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(中村)

平成23年11月12日、きららホールにて開かれた第9回首都圏弁護士会支部サミットin船橋に参加し、多くのことを教えられました。

 日弁連の会長曰く「裁判を受ける権利に不平等があってはならない」。

その意味を漠然と理解していたような気ではおりましたが、京葉地域の現状を解説いただき、また、パネルディスカッションを拝聴し、理解は進みました。

開催の準備の段階から当日の運営、そして報告書の作成を中心に担われた千葉県弁護士会京葉支部の方々が、市内の公民館にて無料法律相談会を開いておられることをその後になって知り、報告書を改めて紐解いておりました。

 身近で利用しやすく、頼もしい司法を目指して行動する方々がおられる一方、市民として為すべきことは何か、議会におる者として為すべきことは何かを考えました。

意見書を提出することから始めよう。

無鉄砲にも、本職の方に相談もせずに、私の独自の理解で一言一句認めました。

しかしながら、発議案として提出する前には不安になり、本職の方に目を通していただいたことで、赤っ恥をかかずに済みました。

 平成24年12月25日、発議案第4号、「京葉地区への裁判所支部設置及び千葉家庭裁判所市川出張所の支部昇格に関する意見書案」を全会一致して議決し、遅れ馳せながら議会としての意思を示す運びとなりました。

 本市、そして市川、浦安、鎌ケ谷、習志野、八千代の方の裁判を受ける権利の充実、そして利便性の向上の為、私共には引き続き果たすべき役割がありましょう。

行政にもその役割を果たしていただきたい。

そこでお尋ね致します。

市としての見解は如何に。

お答えを願います。

 

 先々月、「子ども」、漢字の「子」に、平仮名の「ども」で「子ども」とする表記を、「ども」も漢字で「子供」と表記するよう、文部科学大臣が指示を出したとの記事を読みました。

効果は表れているようでありまして、今後の動きから目が離せません。

正しい表記か混ぜ書きか。

大人が政治を持ち込んでいる感があります。

子供自身がどのように教わっているかに、大人は学ぶべきであります。

小学校では、「子ども」の表記について、どのように指導しているのか、回答願います。

 

 本年7月5日及び8月7日、市議会議員が関係者らと市立船橋高校を訪ねております。

この間、学校が利用されてしまいました。

連絡の行き違いが事態を招いたとは言え、学校は善意の当事者であり、問われるのはこの議員であります。

このような者は、実績があるなど言って、来年にも同様な依頼をして来る恐れがあります。

そこで質問致します。

市立船橋高校では、今回の事例の他にも、様々な依頼があるかと思います。

生徒にとって有益な事例もあれば、そうではない事例もありましょう。

学校外の方からの依頼に対し、どのように対応しているのか、回答を求めます。

 

 『はだしのゲン』に関してですが、一連の流れから明らかになった事実があります。

コミック版に関してですが、4巻以前と5巻以降の表現の違い、思想的な極端な偏り、残虐性が著しい表現。

これらの表現を目にしていない方、伝え聞いていない方が、血相を変えて怒るのもやむを得ないことでありましょう。

どこかの議会には、「小学生の娘には絶対に見せたくない、でもそんなこと言ったら、組織に候補者を変えられちゃうから言えない」と本音をこぼす議員もいるそうですし、どこかの市には、絵本の複製原画パネル展の開催に向けて張り切っている市長もいるそうです。

 先程、一連の流れを通じて明らかになった事実と申しましたが、金銭的な利益を受けるのは誰か、金銭的とは限らない利益を受けるのは誰か、何らかの目的を達成しようとしているのは誰か、そして、その目的とは。

私にはぼんやりと見えてくるようであります。

 来週、パネル展を検証しに行こうと思っていますが、点と点が線になる予感がしています。

事実関係を十分に調査して行くと、ぼんやりがはっきりに転ずる予感がしています。

船橋市西図書館焚書事件の際、害を被った方の1人の小林よしのりさんの『ゴーマニズム宣言』、そして『戦争論』の中にも、ヒントがあるような気がしています。

いずれにしても、検証を進めた上で、次回以降、改めて質問致します。

 以上で1問、終わります。

(総務部長)

 裁判所支部設置についてのご質問にお答え致します。

ご質問の中にもございました、県の弁護士会京葉支部が中心となって開催しましたサミットにつきましては、私共船橋市の方も後援をさせていただきました。

船橋市、市川市、また、浦安市のこの京葉地区には、市川の簡易裁判所と千葉家庭裁判所市川出張所しかないため、これらの裁判所で取り扱う事件が非常に多く、特に簡易裁判所の民事訴訟の法廷が混雑しておりまして、全国で最も多忙な裁判所と言われていると言うこと、また、施設面でも不十分であると言うことは、平成24年の第4回市議会定例会において可決された意見書でも述べられている通りでございます。

 私共市と致しましても、この京葉地区に千葉地方裁判所、また、千葉家庭裁判所の支部が設置されることにより、市民にとって身近で利用しやすい司法制度が実現されるものと考えております。

 以上でございます。

 

学校教育部長

「子供」という漢字の表記についてでございますが、「子供」という漢字は小学校で習う漢字でございます。

国語の授業では学年別漢字配当表に従い、「子供」の「子」の漢字は小学校1年生で学習致します。

また、「子供」の「供」の漢字は小学校6年生で学習します。

学習指導要領には、上の学年、上の学年というのは3年生であれば4年生、4年生であれば5年生と言うことです。

上の学年に配当されている漢字や学年別漢字配当表以外の常用漢字についても、必要に応じて振り仮名を用いるなどして、児童が読む機会を多く持つようにするとあります。

このことから、「子供」の表記につきましては、小学校1年生から5年生までは、学年の発達段階や児童の実態に応じ、「供」を平仮名にした混ぜ書きや、漢字に振り仮名をつけての指導をしております。

 ただ、小学校6年生になりますと、もう教科書に漢字で表記してありますので、教科書の通り指導しているところでございます。

 それから、市立船橋高校の件でございますが、市立船橋高校では外部の方々から生徒の教育活動に関する多くの依頼を受け、様々な行事等に生徒が参加して、貴重な経験を積んでおります。

学校にこのような依頼があった場合には、校長がその目的、内容、教育的な効果などを総合的に勘案した上で、適切に判断しているものと考えております。

 以上でございます。

 

(中村) 

裁判所支部設置に関しては、議会とほぼ同様の認識であることを確認出来ました。

本市の場合、特に市川簡易裁判所には債権管理課が大変お世話になっております。

公平な市政を実現する上でも、関係機関への働きかけを強く要望致します。

 市立船橋高校・・・お気をつけあそばせですね。

 「子供」の表記の仕方に関してですが、大和言葉としての平仮名の「こども」に、漢字を当てた訳でありますから、漢字の「供」には罪はありません。

考え過ぎな方も多いですが、難しく考える必要はないと思います。

とにもかくにも、漢字で「子供」と表記すべきところを、文部科学省を初めとする省庁や地方公共団体においては、混ぜ書きの「子ども」が罷り通って来てしまった。

そのような環境に慣れてしまうからか、正しい表記に気付くのが遅くなる方もいれば、当初からおかしいな、おかしいなと気付いていた方もおられます。

市長及び副市長の気付きはいつごろであったのか、回答を求めます。

 以上で2問を終わります。

(副市長) 

お答え申し上げます。

「子ども」の表記についての問題の所在、それから経緯について、市長はもとより以前から当然のことながら十分に承知しております。

私はどうかと言いますと、これは正直に申し上げまして、どう言う風な経緯で表記が今のようになっているか、これについては今回の本会議でご教授いただいたと言うところが率直なところでございます。

 

(中村)

 解りました。

混ぜ書きからようやく卒業しようとしている文部科学省の動向には、国語教育の進展を願う上でも、私は期待をしています。

 市長、副市長、文部科学省の動向をどのように受けとめているのか、回答を求めます。

 以上です。

 

(市長) 

混ぜ書きの問題、先程山口副市長の方から答弁致しましたけれども、私は以前からと言うお話がありましたけれども、広報を担当していた時に、「子供」、両方とも当然漢字でそれまで表記して来たものが、新聞表記とか変更があった際にいろいろな話を伺いました。

文部科学省の件につきましては、これは私としてもまたしっかりと検討させていただいて、今後の中で対応させていただきたいと思います。

以上です。

 
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