[重言のいろいろ]    コラム

 あ行

か行

さ行

た行

な・は行

ま・や・ら・わ行

 

<か行>

(か)

 会を閉会する。

(例)これで会を閉会します。⇒これで会を閉じます(終わりにします)。

 各(かく)家庭ごとに。

(例)ごみの処理は、各家庭ごとに気をつけなければならない問題だ。⇒ごみの処理は、各家庭で…。ごみの処理は、家庭ごとに…。

 加工(かこう)を加える。

(例)出来の悪い製品に加工を加える。⇒出来の悪い製品に加工を施(ほどこ)す。

 火事が…鎮火(ちんか)する。

(例)火事は二時間後に鎮火された。⇒火事は二時間後に消し止められた。

 過信しすぎる。

(例)相手を過信しすぎるな。⇒相手を過信するな。相手を信じすぎるな。

 必(かなら)ず必要。

(例)作物(さくもつ)には、肥料や水は必ず必要なものだ。⇒…肥料や水は必ず要(い)るものだ。…肥料や水は必要なものだ。

(き)

 期待して待つ。

(例)君の成功を期待して待っているよ。⇒君の成功を期待しているよ。君の成功を心待ちにしているよ。

 鳩首(きゅうしゅ)を集める。

(例)役員たちが鳩首を集めて協議する。⇒役員たちが鳩首協議する。(「鳩」は「集める」意。)

 京都に入洛(にゅうらく。じゅらく)する。

(例)織田信長(おだのぶなが)京都に入洛した。⇒織田信長が入洛した。織田信長が京都に入った。(「入洛」とは、都、京都に入ること。)

 挙式(きょしき)を挙(あ)げた。

(例)二人は海の見える教会で挙式を挙げた。⇒…教会で挙式した。…教会で式を挙げた。

(く)

 車(くるま)の車間距離(しゃかんきょり)

(例)高速道路では車の車間距離を正しくとらねばならない。⇒高速道路では車間距離を…。

(け)

 血痕(けっこん)の跡(あと)

(例)部屋には血痕の跡が点々と残されていた。⇒部屋には血痕が点々と残されていた。部屋には血の跡が点々と残されていた。

 嫌悪感(けんおかん)を感じる。

(例)彼の自分勝手なふるまいを見ると、嫌悪感を感じる。⇒…嫌悪を感じる。(…嫌悪感を覚える)。(「充実感を感じる」「責任感を感じる」「疎外感(そがいかん)を感じる」「満足感を感じる」なども同種の重言である。)

(こ)

 (一年)後たって。

(例)一年後たって三人は再び故郷で会った。⇒一年後(に)三人は…。一年たって三人は…。

 古来(こらい)からの。

(例)地方にはさまざまな古来からの風習が見られる。⇒…さまざまな古来の風習が見られる。…さまざまな昔(古く)からの風習が見られる。