東中山の移り変わりを、この目で見て来た中村の責務としても、全力を尽くします！

前回に引き続き、議員の行状と資質の問題を、市政をよくするために質しております。　動画はこちらです。

●議長（村田一郎）　日程に入ります。

　日程第1、一般質問を行います。

　13日の会議に引き続き、順次質問を許します。

　中村実議員。（拍手）

［中村実議員登壇］

●中村実議員　項目5と項目7に関しましては、次回以降の質問といたします。

　まず、京成西船のバス通り、都市計画道路3･5･31号線整備に関しましてお尋ねいたします。

　安心して通行できるまちづくりの実現のため、歩道の拡幅及び踏切の拡幅整備を求めてまいりました。昨年の質問以降、進捗を文字どおり歩きながら確認して今日に至っておりますが、今回改めて安心して歩けるまちづくりを求め、現時点での進捗状況の回答をお願いいたします。

　東中山駅へのエレベーター設置を求めての質問をいたします。

　東中山駅をご利用の方を多く目の当たりにいたします。ご年配の方から赤ちゃん連れのお母さんと、町を構成する幅広い世代が旅客層そのものであります。　旅客数に照らしましても、エレベーターを設置すべき段階に至っていると考えますが、所見の回答を求めます。

　性教育に関して質問いたします。

　前々から私は言っているんですが、狂った性教育が大好きな家庭はあります。そういう方々には、かねがね言ってまいりました。「家庭の中で勝手に好きなだけやってくれ」とです。価値観の問題ですから、とやかくは言えませんが、ほかの子供に迷惑が及ぶことだけは絶対に看過なりません。狂った家庭ではぐくまれた子供は不幸ですが、親を恨むしかありません。実に気の毒であります。

　市内の子供たち、それも小学校の3・4年生が今現在手にしている保健の教科書を目にしてどう思われるのか、ただただ言葉になりません。ほかに採択し得る教科書の採択を考えるべきと思います。この切実な思いを受けとめていただけるのか否か、回答を求めます。

［道路部長登壇］

●道路部長（山本哲夫）　西部地域のまちづくりのうち、所管事項についてご答弁申し上げます。

　都市計画道路3･5･31号線の進捗状況についてでございますが、国道14号からJA西船の前を通って北へ向かう道路は歩道が整備されておらず、歩行者等が危険な状況にあることから、安心して歩ける歩道を整備して歩行者等の安全を確保するために、特に危険な状態にある国道14号線交差点から京成踏切を越えた付近までの260メーターの区間において、平成22年度末を完成目標に整備を進めているところでございます。

　現在の進捗状況につきましては、用地買収率は57％でございます。なお、平成20年度末では約7割に達する予定でございます。

　また、用地買収が完了した箇所については、バスベイ設置や歩道整備を行っております。なお、その他の連続的に用地の確保ができていない箇所につきましても、暫定的ではありますが、一部歩道の拡幅等を行い、歩行者に開放し、安全確保に努めているところでございます。

　また、踏切の拡幅につきましては、早期に整備すべきものと認識しており、その工事に必要な用地確保のため、全力で取り組んでいるところでございますが、用地確保ができましたら直ちに拡幅工事に着手できるよう、京成電鉄株式会社と協議を進めているところでございます。

　以上でございます。

［企画部長登壇］

●企画部長（鈴木俊一）　京成線東中山駅のバリアフリー化に関するご質問にお答えいたします。

　交通バリアフリー法及びバリアフリー新法の基本方針に基づき、鉄道事業者には1日当たりの乗降客が5,000人以上の鉄道駅については、平成22年までにバリアフリー化基準に適合される努力義務が課せられております。

　東中山駅は、19年度における1日当たりの乗降客数が7,792名となっており、バリアフリー化基準に適合される努力目標が課せられております。したがいまして、鉄道事業者は乗降客数や施設の状況等を勘案しながら、所管する駅施設を整備する計画を立てておりますが、先番議員にもご答弁いたしましたように、改修には多額の費用を要することから、整備の推進に当たっては国や市からの補助金の交付が不可欠な状況にございます。

　一方、補助金を交付する側の国や市といたしましても、財政状況等を考慮しながら、鉄道事業者の整備計画との調整を図り、順次補助金を交付していかざるを得ない状況にございます。

　船橋市にはバリアフリー施設が未整備の駅が多数残されておりますので、東中山のバリアフリー化につきましては、引き続き鉄道事業者の整備計画や市の財政状況等との調整を図りつつ取り組んでまいりたいと考えております。

［学校教育部長登壇］

●学校教育部長（松本文化）　性教育についてのご質問にお答えいたします。

　採択の対象となる保健の教科書につきましては、文部科学大臣の検定を経たもの、または文部科学省が著作の名義を有するものの中から採択することとなっております。

　議員のお考えにつきましては、ご意見の1つとして伺っておきたいと存じます。

　以上でございます。

［中村実議員登壇］

●中村実議員　続きまして、都市緑化フェアに関連する商品のデザイン作成委託料に関して質問いたします。

　今回の議会では、実に興味深い発見がありました。市民の方の税金のあってはならない使い方を私が指摘したことに対して、さにあらずの指摘をしたのは、特別な関係を私が指摘した議員ではなくて、別の議員であったことであります。

　2人の議員に共通することは、議員の公務を果たさないことであります。それぞれが予算委員会、議会運営委員会をサボって平然としているのですから、あきれてものが言えません。議会として、しかるべき対応はあって当然です。

　恥ずかしい議員たちのことですから、当人たちの利害得失がどうなろうとも知ったことではありません。当人たちの間で何があったのかはわかりません。ただ単に、議会運営委員会をサボった議員の特定の嗅覚が、予算委員会をサボった議員のその上を行っていることにすぎないだけなんだろうなと思わされたものでありました。

　さて、秋山孝氏がこれまでの間に船橋市から受領してきた公金に関しては、これまで指摘してきたとおりであります。あくまでも返還を求めてまいりましたが、一向に返還される様子がありません。

　そこで、秋山氏と特別な関係にある市議会議員に返還を促していただきたいと要請をいたしました。その後返還がされたか否か回答を求めます。

　緑の基金に関して質問いたします。

　緑の基金の名前で、緑の基金が費用の全額を負担して発行しているこちらのマップ（マップを示す）、こちらです。皆様方もさまざまな場所でごらんになったことがあると思うんですが、「ふなばし巨木・名木マップ」の編集委員会が委託を受けて編集されたものであります。編集委員の方の名前がわざわざ明記されています。川井、平栗、三沢等々の名前が明記されています。公の名で公金を用いて発行されるこの手のものにはあり得ない違和感を覚えるものであります。

　話は変わりますが、当落が決まったその瞬間から次の選挙は始まるとも言いますが、実に戦略的な方もいます。職員時代に培った手法と議員の立場を悪用して、宅地の倍増を図ったとのことで知られる議員がおります。あまたの悪事に手を染めているようでありまして、さらなる悪事も露見しつつあると聞きます。こういう最低な議員は、議会としてしかるべき淘汰を行うことが求められると、これまでも申してまいりました。

　話をマップに戻します。

　マップに名前を明記するとは、何らかの目的、魂胆があるのでしょうけれど、理解に苦しみます。公の名と公金、そして緑の基金をいいように利用している者がいるように思えてなりません。

こちらのマップは、17期生が当選してきた後に編集に着手されています。昨年の市議選後の5月には、簡単な字句の改訂等がされた第2版が発行されています。次回の市議選その後には、編集委員の名前がいやが応でも刷り込まれざるを得ない第3版が発行されるのかもしれません。

　このマップをどのように入手されたのかを、お持ちの方に聞いてみました。緑の基金や市役所関係から入手という方はほとんどなく、どなたもが編集委員の方から手渡されたとのことでした。

　昨年の選挙の際には、投票を依頼する際に、「ね、このとおり載っているでしょう」と宣伝しながら配り歩いたり、ポスティングもされていたりとのことでありました。

　発行の部数は、これまでに実に3万部、関係者が必死に宣伝して配り歩くさまには、尋常ならざる決意のほどがうかがえます。

　ちなみに、こちらの「改訂版」とここに書いてあるんですけれど、こちらの改訂版は先日7日に、中央公民館で開催されました環境フェア会場にて、北総の森・巨樹古木研究会の役員の方からいただきました。

環境フェアとは、主催がふなばし環境フェア実行委員会とあり、事務局が環境保全課となっております。当日、会場では、北総の森・巨樹古木研究会の代表である議員が、あいさつ回りと名刺配りに余念がありませんでした。私も会場の展示を拝見し、説明を伺いましたが、どなたも口をそろえて、今申しました議員を見習いなさいとおっしゃいます。（笑声）環境問題では市議会で右に出る者はいないとの認識が、磐石なまでに浸透していることを実感しました。「公共の場で選挙活動をするような方に学ぶことなど何もありません」と申したところ、そんなこといいから学べとしかられました。

　北総の森・巨樹古木研究会は、通称巨樹研と言われるとのことですので、これからは略称で申します。

　巨樹研の展示の隣には、あの葛飾川せせらぎの会の代表者が懸命にアピールをしていました。国交省のモデル地域云々を相も変わらず前面に掲げていました。

　葛飾川やこちらの会に興味を抱いた方の多くが、インターネットで検索して、私の議事録にたどり着かれて事の次第をご理解になります。こういう情報発信もとても大切なことだと痛感いたしております。

　私もこちらの会の代表者と久方ぶりに話をしまして、地域の方には理解され得ないということをこれまで以上に申して、次の用事へと向かおうと廊下に出たところ、巨樹研の説明をしていた方が血相を変えて追いかけてきました。「葛飾川せせらぎの会に意見しているそうじゃないか。そんなこと許されると思っているのか」と、面罵されました。こんなにもかくも上から目線の物言いをするような方には、私も久しくお目にかかったこともありませんでしたので、思わずたじろいでしまいました。（笑声）まあ、そういうことなんだなと、相関関係を教えられた出来事でありました。

　緑の基金が果たしてしまった括弧書きの「役割」を求めてやまない方もいるのでしょうが、船橋市全体での資源配分という意味では、優先順位を精査していかなければならないと思います。特定の市民の方のためではなく、多くの市民の方の資源配分でなければならないからであります。

　そこで、緑の基金のそのものの今後に関して質問いたします。

　我が国の将来を見据えた公益法人改革が進むことを期待してやみませんが、船橋においてもその効果が期待どおりにあらわれるためにも、改革をとめてはなりません。

　かねがね申し上げてまいりましたが、外郭団体の統廃合、解散を含めた整理を進めていくことが時代の要請と考えます。存在意義の検証や資源配分の優先順位を検証することで、結果も明確に見えてくると思います。

　緑の基金を初めとする法人は、半年後には横滑りに特例民法法人に移行するものの、あと残りの5年の期間を経た後には移行の認可を受けられず、解散の憂き目に遭うこと、召し上げは必要であると私は思います。それまでの間に時間と資源を費やすよりは、直ちに解散すべきと考えます。所見の回答を求めます。

［都市整備部長登壇］

●都市整備部長（横山眞明）　所管事項についてお答えいたします。

　初めに、都市緑化フェア関連の公金支出の問題でございますが、ご指摘のような内容の返還はございませんでした。

　続きまして、緑の基金についてお答えいたします。

　財団法人船橋市緑の基金の将来につきましては、先番議員へもお答えしておりますが、本年12月に公益法人改革関連法が施行されますことから、施行後5年以内に法人のあり方について決定する必要がございます。

　しかしながら、緑の基金がその目的に沿った組織として存続可能かどうかの判断基準となります公益認定基準等がまだ不明確な点が多く、現時点では今後の方針を決めるのは難しい状況でございます。

　ご指摘の中では、直ちに緑の基金を解散すべきとの話でございましたが、仮に公益法人として存続することが難しい場合は、一般財団法人として単独で存在するメリットが少ないと思われますので、その場合は他の財団との合併か、あるいは解散のいずれかの判断を迫られるものと考えております。

　以上でございます。

［中村実議員登壇］

●中村実議員　図書館に関しまして質問いたします。

　土橋悦子の著書「ててちゃん」は、福音館書店の幼児絵本シリーズとして過日発行されました。この「ててちゃん」を図書館がいち早く購入していますが、いつの選書会議で購入を決定したのか。また、購入に際して、著者である土橋悦子からの働きかけはあったのか、回答を求めます。

　中央図書館の展示に関して質問いたします。

　またまた登場いたしますが、北総の森・巨樹古木研究会、略して巨樹研作成のこちらのマップ（マップを示す）ほかの展示が、中央図書館にて行われました。

　これですね、さっき私ちょっと下でぶらぶらしてたら、1階の美術コーナーというんでしょうかね、秘書課が管理をしているその場所だと思うんですけれど、こちらで環境団体の展示なんでしょうかね、そういうものをやっていました。葛飾川せせらぎの会の展示があったりして、なかなか頑張っていらっしゃるなとお見受けしていたんですが、ちょうどその庁舎の奥、エレベーター側のほうに、一番特等席のパネルの位置だと思うんですけれど、そこに北総の森・巨樹古木研究会の展示が、もうところ狭しと、物すごい宣伝効果をその通り行く方に示しながら展示がされておりました。もちろん、このマップもご自由におとりくださいということで配布をしてありました。やはり皆さんとてもお関心が深いようで、皆さん先を急ぐように手にとっておられました。

　あと、びっくりしたのがですね、入会申込書というのがあるんです。この入会申込書というのは、都市緑化フェアのときも岡本太郎さんの像を見てずっと入っていった左のところへ行くと、同じような入会申込書が配られていたという話も私聞いているんですけれど、ここにこういうふうにあるんですね。「私は、北総の森・巨樹古木研究会に入会を申し込みます」、「年会費は1,200円」、夫婦割引があるそうです。やはり、こういう問題にご関心の深いご年配のご夫妻が随分お入りになるんじゃないかなと思います。

　ここの見ていくと、巨木の番人にというんですかね、私、巨木の番人ってよくわかんないんですけど、「巨木の番人　北総の森・巨樹古木研究会　代表幹事川井洋基」──ヨウキ、ヒロモトと読むのかちょっとわからないんですけど、こういうふうに書いてあるチラシが大々的に来庁者の方々に配られているわけです。

　あちらの美術コーナーというのは、秘書課の方々が厳重なまでに管理をされておられるわけですから、私などがとやかく言うのもどうなのかなという気はするんですけれど、ちょっとびっくりしたもんですから、あえて申し上げた程度であります。

　中央図書館の展示に話を戻しますが、この巨樹研作成のマップほかの展示が中央図書館で行われました。驚くことに、当時の中央図書館の館長は巨樹研の幹事、すなわち役員でありました。自身が役員を務める団体が作成にかかわり、自分自身や議員を初めとする役員の名前を列記した印刷物を多くの市民の方の目に触れさせるとは、公私混同以外の何ものでもないと私は思います。

　それとですね、ちょうど先週の13日金曜日の質問の中で、とある議員が、法田中学の生徒さんがですね、修学旅行で長野市の鬼無里を訪れた話が述べられていました。生徒によるブナの植樹もあったようで、それは貴重な体験ができてよかったねと聞いておりました。ところが、どうも気がかりな経緯があったことを耳にしまして、手放しには喜んでいられない話であることがわかりました。

　法田中の生徒が修学旅行で訪れた昨年の6月に1カ月先んじる昨年の5月に、何と巨樹研がブナの植樹ツアーを鬼無里で行い、法田中の卒業式にも駆けつけてくださっていた地域の方々との交流を図っていたとのことです。法田中の生徒が鬼無里を訪れるに当たり、生徒も学校も鬼無里の方々も、善意で巨樹研の役員、特に議員を務める代表者を頼りにしたことでありましょう。この議員が法田中に出入りしていたことはよく知られてもいます。

　話を中央図書館のマップほかの展示に戻します。

本日はまず、議員の関与に関して質問をいたします。

展示に際して、代表である議員の働きかけがあったのか、回答を求めます。

　なお、議員が代表を務める巨樹研の役員が公民館事業を請け負い、公金を受領していたとの話も耳にいたしております。文教委員会の閉会中審査や特別委員会が調べることかもしれませんが、私はやはり極力他者に依存することなく、職責を全うすることを常としておりますので、十二分に調査を行った上で、次回以降指摘を行ってまいります。

　以上で質問を終わります。

［生涯学習部長登壇］

●生涯学習部長（中台雅幸）　図書館のご質問にお答えをいたします。

　ご質問の本についてですが、5月15日開催の選書会議に諮り決定したものでございます。また、選書に当たって著者からの働きはございませんでした。

　次に、巨樹に関する表示についてのご質問でございますが、代表者からの展示に関する働きかけにつきましては、当時の職員にも確認いたしましたが、そのような事実はございませんでした。

　以上でございます。

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