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議長(安藤信宏) 中村実議員。(拍手)

[中村実議員登壇]

中村実議員 一般質問を始めます。

 国語教育の大切さにつきましては、今日に至るまで、私も問題提起を続けてまいりました。また、本議会におきましても、国語教育の大切さが。さまざまな観点で議論がなされております。

 そこで、これまでの議論との重複は避けまして、指導課内に設けられました国語力向上推進委員会の役割に関しまして質問をいたします。

 発足この方、推進委員会が担うべき役割に期待をしているものでありますが、現在までの取り組みの事例、そして、今後の方向性につきましてご教示をお願いいたします。

 続きまして、パブリックコメントに関しまして、いわゆるところのパブリックコメントにつきまして質問をいたします。

 昨日も議論になりましたが、中央教育審議会の専門部会報告が先月29日に発表されました。翌日の朝刊を読んでおりましたところ、次のように報じられておりました。「文部科学省は、小学校で英語活動を必修にするよう提言した中央教育審議会の専門部会報告に対する意見募集の結果を公表した」。他紙には、「次期学習指導要領改訂に盛り込まれる予定の小学校の英語必修化について、文部科学省は29日、市民からの意見募集結果を公表した」とありました。いわゆるところのパブリックコメントの結果の報道でありますが、パブリックコメントなる片仮名は用いられておりません。紙面の都合上字数を制限するためかと思いますと、そうでもないようであります。私が思いますには、パブリックコメントなる言葉を用いずとも、十二分に意味が通じるということ、そしてパブリックコメントでは意味をお伝え得ない読者も多いと判断した結果なのではと想像するものでありました。

 昨年6月の法改正以後、にわかに巷間あふれるパブリックコメントであります。この手の横文字が大好きな人士というとのは、国にも自治体にも少なからずいるものでありまして、この手の面々はえてしてパブコメなどと略してみたりするのも通例だったりいたします。英語コンプレックスの裏返しで気の毒になあと私などはいつも眺めているものであります。国語が疎かになっているという意味でも、パブリックコメントの横行といったものは、ゆゆしきことと思っておりますが、別の観点からも憂慮にたえないものであります。

 もちろんでありますが、パブリックコメントは、特定の政策決定に関してであって、日常的に市民の方々からご意見をいただいているものとは異なるものであるとは、私も認識はいたしております。その意味で使い分けを図ろう、そういう意向が働いているということもわからなくはないのでありますが、パブリックコメントに相当する意見公募または意見募集等々の国語の表記が先に来て、括弧書きでパブリックコメントとすべきが親切であると思われてなりません。わざわざパブリックコメントとは何かと注記をすること自体、不親切きわまりないものでもあり、再検討を要すると思いますが、見解の回答を求めます。

 続きまして、食に関する指導に関しまして、質問をいたします。

 この食に関する指導という重要な課題に関しましては、自分自身の認識を深めながら継続して問題提起を行ってまいりたいと思っております。本日は、私自身の認識不足が露見しない範囲での質問とさせていただきます。

 私が毎年楽しみにしている行事に、給食展があります。本当に勉強になる実に有意義な企画でありまして、関係者の方々には敬意を表してやまないものであります。

 それで、先日、文教委員会で海神小学校に伺いました折には、大変おいしい給食、ご相伴をさせていただきました。もちろんですが、お代はきちんと支払った上で、おいしくいただきました。これは、本当においしい給食でありまして、子供たちがうらやましくてならないものでありました。

 給食展に話は戻りますが、私は毎年必ず、栄養摂取状況の診断をお願いいたします。こちらの表というのが、(表を示す)これが「あなたの朝食の栄養摂取状況」という、これは詳細に分析をしていただくんですが、私のある日の朝食、これは花丸、二重丸とのことでありました。

 しかしながら、栄養士さんに厳しく指導を受けたことというのは、私の間食、とりわけおやつに関してでありました。私自身は下戸でありますからお酒も飲みませんし、たばこも吸わないんですが、やはりごはんに関してましては意欲が旺盛と、よく人に言われることもあります。その間食、特におやつに関しまして指摘をされたのでありますが、やはり私にとりましては大好きなおやつに、果たしてどれだけのものが優先するのであろうかと思いまして、厳しく指導はいただきながら、実行はできませんと申し上げたものでありました。

 その後、今年になってからなんですが、私自身のあることをきっかけといたしまして、私自身が最も好きなおやつであり、栄養士さんの方からは摂取量をこれは抑えるべきと指導されていたおやつといったものを、みずからに課することによりまして、断つことといたしました。その結果、体重にも変化が生じたりするようなこともありまして、食といったものは、やはりつくづく不思議なものだなと思うものでありました。

 先日、栄養関係の学校に通う方からメールをちょうだいをいたしました。私のホームページの中のとある語句を検索をしてたどり着かれたそうなんですが、そちらの学校の生徒さんが製造直売をしているお店があるので、ぜひ足を運んでいただきたいとお声をおかけいただきました。その学校というのは、偉大なる料理記者を大先輩に拝する学校の門前にお店があったんですが、それはそれはおいしいケーキを私もご相伴させていただきました。

 よもやま話をしている間に、船橋で働いておられる栄養士さんのお話になりました。市内の栄養士さんの中には、ご自身の意思で学校に通われて、さらなる研さんにいそしんでおられる方もいるということを伺ったものでありました。

 私自身、そのような方がいらっしゃるという事実の認識が全くなかったものですから、我が身を恥じたものでもあったんですが、今回はその食に関する指導という、極めて重要な職責を果たしている方々の、研修についてお聞かせいただきたいと思います。

 市として行う研修もあれば、個々人で参加をされる等の研修もあるかと思いますが、まずは概略の回答をお願い申し上げます。

 続きまして、いわゆるところの求償権につきまして質問いたします。

 平成12年の第150回臨時国会におきまして、国家賠償法上の求償権に関する質問主意書が提出をされました。その文面は、「国は、国家賠償法第1条第2項の求償権を取得した場合、遅滞なくこれを行使すべき義務を負うか。右質問する」とあります。この質問主意書への答弁書には「遅滞なく、求償権につき弁済の義務を負う公務員に対してこれを行使すべきものである」とあります。しかしながら、国において行使がされた事実は、寡聞にして知り得ておりません。

 西図書館焚書事件におけます求償に際しましては、これまでの自治体の例や、今回の事件の性質からも、当人が不服を申し立て、徹底的な裁判闘争を繰り広げるとばかり思われておりました。ところが、事実関係を認め、支払いをも既に済ませたことに驚いたものでもありました。本人が争うことなく支払いも済ませたこの事実は、法的にも極めて重大な事実であり、公務員本人に対して民事訴訟を起こすことが可能となる、新たな展開の突破口となるものであります。公務員個人が船橋市の賠償に応じることなどあり得ないと見ていた行政法そして民事訴訟法研究者が、今後の成り行きを熱く注視しているゆえんと言えましょう。

 そこで質問いたします。

 全国の自治体において、求償権を行使した事例の件数と、求償に関する規定及び審査会の設置状況について回答を求めます。

 また、求償権を行使した結果、不服申し立てや訴えの提起がなされずに支払いに応じた例を、知り得る範囲で回答をいただきたいと思います。

 以上で1問終わります。

[学校教育部長登壇]

学校教育部長(松本文化) 国語教育についてのご質問にお答えいたします。

 国語教育につきましては、各学校ともその重要性を認識し、国語授業の改善に努めるのはもちろんのこと、さまざまな活動を工夫して国語力の向上に取り組んでおります。教育委員会といたしましては、これらの学校の取り組みを積極的に支援し、市内の各学校がその成果を共有できるよう努めておりますが、第2回定例会でお答えしましたように、昨年度、国語力向上推進委員会を発足させております。国語課での指導はもとより、学校教育活動全体における国語指導にも目を向けた取り組みを見直し、開発して、小中学校での国語力向上に努めてまいりたいと考えております。

 一例としまして、朝の読書活動は既に多くの学校で取り組まれておりますが、さらに、授業開始前や帰りの会等の時間を活用しての話すことや聞くこと、また書くことの活動に取り組んでいく必要があると考えております。

 現在、そうした活動を開発するために、市内小中学校の教員に推進協力委員をお願いし、実践を始めていただいたところでございます。年度末には、それぞれの活動例について、その成果と課題を報告していただき、効果を吟味した上で、国語力向上の推進策とする見通しを持っております。船橋独自の国語活動が開発できるよう努力してまいります。

 次に、学校栄養職員が受講している研修内容についてのご質問にお答えいたします。

 教育委員会では、安全でおいしい給食の充実や学校栄養職員の資質の向上を図るために、栄養職員研修会、食に関する指導研修会、衛生管理に配慮した献立の工夫研修会等を毎年実施しております。また、多くの学校栄養職員が、日本栄養士会、保健学会、大学等が主催する食物アレルギー、生活習慣病の予防、食育、衛生管理、備品の管理等の研修会に自主的に参加し、自己研さんに努めております。

 以上でございます。

[総務部長登壇]

総務部長(瀬上清司) パブリックコメントの表記に関するご質問についてお答えいたします。

 パブリックコメントの定義といたしましては、平成11年3月23日に閣議決定されました規制の設定または改廃に係る意見提出手続におきまして、「規制の設定または改廃に当たり、意思決定過程において広く国民等に対し案等を公表し、それに対して提出された意見、情報を考慮して意思決定を行う提出手続」とされております。この閣議決定に基づき、日本語による表記につきましては、意見提出手続とされていたところでございます。

 その後、平成17年6月に行政手続法が改正され、その第39条におきまして、意見公募手続の規定が定められたところでございますが、国・県を初め他の自治体のホームページ等におきましては、現在でもパブリックコメントという片仮名による表記が使用されておりまして、本市のホームページにおきましても、片仮名で表記しているところでございます。

 これは、議員ご質問の中でも述べられておりましたが、市政ポストのように常時市民の意見を伺うための制度や、京成の高架下の利用に関して市民の要望や意見を求める手続のように、パブリックコメントには該当いたしませんが、よりよい行政施策を行うために必要となりますさまざまな意見募集の手続とパブリックコメントによる手続とを分けて表記する必要があることから、本市のホームページのトップページにおきましては、片仮名による表記を採用しているものでございます。

 しかしながら、ご指摘のとおり、パブリックコメントという言葉自体の市民への一般的な浸透度、認知度はまだまだ低いものと考えられますことから、今後、片仮名と漢字を併記をする形も含めまして、どのような方法が適切か検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

[財政部長登壇]

財政部長(上村義昭) 求償に関するご質問に関しましては、平成17年12月に大分市で調査した資料がございますので、その資料に基づきましてお答えいたします。

 まず、調査対象の市は、船橋市を含めて中核市37市、政令市1市、その他の市が2市の合計40市でございます。この40市中、過去に求償権を行使した事例につきましては、今回の船橋市を除いて1市でございます。また、求償に関する規定を定めている市は3市、審査会、委員会を設置している市は8市となっております。

 次に、不服申し立てや訴えがされずに支払いに応じた事例はとのことでございますが、さきの40市において私どもが知り得ているところでは、船橋市を除いてはございません。

 以上でございます。

[中村実議員登壇]

中村実議員 その某栄養大学でしたけれども、そちらでお勉強されていた船橋の栄養士さんは大変熱心に、子供たちのことを思って学んでおられたそうです。やはり船橋市全体、そしてまた教育委員会全体として、子供たちのことを一番に考えてくださる先生方を、もっともっとさらにお力を発揮していただける環境づくりといったものを、さらに展開していただきたいと思います。

 続きまして、いわゆるところの市民との協働に関しまして質問させていただきます。

 葛飾川上部利用計画に関しましては、これまでも提起をしてきたものであります。議員関係者の関与があるとの信じがたい情報があったこともありまして、動向を捕捉しているものであります。

 葛飾公民館で開かれた市が主催の会合で、葛飾川せせらぎの会の方々の理解に苦しむ振る舞いに関しては、これまでも指摘をしてまいりました。もちろんでありますが、場を提供した市の対応にも同じく怒りの声が上がっておりました。異なる意見の方々が居合わせる市の主催の会合において、議員の選挙はがき、そして選挙用リーフレットに名を連ねる方々が公に意見を発表し、会の入会チラシを配布した出来事でありました。(「もう何回も聞いたよ」と呼ぶ者あり)

 これら議員の関係者になぜこのような振る舞いが許されたのかには、多くの市民の方がけげんに思われ、怒りの声を上げておられます。そもそも、入場すると同時に、市の主催の会でありながら、葛飾歴史と民話の会なる会の展示物が大々的に所狭しと並べてられていて、驚かれた方も少なくありませんでした。葛飾川せせらぎの会の代表者は、葛飾歴史と民話の会の副会長を務めているとのことであります。また、当日会場内には、葛飾歴史と民話の会の会長以下役員も多数同席しておりました。この役員の中には、議員の関係者も含まれ、この構図をどう見るべきか、参加者の方々からも危惧する声が上がっておりました。

 以上がありのままの事実でありますが、このような構図をいわゆる市民との協働とでも考えているのか回答を求めます。

 続きまして、今年度の中学校演劇部夏の発表会における講師の選定に当たって、NPOまちアート・夢虫の理事長が関与していたとの情報がありますが、事実であるのか確認を求めます。

 また、今回の発表に関する支出の内訳と、その原資について回答を求めます。

 続きまして、女性センターで配布をされていた企画なのでありますが、先月29日に海神公民館で開催された、ぽんとぅ〜んぶりっじ主催の企画のチラシの右下には「協力海神公民館」とありますが、どのような協力を行ったのか回答を求めます。

 続きまして、議員が理事当時に、多額の公金を繰り返し受領していたNPOまちアート・夢虫の理事を、議員である妻が理事、そして監査をすべき監事を夫が務めていた事実があります。議員としての資質、そして夫妻の倫理感覚を指摘する市民の方も多くおられますが、市としてこの事実をどのように受けとめているのか回答を求めます。

 続きまして、アンデルセン公園子ども美術館に関してでありますが、とある議員のホームページを見てみましたところ、「日本おもちゃ会議メンバーの作品に触れよう!」との記述があり、参加を呼びかけていました。ご丁寧に、そのチラシのダウンロードもできて重宝したのであります。こちらがそのチラシであります。(チラシを示す)

 主催は、ふなばしアンデルセン公園子ども美術館、共催は日本おもちゃ会議、協力として、そだちあいネットワーク、エルコープ、生活クラブ生協千葉とありました。

 そだちあいネットワークとはどのような方々かを調べておりましたところ、生活クラブ・ボランティア活動情報センターなる団体のホームページにたどり着きました。そこには、子ども美術館主催の企画──これは子ども美術館主催の企画でありますよ。夏休み工作追い込み大作戦に関する記載がありました。

 そこには、主催はおもちゃ会議、共催はそだちあいネットワークとありました。この記述にどのような意味が込められ、どのような目的があったのかはわかりません。

 そこで私も、最終日の8月31日となってしまいましたが、アンデルセン公園内の子ども美術館に参りました。館内をくまなく歩きながら、とにかく目につきましたのは、こちらのチラシでありました。夏休み最後の日でもありましたので、恐らく少ない方ではあったのではないかと思うんですが、多くのご家族が参加しておられました。どなたもチラシを手にじっくり目を通しておられましたが、生活クラブ生協が協力してるんだねとお話しされている方もおられました。このチラシと企画をごらんになって、生活クラブ生協の組合員がさぞかしふえたのではないだろうかと想像いたしておりました。

 そこで質問いたします。

 今回子ども美術館で開催された夏休み工作追い込み作戦は、対象が子供でもあり、趣旨に賛同する方々の手弁当の協力があったのではないかと私には思料されてなりません。金銭の対価を伴わない無償の働きで、子供たちのために尽力くださる方々には敬意を表するものであります。

 そこで質問をいたします。

 今回の企画に当たって、共催及び協力として名を連ねている団体の方々に、公金が支出をされるなどまずないと思っておりました。共催そして協力とあることからも、無償でご尽力をされているとばかり思っておりました。

 ところが、共催としてチラシにも名前を連ね、会場内での団体の宣伝を大々的に行っていた日本おもちゃ会議に公金が支出されていたのではと聞き、愕然とし、がっかりとしたものでもありました。さらに、日本おもちゃ会議から生活クラブ生協千葉やエルコープにお金が還流していたようだと聞き及ぶに至っては、事実だとしたら、結局そういうことだったのかと落胆して家路についたものでありました。

 そこで、確認をいたします。

 この企画は、先月の23日から31日の9日間に行われましたが、日本おもちゃ会議に支出された公金は幾らだったのか、回答を求めます。

 また、日本おもちゃ会議から協力団体に金銭の支出が本当にされていたのか否か、確認を求めます。

 続きまして、男女共同参画に関しましてお尋ねをいたします。時間がありませんので、途中、割愛をした上で、急いで行きます。

 まず、女性センターに行きますと、チラシがいっぱい置いてあります。そちらのチラシ、もちろん女性センターの了解をもらえないと置かせてもらえないんですが、女性センターに設置をされていたチラシがあるんですが、そこに無名の性依存症者の集まりというチラシがありました。そのタイトル、またはその文面を見て、何ですかということで、私、お電話をいただきました。そのタイトルの下に、何だか10行だか11行だかにわたって、いろんな思いを込めた内容がいっぱい書いてあるそうです。それはどのような内容であったのか、具体的に文面を読み上げてお聞かせいただければと思います。

 そのようなご指摘、危惧をされるようなチラシといったものを、公の船橋市の施設、女性センターに置いてあることの是非をどのようにお考えでいらっしゃるのかお聞かせいただきたいと思います。

 時間がありませんので急ぎます。

 それで、平成10年度、女性センター専門員が新宿パークハイアットホテルに出張した旅費について、通常経路よりも多く支払っている、これですね。前回、特別な理由があったと思料されるとご答弁がありましたが、当時の担当者の記憶にはなく、確認はとれなかったとのご答弁でありましたが、それでは一体そのときだれに会ったのか。だれに会ったかぐらいはちゃんと覚えているでしょうから、そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。

 さらに、この際、新宿パークハイアットホテルに出張いたしました専門員の通算しての委嘱期間はいつからいつまでだったのかお聞かせをいただきたいと思います。

 続きまして、女性センターの相談の業務委託を受けている有限会社東京フェミニストセラピーセンターの代表者が、その請負業務内容と密接に関係した団体の代表になっておられます。その団体のチラシを女性センターに並べているということ、これは果たして適切であるのか否か、回答をいただきたいと思います。

 さらに、同有限会社東京フェミニストセラピーセンターへの平成17年度1年間の支払い実績額は幾らになるのかお聞かせいただきたいと思います。

 さらに、これも古い話で恐縮なんですが、平成8年度に行われたヒューマンフォーラムの講師に、この有限会社東京フェミニストセラピーセンターの代表に公金の支出が行われていたのか否か、お聞かせいただきたいと思います。もしあったのであれば、それは幾らなのかお聞かせください。

 それで、昨年の女性センターフェスティバルで、ちばコープが配布していたチラシ、入ってすぐ右のところに、もう絶妙なところに店を構えて、通られる方皆さんがとても注目しておられましたが、その際に配布していたチラシに、こちらなんですけれども、(チラシを示す)こういう非常に持ちやすい、皆さんが携えてお持ち帰りになられましたけれども、情報協力として船橋市役所防災課と名前が載っております。どのような情報を提供されたのかお聞かせいただきたいと思います。

 また、このような形で情報協力、船橋市役所防災課と、このように記載するというようなことは事前にお話があったのか否か、回答ください。

 それと、続いてまた女性センターに話戻りますが、女性センターの専門員お2人が、男女共同参画週間記念事業で使用するポスター借用のため、さっきもポスターを持っておられる方がおられましたけれども、要はこの男女共同参画週間記念事業で使用するポスター、このポスターを借りるために、横浜市の女性協会に、お2人、がん首そろえて出張しておられます。ポスターを使用するために、2人も旅費を使って、さらに日当だって発生しているわけであります。ポスター、取り寄せるのであれば、郵便で送ってもらえる話です。どうしても途中でなくなっちゃったり、よっぽどそのこん包を厳重にしなければいけない、書留で送る場合、またはこん包代、費用がかかるかもしれません。

 しかしながら、お2人もの方の旅費と日当を支払って、ポスターを借りに行くためにわざわざ横浜まで出かけるというこの神経が、私には信じられないんです。まさにこういうのを税金のむだ遣いというわけなんです。こういったことを市民の方が許すとでも思っているのか、見解を求めます。

 さらに、最後です。その新宿パークハイアットホテルへの専門員が出張したことに関しましてなんですが、当時の旅行命令簿は、既に廃棄をされ、特別な理由を証明する手段はないと伺いました。

 しかしながら、社会通念上妥当と思われると、そのようなご答弁が以前ありました。明確な根拠もなく、特別な理由があったと証明し得ないのであれば、それはまさに旅費の支出が不適切であったと認めざるを得ないと思いますが、見解を伺いたいと思います。

 以上です。(発言する者あり)

[下水道部長登壇]

下水道部長(宮永稔) いわゆる市民との協働についてのうち、所管事項にお答えいたします。

 葛飾川上部利用計画につきましては、先番議員さんにもご答弁申し上げましたが、特定の意見にとらわれることなく、多くの地域住民の皆さんとの懇談会などにおける意見交換や庁内策定委員会での検討等を通じて推進してまいりたいと考えております。

 なお、本市におけます協働という言葉の定義やそのあり方等に関しましては、所管部署に設置される委員会等の中で、今後議論されていくものと考えております。

 以上でございます。

[学校教育部長登壇]

学校教育部長(松本文化) 中学校演劇発表会に関してのご質問にお答えいたします。

 演劇部夏の発表会における20周年記念行事の講師につきましては、演劇部顧問による発表会の打ち合わせ会で選定され、講師の知人であるNPOまちアート・夢虫の理事長を通して依頼したとの報告を受けております。

 次に、今回の発表会の支出の内訳ですが、2日間の夏の発表会にかかわる経費は、全体講師の講師料として3万円、記念行事の講師料として3万円、その他ビデオテープ、フィルム、写真、運送費、記念誌の紙代などを含め、支出合計は10万6592円となっております。

 なお、原資につきましては、各校から年間活動費として5,000円、発表会ごとの大会参加費として3,000円を徴収し、それが演劇連名の運営に充てられております。

 以上でございます。

[市民生活部長登壇]

市民生活部長(小川丈夫) いわゆる市民との協働のご質問のうち、所管事項についてご答弁申し上げます。

 NPOの認証は、その事務所が所在する都道府県知事が行っており、市はこのことについて判断したり指導する立場ではございませんので、ご理解願いたいと思います。

[都市整備部長登壇]

都市整備部長(関口房義) アンデルセン公園子ども美術館、夏休み工作追い込み作戦のご質問についてご答弁いたします。

 財団法人船橋市公園協会は、日本おもちゃ会議と、夏休み工作追い込み作戦について88万円で委託契約を締結しております。

 次に、協力団体にお金が支払われたのかとのご質問でございますが、日本おもちゃ会議から協力団体に実費相当分が支払われたと公園協会から聞いております。

 以上でございます。

[企画部長登壇]

企画部長(三橋勝吾) 男女共同参画についてお答え申し上げます。

 まず、チラシの文面を読み上げてほしいとのことでございますが、このチラシは性依存症の方々の回復プログラムを行っている自助グループのもので、その内容は性的にかなり踏み込んだ部分もございますことから、この場での読み上げは控えさせていただきたいと存じます。

 次に、チラシを置いた是非についてお答え申し上げます。

 現在、ストレス社会と言われている中で、いろいろな問題を抱えている人々がおります。そのストレスのはけ口をアルコールやギャンブル等に求め、依存症に陥ってしまう人も少なくありません。そのような方々への情報提供ということで置く判断をいたしましたが、チラシの発行責任者が不明確なこと、一部の表現に行き過ぎた点が認められたことなどから、現在は撤去しております。

 なお、今後チラシを置く場合等にあっては、基準等を作成し、それに基づき判断してまいりたいと思っております。

 次に、平成10年度に新宿パークハイアットホテルに行き、だれに会ったかとのご質問でございますが、当時の課長補佐に確認したところ、平成10年11月14日に開催しましたヒューマンフォーラム98における講師とお会いし、打ち合わせをしたとのことでございます。

 次に、出張した専門員の通算しての委嘱期間についてのご質問でございますが、平成8年4月1日から平成11年3月31日まででございます。

 次に、東京フェミニストセラピーセンターの代表者が請負業務内容と密接に関係した団体の代表者となっている団体のチラシを置いているのはおかしいのではとのご質問でございますが、この団体はDV被害者を支援する活動を行っている団体であることから、女性の人権や権利を守る活動をしているものと認め、置いているものでございます。

 しかしながら、議員がご指摘のような疑念を抱かれることもあろうかと思われますので、今後チラシを置く場合などでの基準等の作成に当たって検討してまいりたいと考えております。

 次に、女性センターの生き方相談の業務委託をしている東京フェミニストセラピーセンターへの平成17年度1年間の支払い実績額についてのご質問でございますが、231万円でございます。

 次に、平成8年度のヒューマンフォーラムにおいての講師である東京フェミニストセラピーセンターの代表に公金の支出はあったのかとのご質問にお答え申し上げます。

 公金の支出に係る書類は保存年限が過ぎており、既に廃棄処分されておりますので確認することはできませんが、今まで実施したフォーラムの記録の中に当該代表が記載されているところでございます。

 次に、あったのであればその金額は幾らかとのご質問でございますが、今お答え申し上げましたとおり、公金の支出にかかる書類が既に廃棄処分されておりますので、金額につきましては確認することができません。ご了承願いたいと存じます。

 次に、昨年の女性センターフェスティバルで、ちばコープが配布したチラシに情報協力として、船橋市役所防災課と船橋市保健所の名前が載っているが、どのような情報を提供したのかとのご質問でございますが、記載された防災課及び保健所に確認をしたところ、ともに担当する業務について、市民が積極的に行おうということであれば、どなたに対しても協力しているとのことでございました。

 次に、男女共同参画週間記念事業で使用するポスターを借用するために、2人の専門員が平成13年4月に横浜市まで出張したことにつきましては、旅行命令簿により確認することができました。ポスターの借用について、わざわざ2人で行く必要がなかったとすれば、今後はこのようなことがないよう厳正に対応していきたいと考えております。

 最後に、専門員の旅費の支出に関し、何をもって社会通念上妥当と判断したのか、不適切と思うがとのご質問でございますが、旅費は最も経済的な通常の経路及び方法により旅行した場合の旅費により計算することが原則でありますが、しかし、旅費条例には低廉な経路を知らない職員が自分で判断して実際に旅行してしまった場合で、かつ著しい差がなかった場合においては、社会通念上妥当な範囲であるとして判断し、この件につきましては詳細がわからないわけでございますが、実費弁償したものと考えているところでございます。

 以上でございます。

[市長公室長登壇]

市長公室長(川崎秀夫) 男女共同参画についてのご質問のうち、所管事項についてご答弁します。一部、企画部長とダブりますが、ご容赦をお願いしたいと思います。

 まず、チラシの作成にかかわり協力依頼があったのかにつきましては、ちばコープが作成しました我が家の防災対策ペット編についてのチラシについては、確かに原文を持参し、関係する部分の校正の依頼がありました。防災課では、これまでにも教育機関、自主防災組織や民間団体などからの防災対策や防災啓発に関する資料を作成する際、校正を依頼することがあります。民間団体等が率先して防災意識の普及に努めることは、市としても災害に強いまちづくりに必要なことでありますので、今回も依頼に応じたところでございます。

 なお、情報協力者としての事前の記載の打診については、なかったと聞いております。

[生涯学習部長登壇]

生涯学習部長(南部擁司) ぽんとぅ〜んぶりっじのチラシに海神公民館協力と記載されているご質問にご答弁を申し上げます。

 公民館がこの団体との協力関係はございません。ただ公民館の情報コーナーにチラシを置いてほしいと依頼を受けた協力でございます。

 市民活動の行事におきます教育委員会に対する後援、共催に関する申請において、共催、後援及び協賛の承認に関する要網によって対応しているところでございまして、共催、後援、協賛はございますが、協力はございません。

 したがいまして、ご指摘の件につきましては、こんなことがないように、きちんとした対応をとるように公民館に指導したところでございます。今後、公民館長会議等においても周知徹底させたいと思います。

 以上でございます。

[中村実議員登壇]

中村実議員 世の中いろんな協力があるんだなということを、この議場におきまして学ぶものでございます。

 それで、パークハイアットの出張の件なんですが、そういたしますと、(予定時間終了2分前の合図)以前その専門員に確認をしたところ、記憶が心もとない、詳しくよく覚えていないような、そういったような確認がされたというふうに、私、聞き及んでいるんですが、本人にその旨の内容は確認されたのか否か。ちょっと私、自分自身の記憶を確かめる意味でもご答弁いただきたいと思います。

[企画部長登壇]

企画部長(三橋勝吾) 専門員の確認をしたかというようなことについてでございますが、前回ですか、私が答弁しておるところでございまして、この確認した件につきましては、新宿に出張した特別な理由と経路、こういうようなものについて、当時の専門員さんと出張した職員に事情を聞いた、こういうことでございます。

 以上でございます。

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議会運営委員長(草野高徳) 暫時休憩願います。

議長(安藤信宏) ここで、会議を休憩します。

15時11分休憩

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