では、その信者達を収容しきれず、1964年に再建工事に着手し、7年の歳月を経て、1971年に完成したのが、現在の「三鳳宮」です。

 「三鳳宮」の本宮の宮蹟は、三殿に分かれ、中央殿の「正中殿」に「中壇元帥」が主神として祀られています。「中壇元帥」は毘沙門天王の第三太子で、那咤太子とも称し、駆邪専門で、良民を保護する神様です。「三鳳宮」は中壇元帥を祀る廟としては、台湾最大規模を誇り、台湾南部の道教の聖地とされ、連日、遠方からはるばるバスを借り切って沢山の信者達が祈願、参拝に訪れます。正中殿の中央に「中壇元帥」、右に安産の神「註生娘娘」、左に福の神の「福徳正神」が祀られ、後殿の「大雄宝殿」には、釈迦仏、観音菩薩、文殊普賢菩薩、十八羅漢が祀られ、上殿の「凌宵殿」には、道教に於ける最高神「玉皇上帝」が祀られています。

 「三鳳宮」の本宮の建築構造は、北方式中国建築で、台湾に於いて一二を争う有名な建築物でもあります。全殿を飾る華麗な彫刻も、著名な彫刻家が7年の歳月を費やしたもので、彫刻に塗られた金箔は総じて約700kgにもなります。

 皆様の御参拝を心よりお待ち申しあげます。

  ※上記の内容は、「財団法人高雄市三塊○(←「厂」に「昔」が入った中国語)興徳団」発行の「三鳳宮」のチラシを参照しました。中国語、英語、日本語で解説が記されている大変便利なものですが、日本語の解説を担当した人が、日本語を良く知らないらしく、「てにおは」がめちゃくちゃな上、誤植が凄く(笑えるけど....)、「きっとこういう内容を伝えたかったに違いない...」と推測される内容(それでも推測は出来るんだ)に、私が手直ししました。あしからず。




三鳳宮入口



三鳳宮内部



正中殿



正中殿内部.1
那咤の御本尊。



正中殿内部.2



凌宵殿(2F)
玉皇上帝が祀られている。



凌宵殿より下を見る



三鳳宮石段中央部



三鳳宮前の路上に設置された聖誕祭の門
那咤聖誕祭(台湾農暦9月9日)時に設置されたと思われる門。



三鳳宮前のおまもり
※寄付(お賽銭程度)すると頂けます。



三鳳宮前のパンフレット
※入り口脇の売店で無料配布されています(日本語解説付)。



三鳳宮前のパンフレット2
※管理人さんにナタの研究をしているとお話をすると、何周年記念の際発行したというパンフを頂きました。




以上

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