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16時18分開議

議長(興松勲) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第7の一般質問を継続します。

 中村実議員。(拍手)

[中村実議員登壇]

中村実議員 平成21年5月27日付で、文部科学省大臣官房官房長通知が出されました。天皇陛下ご在位20年慶祝行事についてを趣旨とする通知であります。この通知が出される8日前の5月19日の閣僚懇談会において、官房長官から各大臣に対して、国民の祝意の機運を高めるための周知等についての協力要請によるものであります。その後、内閣主催の記念式典で上映予定のDVD「天皇陛下御即位から二十年」が作成されました。内閣官房及び内閣府より文部科学省に対し学校への配布の協力があり、本市の教育委員会にも送付されました。作成に至る思いが成就することを祈念するものであります。送付を受けて、教育委員会としてどのように対応したのか、回答を求めます。

 続いて、教育委員会議、なかんずく会議録のホームページ上への記載の仕方について、質問いたします。

 教育委員長にはご多用のところご出席くださいまして、まずは厚く御礼を申し上げます。いわゆる教育委員会とは、教育委員会事務局のことでありまして、地方教育行政法が定めるとおり、教育委員または教育委員会会議の意思判断を実務的に遂行する機関であると私は認識しております。そこで本日は、教育委員の長でおられる委員長のご所見を伺いたく、お出まし願ったものであります。

 多くの市民の方が、教育委員会議の会議録をホームページ上でごらんになります。私も常々さまざまな議論が行われる様子を活字に見出しております。委員長の発言は、発言者の欄に「委員長」とありますので特定できますが、ほかの委員の方の発言欄は一律に「委員」であります。識見を有する教育委員には極めて重要な役割が期待されています。そして、その判断は教科書採択を初めとする重大な判断として、子供たちのこれからを左右いたします。その判断の重さと一対にあるものは責任であると思います。今の時流に照らしても、発言者の記載がないなど到底理解されるとは思いません。

 そこで、委員長にお尋ねいたします。現行の記載の方式の是非に関して、ご所見の回答を求めます。また、非とお考えであるのであれば、今後どのように対応をお考えなのか、お答えいただきたいと思います。

 以上で1問を終わります。

[学校教育部長登壇]

学校教育部長(阿部裕) 所管事項について、お答えいたします。

 議員ご質問のDVDにつきましては、内閣が主催いたします記念式典において上映が予定されているもので、文部科学省大臣官房総務課から所管する小学校、中学校、高等学校、特別支援学校への配布について協力の依頼がございました。教育委員会といたしましては、文部科学省からの事務連絡の趣旨を生かし、各学校において活用されるよう送付したところでございます。

 以上でございます。

[教育委員会委員長登壇]

教育委員会委員長(篠田好造) 教育委員長の篠田でございます。市議会議員の皆様方には平素より教育行政のご理解・ご支援を賜り、この場をおかりいたしまして改めて厚く御礼申し上げます。

 ただいまの中村実議員のご質問にお答えいたします。

 議員ご指摘のホームページ上での会議録の委員名の記名につきましては、その方向で他の委員に図ってまいりたいと思っています。

 以上でございます。

[中村実議員登壇]

中村実議員 教育委員長、ご答弁ありがとうございました。

 続きまして、指定樹木について質問いたします。

 雇用機会の創出を期しての国の補正予算が、どのように本市の補正予算に及ぶのか、方向性の是非に関しては意見が分かれるところであります。昨年来、その動向を注視するとともに、雇用対策を先読みをしておりました。作業を進める中で、これまでの事業を振り返って検証もいたしました。平成11年から13年にかけ、自然環境の状況を把握するために行われた船橋市環境マップ事業もその1つです。緑は私たちの暮らしに欠かせない潤いの源であり、大切なものです。

 私も機会をとらえて市内の緑、特に風致地区の緑を訪ね歩いております。これまでに長らく継続審査となっていた馬込霊園からの誘導路に関して、現状調査を行いました。彼岸の時期の現況を確認するために、馬込町を訪ねました。この周辺で私も自然観察の道中、野山の草を調理して食事をしたこともあります。これまでの自然環境の移り変わりを目の当たりにしてきました。貴重な緑を守るためにも、指定樹木の制度は有効と考えます。周辺では見事な樹木が散見されるものの、環境マップ上には指定樹木はないようでありました。

 その後、年月を経て成長し、指定された樹木もあるのではと思い、質問いたします。指定樹木に関する条例施行後、環境マップ作成以前には馬込町には指定樹木はなかったとの理解でよろしいのか、確認を求めます。

 また、環境マップ作成後今日に至るまでに、指定された樹木はあったのか否か、回答を求めます。

 緑地に関して質問いたします。緑地が果たしている役割と、緑地に求められる役割は年々増しております。地域の方や訪れる方に喜ばれ、酸素の供給源としても貴重な緑地は市内に多くあります。しかしながら、管理が不十分である場合には、近隣の方の不安を招きかねないこともあります。そのため、不特定の出入りがないようにさくで覆い、施錠された管理扉からの出入りに限る緑地もあります。私も市内の緑地を訪ね歩きますが、馬込町2号緑地を通りかかった際に気になる箇所を発見しました。何者かによって造作に手が加えられたようでありました。現在はみどり管理課によって手直しされ、ほっとしているところであります。この件に関しては今後調べを進めて、問題提起をしなければなりません。本日は判明している事実に関して質問いたします。

 みどり管理課担当者が現地調査を行う際、管理扉から出入りすべきところを、法人所有の土地に立ち入り、現場に赴いた事実があります。何らかの理由で悪意はなく立ち入ったとは思いますが、その際だれかに誘導されて立ち入ったのか、もしそうであれば、だれに誘導されて立ち入ったのか、回答を求めます。

 樹木に関する質疑を行ってまいりました。関連する内容を生涯学習部長にも確認しておきたいことがありまして、質問いたします。法典公民館にて平成17年8月20日に開催されたハッピーサタデー事業に関してです。この事業に本市の市議会議員が樹木医として参加協力したと申告があるようです。樹木医としての活動とは、個人的にも興味深く関心があります。公民館としてはさまざまな判断材料をもとに事業の実施にこぎついたかと思います。計画段階から当日、そしてその後と、目的の達成ぐあいを確認していたと思います。また、この事業の実施に当たっては、多額の公金も支出されてもおります。公金支出の観点からは今後調査を行い、質疑を行います。

 今回は樹木に関しての観点に限り質問いたします。この樹木医が果たした役割とはどのようなものであったと認識しているのか、回答を求めます。

 以上で質問を終わります。

[都市整備部長登壇]

都市整備部長(横山眞明) 所管事項について、お答えいたします。

 まず、指定樹木の関係でございますが、昭和48年度船橋市緑の保存と緑化の推進に関する条例が施行され、本制度ができてから現在まで、馬込町地区には指定樹木は存在しておりません。

 続きまして、緑地の管理の問題でございますが、馬込町2号緑地の現状を確認した際、当該緑地の寄附者であります法人所有の土地を通るに当たって、特に土地所有者の許可を得ておりませんが、近隣にお住まいの方と一緒に現地に立ち入ったと担当から報告を受けております。

 以上でございます。

[生涯学習部長登壇]

生涯学習部長(須藤元夫) ご質問のうち、所管事項についてお答えをいたします。

 ご指摘の法典公民館の事業で果たした役割ということでございますが、スタッフの業務分担表によりますと、主にスタッフの活動状況や参加者の様子を写真撮影する記録の係を担当していたものであると認識しております。

 以上です。

議長(興松勲) よろしいですね。

 中村実議員の質問が終わりました。

 教育委員会委員長、退席します。ありがとうございました。(拍手)

[教育委員会委員長退席]



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