西海神小54年度卒業生として、西海小の児童の安全ため、西海に想いを寄せておられる方を代理して、20年9月9日に行った質疑の議事録です。録画はこちらです。 

[中村実議員登壇]

中村実議員 市政会を代表して、校舎と体育館の耐震補強に絞り込みまして、質疑を行います。

 私ども市政会は責任ある政策集団として、多くの市民の方々、特にサイレント・マジョリティーの方々の意向を市政で代弁し、政策課題を解決することによりまして負託におこたえ申し上げてまいりました。校舎と体育館の耐震補強に関しましても、市内全域、各地域における現状をつぶさに把握し解決するために、全力を尽くして今日に至っております。小中学校81校の耐震診断の結果を分析し、いかなる対処が求められるかを会派内で議論し、政策課題として取り組み、働きかけを行ってまいりました。

 こちらごらんいただけますでしょうか。(写真を示す)こちらは葛飾小学校です。今回の補正では3棟の校舎の耐震設計の費用が盛り込まれております。

 続きまして、こちらの葛飾中学校(写真を示す)、これまでに改修された教室もありますが、体育館の耐震診断の費用は今回盛り込まれました。

 そして、こちらが行田西小学校(写真を示す)、こちらが行田西小学校ですね。こちらも今回葛飾中と同様であります。

 さらに、こちらが行田の東小学校です。(写真を示す)こちらが行田東小学校です。こちらも今回、行田西小学校と同様であります。

 さらに、こちらが行田中学校ですが、(写真を示す)こちらが行田中学校ですね。行田中学校に関しましては、比較的新しい学校ではありますが、構造耐震指標としては、決して安心できるものではないとの認識であるべきと考えております。

 続きまして、西海神小学校であります。(写真を示す)こちらが西海神小学校です。西海神小学校に関しましては、我が会派の浅野正明、田久保好晴、木村哲也を初めとするそれぞれの議員がこれまでに取り組んできたと同時に、卒業生であるところの日色健人と私は同じく全力で事に当たり、今日に至っております。

 今回の補正予算の設計委託予算には、西海神小学校は含まれておりません。この理由をまずお聞かせ願います。

 以上で1問終わります。

[管理部長登壇]

管理部長(松本清) 中村議員のご質問にお答えいたします。

 西海神小学校の校舎が構造耐震指標値が低いことで、緊急性が高いにもかかわらず補正予算の中に入っていないということで、その理由はということでございますけれども、校舎や体育館の耐震化をするに当たりましては、文科省の指導にもありますけれども、できる限り既存施設を活用する、延命措置を図るということで、事務を進めております。西海神小学校につきましては、小中学校の中で唯一鉄骨づくりの校舎であることや、議員ご指摘のように耐震数値が低いことを考え、現在、関係部署とその工法等を含め検討しているところでございます。

 いずれにいたしましても、学校関係者、保護者や地域の方々に、できる限り早い時期に説明できるよう努めているところでございます。

 以上です。

[中村実議員登壇]

中村実議員 ご答弁ありがとうございました。

 西海神小学校の耐震診断の結果がいかに重大な数値であるかということは、十二分に認識いたしております。目をつむっても校舎の内外を歩き回れる私といたしましては、くまなく実地検証も繰り返してまいりました。限られた予算の配分は慎重に慎重を要することであり、行政当局の苦心は知るものであります。しかしながら、この数値にあらわれている実態は非常事態ともいえる実態であります。保護者の方々、PTAの方々のご心配のご指摘と要請を受けるごとに、心配は増すばかりであります。通常の耐震補強では対応し切れない不安の意見が多く聞かれ、そして多くの方々は建て替えの必要性を指摘されておられます。もちろんですが、(写真を示す)私自身もこちらの校舎ですが、こちらの現在の校舎、あくまでも建て替えでの対応を強く求めるものであります。ぜひとも建て替えの方向で検討を進めていただきたい。それも一刻も早く進めていただくことを衷心より要請するものであります。今後の対応のお考えを改めてお聞かせ願いたいと思います。

 以上で、2問終わります。

[市長登壇]

市長(藤代孝七) 中村議員のご質問でございます。

 先ほど、担当部長のほうからいろいろとご答弁をいたしたことでございますけれども、確かにこの西海神小学校、昭和28年に建設されているということでございますけれども、もう50年を経過いたしておりまして、ちょうど私、50周年記念には当校へ式典に出席させていただいた、そういった経緯もございます。ところがよく聞きますと、あの場所は非常に湿地帯であったというようなこと、同時に学校のつくりが唯一鉄骨づくりだということ、そういったことの中で、このたびの9月の補正予算の検討の中で、ここは耐震補強で相当なお金がかかるというような結論に達しまして、それでは建て替えたらどうかと、建て替えるには今の場所をどのようにしていくかということ、そういったことを実は検討いたしたところでもございます。そういったこともございますので、総合的な判断をいたしますと、私は建て替えするのがよいのではないのか、このように思っておりますので、その建て替えするに当たりましても、やはりこれから先、保護者の皆様方も大変ご心配なさっているというようなことでございますので、できる限り12月議会に間に合わせるような補正予算を組めるような、そういったことで対応してまいりたい、そのように思っております。

[中村実議員登壇]

中村実議員 現実を直視した市長の英断に敬意を表し、深く感謝を申し上げるものであります。可能な限り早急にとのことですが、12月補正も視野に入れておられることは心強い限りであります。保護者の方々を初めとする地域の方々の切迫した切実な要請に対し、責任ある対応を示していただくこと、これはまさにこちらのこの校舎、(写真を示す)この校舎の子供たちが今通っているわけであります。この子供たちにとっての安全をいかに守ることができるかが私どもに課せられました責務でもあります。

 ぜひ、今回この私ども心よりの要望をいたしたわけでありますが、やはり今回の市長の英断、私どもも衷心より感謝を申し上げまして、市政会としての代表質問、これにて終わらせていただきます。ありがとうございました。


最初の頁へ