動画はこちらからご覧下さい。

○中村 
 今回、一般質問を行うに際しましては、趣意通告書の提出期限に3分18秒遅れると、規則に反してしまい、先ずはお詫び申し上げる次第でございます。

 本来であれば、質問自体が認められないところ、昨日の議会運営委員会にて議論いただいた結果、本日、こうして質問出来ることとなりました。

 以後、よく注意いたします。

 教職員の服務について質問致します。

 新聞報道によりますと、首相の政治資金管理団体未来クラブに、20年、21年の両年に、船橋市立中学教諭が献金をし、その肩書きは会社役員と記されていたとのことです。

 ちなみに、その教諭は、兼職はないと明言したが、会社役員との記載にはノーコメントとしたとあります。

 そこで、兼業の届け出について確認致します。

 19年度、20年度、21年度の間、市立中学教諭から会社役員との兼業届け出はあったのか否か、回答を求めます。

 また、20年1月28日には、高根台公民館職員が未来クラブに献金しています。

 先月23日に、職業欄の訂正があった旨、報道もされました。

 この職員に関しては、先月23日までは収支報告書に会社役員と記載されていましたが、その後、自営業と記載が訂正されています。

 そこで、兼業の届け出について確認致します。

 19年度に、高根台公民館職員から会社役員、または自営業との兼業届け出はあったのか否か、回答を求めます。

 学校と地域の団体との関わりについて質問致します。

 地域の教育力として、本当に頭が下がる活動をされている方々もおられる一方で、子供、そして学校という舞台装置を活動に利用する者もいることを見聞きしております。

 葛飾小学校の授業または行事において、葛飾川せせらぎの会が、また、葛飾川せせらぎの会の代表者が関わっていますが、その経緯について質問致します。

 学校から依頼したのか、それとも葛飾川せせらぎの会の側からの打診であったのか、回答を求めます。 

 20年第2回定例会にて、一般質問当日の6月16日、市役所1階美術コーナーにての葛飾川せせらぎの会の活動について言及致しました。

 その際には触れませんでしたが、葛飾小学校の児童が描いた絵が何枚も飾られていました。

 葛飾川は、当時、既に水源が枯渇し、下水道整備により家庭排水もほとんど流れていない、所謂どぶ川でありました。

 葛飾川上部利用計画が検討され、葛飾小、葛飾中の子供が車を避けるようにしないでいいように、通学路としての活用を求めていた時期でもありました。

 児童が描いた絵は、誰に想像を逞しくされたのかは判りませんが、葛飾川せせらぎの会が、わざわざ展示する目的に沿った絵でありました。

 絵に心の内面を描くには、描く者の心に深く入り込む何がなければ成し遂げられません。

 誰に、どのようなことを教えられ、描いたのか。

 また、このような形で利用されることを知らされた上で描いたのか、複雑な心境でありました。

 そこで、質問致します。

 葛飾小児童が描いた絵は、学校が提供したものであったのか否か、回答を求めます。

 図書館について質問致します。

 社団法人日本図書館協会が、昨年9月に、選定図書に指定した「20年間の水曜日」を図書館では購入しているか、回答を求めます。

 先月15日から26日の間に開催された、長野ヒデ子絵本の世界について質問致します。

 費用の総額と主な費用について項目毎に回答を求めます。

 内容に関して質問致します。

 講師の人選と企画内容を提案したのは、誰か。

 費用に関して、別の角度から質問致します。

 委託費用の見積もりを受けて、文化・スポーツ公社としては、その内容に、鋭意、検討を加えて来たかとは思いますが、委託費用を先ず見積もったのは誰か。

 項目毎の費用の内、長野ヒデ子氏に支払われた項目は何か。

 以上、回答を求めます。

 男女共同参画について質問致します。

 6月25日から開かれた第15回男女共同参画センターフェスティバル最終日に開催の企画「女性市議と語る2012」について質問致します。

 6名の市議と参加者が向かい合って討議している場に合流しました。

 なるほど、なるほどと思いながら聞いていたのですが、思いもよらず、司会者から発言の機会を与えられました。

 普段考えていることを簡潔に述べて、その後、マイクを送ったんですが、主催者側にマイクが戻ってからは呆れてしまうばかりでした。

 19年4月まで市議会議員を務めていた主催者側の女性は、私のことがよほど嫌いと見えて、私に対する糾弾を始めました。

 所謂吊るし上げと言う場でしたが、そのような場に臨む機会は数ありますが、他の議員の表情をのんびりと見ながらと言うのは初めてでありました。

 19年4月以前を知る方と知らない方、受けとめる様子に違いがありました。

 昔ながらの政治集会そのものでありました。

 同じく、主催者側では、生涯学習部で管理職だった女性が、生真面目に記録を取っていました。

 男女共同参画センターフェスティバルは、公の名で、公の場所で、公の費用で開かれているからこそ、報告書と申しますか、記録が提出されているかと思います。

 その記録には、先程述べた出来事がどのように記載されているか、回答を求めます。

     

○教育次長
 ご質問のうち、教職員の服務についてお答え致します。

 中学校教諭及び公民館職員の兼業届についてでございますが、兼業届の受理及び許可を所管する課に確認したところ、議員ご指摘のような届け出はございませんでした。

 以上です。

     

○学校教育部長
 学校と地域の団体との関わりについてのご質問にお答え致します。

 先ず、学校から依頼したのか、それとも葛飾川せせらぎの会からの打診であったのかとのご質問でございますが、当該団体から授業で活用して欲しいとの申し出があったため、地域の教育力活用の一環として、授業の一部で活用したところでございます。

 次に、葛飾小児童が描いた絵は学校が提供したものであったのか否かとのご質問でございますが、現校長に確認したところ、在職中ではないので判らないとの報告を受けております。

 以上でございます。

     

○生涯学習部長
 議員ご質問のうち、所管事項について順次お答え致します。

 初めに、図書館における図書の購入についてでございます。

 ご質問の本については、中央図書館で平成23年10月に1冊購入してございます。

 次に、本の世界についてお答えいたします。

 初めに、長野ヒデ子絵本の会についての経費でございますが、この絵本原画展は、船橋市民ギャラリーの指定管理者であります船橋市文化・スポーツ公社と船橋市地域文庫連絡会の主催であり、同公社に確認したところ、総額131万9,676円で、主な項目は、絵本原画の借用、運搬及び展示指導等の委託料90万7,750円、講演会、人形劇、おはなし会等の謝礼金21万5,000円、その他、印刷製本費等19万6,926円でございます。

 次に、この絵本原画展の企画及び講師の人選でございますが、船橋市地域文庫連絡会の提案でございます。

 次に、委託費用の見積もりについてでございます。展示に関わる委託料につきましては、長野ヒデ子氏より見積もりが出されたとのことです。

 最後に、長野ヒデ子氏に支払われた項目はと言うことでございます。

 委託料と講演会の講師謝礼金でございます。

 以上でございます。
     

○企画財政部長
 男女共同参画に関するご質問にお答えします。

 記録集の作成に当たり、提出していただきました原稿には、議員ご指摘の様子の記載はございませんでした。

 以上でございます。

    

○中村
 葛飾川せせらぎの会の代表者は、ふるさとまちづくりの会の代表者でもあり、お休み処かつしかが設置されております。

 22年第4定例会におきまして指摘しましたが、市民公益活動公募型支援事業として20万円の支援を受けていながら、実施要項にそぐわない活動を続けていた。

 私が指摘して間もなくの後に、担当課が現地を確認したところ、問題の配布物はどこかへ消えてしまっていたとのことです。

 私など、手に取りたいとも思えない配布物でありましたが、払底してしまったのかどうかは判りません。

 いずれにしても、重大な問題でありましたが、葛飾川せせらぎの会の代表者がこのような者であれば、子供の前に立つなどあってはならないことであります。

 学校長は、この事実を認識していたのか否か、回答を求めます。

 図書館の本質は、少しずつながら改善されて来たかと私も油断していました。

 最高裁判決を全く受け止めていないことを思い知らされ、厳重に監視をする必要性を痛感しております。

 委託に関する議論もありましたが、選書こそ、委託化を図るべきと考えます。

 そうすれば、市民の方々の要望に沿う選書が行われ、利用者の方のご期待に応え得る図書館となりましょう。

 この問題に関しては、今後もじっくりと質疑を続けて参ります。

 絵本原画展について質問致します。

 文化・スポーツ公社の参画の度合いが、いま一つ見えない気がしています。

 当事者として、企画段階から広範に情報を集め、参画して行くべきと考えますが、所見の回答を求めます。

 また、契約のあり方については、一括しての委託では見えないことも多くありますので、個別の契約とすべきと考えますが、所見の回答を求めます。

     

○学校教育部長
 学校と地域の団体との関わりについての第2問にお答え致します。

 学校長が認識していたのか否かとのご質問でございますが、校長は聞き及んでいないとの報告を受けております。

 以上でございます。

○生涯学習部長
 絵本の世界についての2問にお答え致します。

 絵本の原画展についてですが、こうした企画展につきましては、幅広く、専門家や他団体との意見を参考に、当事者意識を持って開催することは、当然、有効であると考えております。

 その旨は、船橋市文化・スポーツ公舎に伝えて参りたいと考えております。

 次に、委託契約のあり方についてでございますけれども、船橋市文化・スポーツ公社に似た施設の展示の契約を参考に研究していくよう指示して参りたいと考えております。

 以上でございます。

   

○中村実
 学校としては、まさか、そのようなものであったとは知る由も無かったのかもしれません。

 今回、認識していただければ、学校及び学校関係者の方も、今後は判断を誤ることはないでしょう。

 学校及び学校に関係される方としては、今回、指摘したような事例もあると言うことを認識していただきたい。

 今回、個別に指摘した例に関しても、知らなかったでは済まない以上、周知徹底の上、認識していただきたいと考えますが、所見の回答を求めます。

 日本図書館協会に関して質問致します。

 日本図書館協会において、特定の立場で見解を表明する人物について質問いたします。

 現在、この議場にいる市議会議員が、平成15年4月の県議会議員選挙に本市から立候補した際のことです。

 日本図書館協会において、特定の立場で見解を表明する人物が、この候補者を支援していたことを把握しているか否か、回答を求めます。

 絵本原画展に関してですが、ビジネスモデルとして陳腐であるとも耳にします。

 市民の税金で、市民の理解を得られる利益を得る関係者は笑いが止まらないのでしょう。

 しかしながら、その不利益を市民が被る以上、看過することは出来ません。

 原画展として、以前、開催したアンデルセン童話の世界作品展の際は、当然ながら、委託費等は0円。

 子ども美術館にある原画の展示展を子ども美術館の協力を得て開催してはと思いますが、所見の回答を求めます。

○学校教育部長

 学校と地域の団体との関わりについての第3問にお答え致します。

 学校に関わる団体の活動に関しましては、教育活動に有益であるかどうか、適切であるかどうか、吟味をすべきと考えております。

 以上でございます。
    

○生涯学習部長

 3問目にお答え致します。

 初めに、図書館でございますが、特定の見解を表明する人物は把握しているかと言うことだろうと思いますが、把握してございません。

 それと、ご提案いただきました絵本の世界についてでございますけれども、アンデルセン公園の子ども美術館にある原画の展示を子ども美術館の協力を得て開催しないかということでございました。

 貴重な案として、船橋市文化・スポーツ公社に提案してま参りたいと思います。

 以上でございます。


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