2.読み方に関する問題
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(正)(許)(△)(誤)のしるしの基準
| (正) |
規範的、標準的、一般的な形 国語表記の本則 |
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(許) |
現代仮名遣い・送り仮名の付け方など、国語表記の許容 |
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(△) |
やや一般的でない形 やや適切でない形 |
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(誤) |
表記・用法上の間違い |
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(ま)
(167) (正)まくあい(幕間) /(誤)まくま(誤) まくま(幕間)にロビーに出ていたら、偶然、中学時代の友達に会った。(コメント:「幕間」は、芝居で一つの場面が終わって幕が引かれてから次の幕が開くまでの間を言うが、読みは「まくあい」が正しい。「まくま」という誤読は、「雲間」「晴れ間」「居間」などからの類推によるものか。なお、「常用漢字表」には「間」に「あい」という読みは示されていない。)
(168) (正)まだるっこい /(正)まだるっこしい(正) 君のそんなやり方では、まだるっこしくて見ていられないよ。(コメント:「動作や反応が鈍く感じられて、じれったい。手間取って、もどかしい」の意を表す形容詞「まだるっこい」は、他に、「まだるい」「まだるこい」「まだるこしい」「まだるっこしい」「まどろい」「まどろかしい」「まどろこい」「まどろこしい」「まどろしい」「まどろっこい」「まどろっこしい」など、さまざまな言い方がある。一般的に多く使われるのは、「まだるっこい」「まだるい」「まどろっこしい」の三語あたりであろうか。)
(169) まっき(末期) / まつご (誤) 娘は父親の枕元(まくらもと)に擦り寄ると、泣く泣くまっき(末期)の水を取った。(コメント:「末期」は、「まっき」と読むと「終わりの時期。末 (すえ)の時期」、「まつご」と読むと「命の終わる時期。死に際。臨終。最期(さいご)」の意となる。例、「第二次世界大戦のまっき(末期)」「まつご(末期)をみとる」「まつご(末期)の水(=人の死に際に口を浸す水。死に水)」。したがって、冒頭例の「末期」は「まつご」が正しい。)
(170) (正)まつわり付く /(△)まとわり付く(△) うちの子は甘えん坊で人見知りが激しく、いまだにわたしにまとわり付いて困っていますの。(コメント:「まつわる(纏る)」は、「(1)絡 (から)みつく。絶えず離れないでいる。(2)関連がある」の意を表すが、(1)の意の場合、古くから「まとわる」とも言われてきた。(2)の意では「まとわる」と言わない。(1)の意の複合語「まつわり付く」についても、「まとわり付く」がしばしば使われている。しかし、優勢なのは「まつわり付く」のほうである。)
(171) (正)まぬかれる(免れる) /(正)まぬがれる(正) 飲酒運転で人をひいたとなれば、その事故の責任はまぬがれ(免れ)ない。(コメント:「免れる(=好ましくない事態にあわないですむ。負担などを引き受けずにすむ)」は、「まぬかれる」とも「まぬがれる」とも読む。この語は古くは「まぬかる」と「か」は清音であり、室町時代ごろから濁音でも言われるようになった。現在、関東では清音、関西では濁音の言い方が多いと言われる。)
(172) (正)ま(目)の当たり /(誤)め(目)の当たり(誤) 現場に駆けつけ惨状をめ(目)の当たりにして、今更ながら事故の大きさに戦慄(せんりつ)を覚えた。(コメント:「目の当たり(=目のすぐ前。眼前。また、目の前で。実際に)」は「眼の当たり」とも書くが(「眼」の「め」は常用漢字表には示されていない訓読み)、読みは「まのあたり」であり、「めのあたり」とは読まない。「目のあたりがかゆい」などの場合は、「め」と読み、「ま」とは読まない。そして、「あたり」の表記も「当たり」でなく「辺り」となる。) |