動画はこちらからご覧下さい。

中村

 平成18年第1回定例会におきまして、土橋悦子の著書『ぬい針だんなとまち針おくさん』、この選書を例に事実関係を確認致しました。市民の方の目に触れずに行われている、選書の実態の一端が、明らかになりました。

 選書の結果に関しては、当時から多くの市民の方に指摘をいただいてきました。市民のための図書館ではなく、図書館にいる者のための図書館。カウンターで額に汗して働く事務パート職員ではない、事務室で何をしているのか市民には判らない、司書のための図書館ではないのか。ご指摘もありました。市民の方の要望とはかけ離れた書籍を購入して来た事実を指摘して来ました。

 その結果、確かに改善されてきた感はあります。しかしながら、選書の内容が妥当であるか否かは、市民の方が判断することであります。開かれた市政とは、妥当か否かの判断材料を適切に提供する市政のことを言うものだと思います。選書の実態を私が指摘をして、選書そのものの流れを初めて知る方も多くおられました。

 そこで、まずは、選書の流れそのものの解説を求めます。図書館が購入する書籍が選ばれる経過と選書の結果は、公開されて当然です。そのように言うと、図書館のホームページの新着図書のページを見ればいいだろうと言われました。そう言うことではないと言っても、議論は全くかみ合いませんでした。内部の会議であるとか、市民の方には通用しない根拠を並べて通る時代ではありません。そこで、まずは、選書会議で購入を決めた書籍と購入した理由を、ホームページを通じてお知らせすることから始めるべきと考えます。所見の回答を求めます。

 本中山地区あんしん歩行エリア事業計画に関して質問いたします。

 本中山3丁目から7丁目、そして二子町、そして本郷町にかけての地域において、具体的な改善を期して協議会が設置されました。事業計画の策定に当たっては、地域の方々、小栗原小学校のPTAの方々を初め、関係機関の方々、専門家が力を合わせ、現状の把握から改善点の指摘がされました。二子町から一方通行西に進んだミタニスポーツ前を初めとする交差点の改良、図面に盛り込まれた思いが一日も早く具体化されることを強く求めます。

 図はホームページにも掲載され、地域の方がごらんになっています。しかしながら、図面や用語に疎い方も多く、私もその1人です。ホームページ上にてわかりやすい説明を要望いたします。私もお尋ねにお答えはするものの、口頭ではうまく説明ができず、最近では写真をお見せして説明をしています。事業計画がどのように具体化されるのか、多くの方が注視をしています。この質疑の動画と議事録をごらんになって、そういうことなのかと理解をされる方のためにも、口頭での説明を求めるものであります。スムース横断歩道及び交差点ハンプについて説明を願います。

 給食展に関して質問いたします。

 先月28日、と申しましても4日前ですが、中学校の給食の様子を見学に行きました。この日が最後の給食となる3年生のために、卒業をお祝いする献立でありました。限られた予算の中で精いっぱい努力している栄養士さんの愛情を感じました。そして、真心込めて子供のために働いてくださっている調理員の方々に頭が下がるばかりでありました。

 中学校でありますから、公設民営方式です。栄養士の先生に、そして、調理員の方々にもっともっと腕を振るっていただくためには、調理現場の公設民営化を進め、内容の充実を図らなければならないと思いを新たにしておりました。3年生はちょっと元気がないように見えましたが、ランチルームへの廊下に掲示されている栄養士さんの説明書きをじっと読んでいました。何を感じ取っていたのか聞いてみたいところでありました。

 給食展には毎年欠かさず参加しております。参加をするごとに多くのことを新たに教えられています。ことしはとてもとても残念ながら、午後の実践発表を伺うことができませんでした。薬円台南小学校、湊中、三山東小の先生方の発表資料を精読した後、会場を後にいたしました。

 私のブログを読んで参加してみたという保護者の方がおられました。仕事で参加はできないが様子を聞かせてほしいとメールをくださった方もおられました。結果として情報発信のお手伝いができたのではと思っております。

 当日、会場では質疑応答の光景を多く目にいたしました。栄養士さんは丁寧に答えておられ、保護者の方々は理解し、認識を深めておられました。会話に聞き耳を立てたり、存じ上げる出席者の方に感想を伺うことはありました。しかしながら、来場者に聞いて回るわけにもいきません。しかしながら、やはりどのような感想をお持ちになったか、とても気になっております。

 そこで、お尋ねいたします。アンケートの項目5には記述の感想を記載する欄がありますが、どのような感想がこれまで寄せられているのか、これはという例をお示し願います。また、給食展の果たす役割についても、所見の回答を願います。

 以上で1問を終わります。

     

生涯学習部長

図書館についてのご質問にお答えをいたします。

 図書館では、船橋市図書館資料収集方針及び選書基準に基づき選書を行っております。選書に関する会議の手順についてですが、一般図書の資料収集担当者会議におきましては、7,000円以上の高価な図書について、各図書館の担当者が集まり、書誌データリストに基づき、蔵書構成や新聞等の書評等を勘案しながら、購入冊数や購入する図書館などの調整を図っております。また、児童担当者会議におきましても同様に、各図書館から担当者が集まり、書誌データリストに基づき、蔵書構成などを勘案しながら購入冊数の調整を図っております。

 次に、購入図書選定の会議結果及び選定理由をホームページに掲載することはできないかということにつきましては、他市の状況等を調査してみたいと思いますが、今後検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

道路部長

道路の安全についてのご質問にお答えいたします。

 ご質問のありました本中山地区あんしん歩行エリア事業計画において、整備を予定しております交差点ハンプ及びスムース横断歩道についてでございますが、これらの整備手法の基本となる道路構造は、車道部の舗装を盛り上げるハンプと言われているものでございます。交差点ハンプにつきましては、交差点部の車道全体を盛り上げるものであり、この役割といたしましては、交差点の視認性の向上や、速度抑制、段差解消による走行環境の改善などが挙げられます。

 また、スムース横断歩道につきましては、車道と歩道の段差をなくすため、横断歩道をハンプ状に盛り上げた構造のものであり、交差点ハンプ同様、車の速度抑制及び段差解消による歩行環境の改善を図るものでございます。事例といたしましては、本庁舎北側の道路にございます2カ所でございます。

 以上でございます。

     

学校教育部長 

学校給食展についてのご質問にお答えいたします。

 初めに、学校給食展の目的でごさいますけれども、学校給食を通して食育の意義や役割についての認識を深め、家庭、地域との連携のもとで、食に関する指導の充実を図るということでございます。

 1月28日に開催いたしました船橋市学校給食展では、保護者、一般市民、教職員等、540名の方の参加をいただきまして、献立のサンプル展示、その後の講演会、各校の実践発表等の内容について、361名の方々がアンケートに答えてくださいました。

 アンケートの具体的な内容を幾つかご紹介させていただきますと、「市内各学校の本物の献立を見ることができ、勉強になった」「学校給食には地元の野菜、食材、旬があり、日本の文化が大切にされているんだなと改めて実感した」「船橋は手づくり給食でとてもよい」「手づくりで温かい給食を、子どもたちは大好きで毎日楽しみにしている」「地場産の食材を数多く使っていることが献立展示でよくわかった」「食材だけでなく手づくりにこだわっている様子を見て、とてもありがたいなと思った」「講演は大変参考になった」「食の事情がよくわかり、家庭でも実践しようと思った」など、本市の学校給食を評価していただいている声が多く寄せられました。教育委員会といたしましては、この学校給食展が今後さらに充実が図られるよう、一層努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     中村

国旗の取り扱いについて、教育次長に質問致します。

 1月30日、総合体育館に千人の音楽祭の状況を確認に行きました。15分前に会場に到着し、国旗掲揚塔を見上げたところ、一旒も見当たりません。そこで、教育次長に指摘しました。当日の国旗の取り扱いに関して質問するものであります。当日は4時頃に閉会となりましたが、私が指摘をした後の状況の回答を求めます。

 千人の音楽祭が閉幕して3日後、駅頭で市政報告を行っていました。すると、高校生ぐらいの外国人の一団が駅の構内へと向かっていきます。にこやかにあいさつをしてくれる一団は、やはりブレイン高校の生徒でありました。開幕を飾ってくれた演奏や独唱について話に花が咲きました。校長先生の後ろの後ろの席にいたことを話すと、大柄の校長先生の後ろではよく見えなかったのではないかと心配してくれました。「階段席だったためよく見えていましたよ」と説明したところ、安心していました。私に対して「あなたは船橋市の先生なのか」と聞かれたものですから、「私は市議会の議員である」と説明を致しました。都内に出かけるため、ホームステイ先から集まってきていたようでありました。

 我が国の風土に親しんでほしいと願いながら、その後は市政報告を続けておりました。すると、にこにこしながら生徒が歩み寄ってきました。「Present for you」と渡してくれたのがこちらのバッジです。こちらのバッジでございます。まず見えないと思いますけれど。

 あまりにも大事に保存し過ぎたもんですから、まだ1回も着けていないもんですから、非常にこれ、仕様が我が国のバッジとは違ってですね、こちらのバッジは校章に当たるものだそうです。うれしさがこみ上げると同時に申しわけない気持ちでいっぱいでした。1つは、交換できるバッジがなかったことであります。

 そして、もう1つは、千人の音楽祭当日、市が星条旗を掲げて迎えていなかったことであります。日教組や全教に悪影響を受けた子供と違い、ブレイン高校の生徒は、世界の中での自国を考えることのできる生徒でありましょう。国旗や校歌を互いに尊重し合える生徒であると思います。外国からのまろうどを迎えるに際して、非礼があってはならないために質問いたします。星条旗を掲揚して迎えた場合と今回のような場合とでは、ブレイン高校の生徒の気持ちにどのような違いが生じたと考えるか、回答を求めます。

 以上で2問を終わります。

     

教育次長

中村議員の第2問にお答えいたします。

 初めに、先ほどお話ございましたけれども、国旗が掲揚されてないといったようなことにつきましては、私は会場内で確かに伺いましたけれども、ポールにというところまで私自身、正直聞き及んでおりませんでした。

 私自身は、屋外の国旗が掲揚されていないことにつきましては、大変恐縮ですが気づいておりませんでした。したがいまして、お話しいただいた時点では、会場内の掲揚についてのご指摘と受けとめた次第でございます。状況は午後1時の開演直前であったために対応が難しいものと考えた次第であります。

 それと、続きまして2番目でございますけれども、1月30日に行われました第18回千人の音楽祭の中で、お話ございましたように、アメリカから市民交流としてブレイン高校吹奏楽部が出演いたしましたが、船橋アリーナの入り口部での国旗掲揚の取り組みは行いませんでした。市民交流が進む中で、相手に対して歓迎の気持ちで、来訪された方がそれぞれそれをごらんになられ、うれしく感じられると思われますので、今後は迎える姿勢といたしまして、国旗掲揚の取り組みを行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

    

中村

災害時の動物救援について質問いたします。

 地域防災計画は23年度より改められてまいります。現行の計画には定められていない、災害時に動物をいかに救い出すか。市民の方には動物を愛好する方も、毛嫌いする方もおられます。避難所における動物の飼育の問題や、獣医師との連携についてもよく考えて備えておかなければなりません。地域防災計画はその位置づけ上、保健所を初めとする関係機関との連絡調整などを確認する意味合いもあります。改定に際してどのように検討するのか、所見の回答を求めます。

 地域ねこ活動と行政との連携に関して質問致します。

 活動の一端を知る機会もありました。その役割がいかに重要で、これまでにもその目的を一つ一つ達成しておられることを、私も知るものであります。動物愛護センターにおける、地域ねこの去勢及び不妊手術に関してお尋ね致します。

地域ねこ活動に心を砕いておられる方々が行政を動かした今回の事例は、所謂ところの、市民との協働の目的とする事例であります。動物愛護センターでは、職員の方々が日常業務に、そして想定外の事態に対して、臨機応変に対応しておられます。今回の対応も、動物愛護センターでなければ対応が難しい事例だと思います。これまでの日常業務と合わせて、さらなる役割が求められます。市の職員である獣医師の人的資源が一層発揮されることを願ってやまないものであります。

 手術に際しては、室内飼育のねことは大きく異なる対応が求められるかと思います。今回、月に2回の対応とのことでありますが、1回に対応できる地域ねこの数は何匹と見ているのか回答を願います。

 海神駅のバリアフリー化に関して質問いたします。

 移動等円滑化の促進に関する基本方針、この方針も意見公募が終わりまして発表を待つのみであります。今回、1日当たりの平均的な利用者の基準が3,000人と改められます。海神駅もこの変更によりまして基準を満たすこととなります。かくなる上は、交渉を仕切り直す意気込みで臨んでいただきたいと強く要望をいたします。所見の回答をお願いいたします。

 西船橋駅南口のエレベーター設置に関しては、前進に伴い日程が見えつつもあります。現時点で考えられている日程に関してお示しを願います。

    

市長公室長 

防災についての質問にお答えいたします。

 現行の地域防災計画では、動物対策として、飼い主の被災等によってペットが遺棄されたり逃げ出した場合には、千葉県獣医師会等関係団体及びボランティアとの連携により、これらの動物を救助・保護することとしております。

 また、危険動物については人への危害を防止するため、飼養者、警察官、その他関係と連携し、必要な措置を講ずる旨の記載をしております。県の改定された地域防災計画では、本市の記載内容のほか、平成21年3月に策定された災害時動物救護活動マニュアルに基づいて必要な対策を実施するとの記載がございます。来年度からの地域防災計画の改訂に当たっては、県の地域防災計画との整合を図るとともに、本市独自のマニュアル、指針の作成について保健所と連携して進めたいと考えております。

 以上でございます。

     

保健所理事

動物愛護についてのご質問にお答えいたします。

 月2回予定しております不妊去勢手術は、通常1回2匹と考えておりますが、1回の手術可能数は最大3匹と考えております。

 以上です。

     

企画部長

駅のバリアフリー化についてのご質問にお答えをいたします。

 初めに、海神駅のバリアフリー化についてのご質問でございますが、議員ご指摘のとおり、補助のあり方を含めた平成23年度以降の国の方針につきましては、国は昨年12月に移動等円滑化の促進に関する基本方針の改正案を公表いたしまして、本年1月24日までの1カ月間にわたりパブリックコメントを実施いたしました。

 改正案には、確かに3,000人以上の駅の整備についても言及をしてございますが、その後、パブリックコメントの結果等につきましては示されておりません。現時点においても、今後の国の方針は不透明な状況にございます。市といたしましては、今しばらく情報収集を行いながら国の動向を注視してまいりたいと考えておりますが、海神駅のバリアフリー化につきましては急務と考えておりますので、新たな国の方針も踏まえて、引き続き京成電鉄に要請をしてまいりたいと考えております。

 次に、西船橋駅南口のエレベーター設置に関しまして、今後の整備予定についてのご質問でございますが、事業者である東京地下鉄株式会社は、平成23年度からの2カ年を整備期間として予定をしております。23年度はエレベーター設置に伴う支障工事として歩道の拡幅工事を行い、24年度においてエレベーターの設置工事等を予定しております。

 以上でございます。