平成15年第3回船橋市議会定例会会議録
●議長(早川文雄) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第1の一般質問を継続します。
中村実議員。(拍手)
[中村実議員登壇]
●中村実議員 維新の会の中村実でございます。
本日、外の向こうには入道雲もさっきまで広がっておりましたが、
今宵は中秋の名月もさぞかし清かなるものではないかと期待をするものでもあります。
今回は、次回以降の質問とするものもあります。
学童保育につきましては次回以降、そして今回質問の順番を若干変更をお願い申し上げまして、
男女共同参画に関しましてを5番目、そして図書館に関しましてを6番目とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
それでは始めさせていただきます。
まず、西船橋地域のまちづくりに関しましてであります。
先日の9月1日までに、総武線上下方向のエスカレーターも開通をいたしまして、
私たちの負担した税金といったものが暮らしの中にしっかりと生きているということを実感するものでもあります。
また、北口の仮設階段も姿をあらわにいたしまして、利用が待たれるものであります。
北口階段のエレベーター、エスカレーター設置等までに1年を切った現在、予算措置を講ずるまでには、
藤代市長、そして総合交通計画課の皆様方の遠大かつ、
そして時として鬼気迫る努力があったことをうかがい知るものであります。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)
また、私どもも議会の立場で、今後も全力で支援を行うものであります。
駅前広場を含めて56万市民の要望を確実に実現するためにも、
行財政改革を断行し、役人天国、既得権益から私たちの暮らしへと
税金の流れを修正していただくことを切に要望するものであります。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)
関連をいたしまして、中央競馬会からの環境整備費、14年度は7億2855万円でありますが、
このうち2564万9000円が営団地下鉄西船橋駅エレベーターのために生かされてはおりますが、
これらの数字といったものはなかなか見えにくく、実感が伴っていないと言わざるを得ません。
ぜひとも今後は目に見える形で、実感を伴う形へと十二分な配慮を求めるものであります。
また、本郷町の複合施設の今後の利用に関しましても、
さらなる今後ともの検討を求めるものであります。
続きまして、学校教育につきましてであります。
いわゆるところの2学期制についてお尋ねをいたします。
葛飾小学校を初めといたしました4校で試行されて間もないこともありまして、
現段階におきましては、成果を論ずるといったことは、いささか時期尚早かとも思われますが、
学校でも学期初めのさまざまな日程があります。
学期初め、学期末の日程調整によります時間配分等には期待をしているものであります。
教育委員会として期待するところはどのあたりにおありなのか、お答えをいただきたいと思います。
続きまして、職員研修についてお尋ねをいたします。
図書館のレファレンスサービスといったものもあります。
これは私自身も目の当たりにした光景でありますし、
次の6番目の図書館に関しましてのところで触れさせていただこうとは思っておりますが、
やはり傾聴といったものは行政サービスの入り口であります。
とんちんかんを是正していくには、個人の資質の改善を求めることが基本でありますが、
旧態依然な研修内容を受ける側といったものは、惰性で聞き逃すにすぎないわけであります。
新機軸を打ち出していくべきであると考えますが、今後どのような考えであるのか、お答えをお願いいたします。
続きまして、動物愛護行政に関しお尋ねをいたします。
犬や猫を初めとしたすべての動物といったものは、天の使いであると私は常々思っております。
私は市内──私だけではないです。我々すべてが、
市内、そして全国、そして全世界の動物の尊厳を守るために、力を尽くしていかなければいけないわけであります。
船橋市でも条例が定められました。
文面にうたわれましたとおりに施策を充実していく責務があります。
動物愛護週間に合わせまして、20日の日にはららぽーとのウエストコートにおきまして、
なかよし動物フェスティバルが開催されます。適正飼養のために、
飼い主、行政、そして動物が三位一体となりますが、
このフェスティバルの目的及び内容につきましてお聞かせをいただきます。
以上で1問を終わります。
[学校教育部長登壇]
●学校教育部長(坂口和治) 学校教育について、
2学期制の実施により、どのような効果が期待できるかとのご質問にお答えいたします。
2学期制では、現在実施されております3学期制に比べまして、
子供たちの学習の伸びや変容を長期的なスパンで見ることができ、
より深く子供たちを理解できるようになると考えています。
(「そんなこと言ったって、授業についていけない子がいるよ」と呼ぶ者あり)
また、授業時間数についても、始業式や終業式、短縮日課の減少等により、
年間約30時間の増加が見込まれます。
さらに、学校行事を無理なく計画することができるようになり、
7月や12月に学校独自の行事を設定することができます。
その例を挙げますと、7月に奉仕・体験学習を設定したり、
中学3年では、先生方が落ちついて子供たちの進路相談に向かい合うことができるようになり、
豊かな人間性の育成や、より適切な進路指導が可能になると考えています。
以上のようなことから、子供たちは基礎的、基本的な学習を繰り返し取り組むことができるようなゆとりも生まれ、
学力の定着が進むなどの日常の教育活動が充実し、
子供たちの確かな学力の向上につながるものと期待しております。
以上でございます。
[総務部長登壇]
●総務部長(阿部幸雄) 職員研修についてお答えいたします。
ご質問者が例を取り上げましておりましたけれども、
相手が何を言わんとしているのかを正確に聞き取る能力、
いわゆる傾聴能力の研修は、市民に応対する職員にとりましては特に重要な能力であると私どもは認識しております。
このため、私ども研修所におきましては、以前より、このような能力を身につけるための
カリキュラムを幾つかの研修科目の中に取り入れて実施してきたところでございます。
例を申し上げますと、一般職の若手職員に対する接遇の基本研修や、
監督職対象の交流分析理論を応用しました対人関係をよくするための研修、
管理職対象のメンタルヘルスに関します研修などで、
人の話を正確に聞き取る技法について、ロールプレイングなどの実施を含めて実施してきたところでございます。
特に、平成14年度からは、監督職に対する接遇能力向上研修におきまして、
傾聴能力の向上に関する部分の比重を高めるためにカリキュラムの組み直しをしましたほか、
平成15年度からは、管理職の職場管理能力向上研修におきまして、
コーチング技術を身につける研修として内容を一新し、話を聞くことの理論と技法を、
実習を交えたり時間の割り振りを厚くしたりするなどの工夫を凝らしまして、
傾聴能力の向上に努めているところでございます。
このようなことから、人の話をきちんと聞き、真意をくみ取る傾聴能力は、
これからますます必要とされる重要な能力でございますので、
今後もその向上に向けた研修の充実に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
[健康部長登壇]
●健康部長(金子正雄) 動物愛護フェスティバルについてお答えいたします。
動物の愛護及び管理に関する法律第4条において動物愛護週間が定められており、
これは、動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めることを目的として設けられたものでございます。
また、国及び地方公共団体は、
動物愛護週間にはその趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めなければならないと定められております。
9月20日に開催する動物愛護フェスティバルは、
動物愛護週間行事の1つとして、動物愛護週間の趣旨にふさわしいものとして実施するものであり、
千葉県や社団法人千葉県獣医師会などと共催で行うものでございます。
行事の内容といたしましては、警察犬の模範演技や盲導犬の紹介により、
犬の能力のすばらしさを実感していただき、犬のしつけ方実演では、
犬のしつけの重要性を認識してもらうとともに、
犬の能力は引き出せるということを理解することができると考えております。
また、獣医師による犬の健康及びしつけ方相談やプロの芸人による楽しいショーなど、
動物を中心に盛りだくさんの内容となっております。
船橋市は、人と動物が共存できるまちづくりを目指しております。
動物愛護フェスティバルへ多数の市民の参加をいただき、
市民の動物愛護への関心を一層高めるとともに、
動物の飼い主に動物の正しい飼い方を再認識していただくことにより、
人と動物とが共存できるまちづくりが進むものと考えております。
以上でございます。
[中村実議員登壇]
●中村実議員 続きまして、男女共同参画につきましてお尋ねをいたします。
若干件数が多くなってしまっておりますので、端的に箇条書きでお尋ねさせていただきます。
まず、男女共同参画モニターといったもの、そういう考えが、構想があるそうです。
その男女共同参画モニターを300人の方に依頼をした。
そして、その300人の中から、100人ぐらいは何らかの反応をいただいている。
私はこういう考えでその参画モニターに、ぜひ私はそれやりたいと、そういう方が出てこられるのを期待して、
無差別抽出で300人の方を選んでお願いをしたことがあります。
その男女共同参画モニターを300人の方に依頼して、63人の応募にとどまっているということ。
これは、市民の方々において男女共同参画に対しての意識といったもの
──この場合、私、男女共同参画の意識というような言い方は非常に傲慢でありまして、
私は、そういう呼び方自体がおかしいと思うんですが、
いわゆる役所の論理でいうところの男女共同参画の意識が高まっているとは思えない状況の中で、
条例の制定、その機運が高まっている云々という条件があると伺っております。
男女共同参画条例の制定といったものがお考えがあるのかどうかにつきましてお聞かせをいただきます。
やはり、役所の論理といったものは、それはあると思います。
国で男女共同参画基本法がありますから、そういう法律があれば県でもある、
そして市の中でもそういう条例が出てくる、それは役所の中の論理として私はわかるんです。
しかしながら、これはあくまでもそれぞれの自治体の判断ということがありますし、
何にも増して、私たち市民の意識といったものが最優先されなければいけないことでありますから、
そのあたりにつきましてお聞かせをいただきます。
2つ目といたしまして、女性センター、先ほども先番議員の方で女性センターに対しての適切な指摘がありましたが、
女性センターの利用料に関しましてお尋ねをいたします。
これは、先日配付されました行革の審議会ですか、
あちらの中に書いてありました。私自身、ちょっと書名忘れちゃいましたけれども、
行革に関しての提言といったものを私は100%同感なんですが、
私は、女性センターの利用料といった問題は、かねがねこれはおかしいと思っていたんです。
そもそも、なぜ女性センターの利用料が無料になっているか。
公民館、これはお金取っています。使用料をいただいています。
社会教育団体からはいただいていませんが、女性センターの利用料を無料にしたいきさつといったものがあります。
それはそもそも、女性からは、女性を支援するためにお金は取ってはいけない、
女性は経済的にも厳しい立場である、そういう感覚が一番原点にあるらしいです。
果たしてそういう女性センターの利用料を無料にしたいきさつといったものが、
平成15年の今になっても継続していることが妥当であるのかどうか、そのあたりをお聞かせをいただきます。
続きまして、女性センターの利用団体、女性センターという設備自体は、
すべてこれはオープンであるということがまず第一でなければいけないと思いますが、
しかしながら、その女性センターの利用団体の中または女性センターを利用したいという方の中で、
その利用目的にかなっているか否か、云々といった理由で排除されてしまう人もいれば、
女性センターの利用団体の中で利用目的にそぐわない団体もあると伺っております。
そういう利用実績はあるのかどうか、お聞かせをいただきます。
5つ目ですが、いわゆるところのサイレント・マジョリティーの市民の方が、ノイジー・マイノリティーですね。
直訳してしまって構わないと思うんですが、
そのサイレント・マジョリティーの市民の方々がノイジー・マイノリティーの方に対して、
そういう方々がいろんなお考えを持っておられます。
そういう方々の意見に対しましてどのような反応をされていると認識しておられるか、
お聞かせをいただきたいと思います。
次は、端的なお尋ねです。働く女性がおられます。
働く女性、市役所の中にもたくさんいらっしゃいます。
働く女性の反対側にいらっしゃるという方で専業主婦という概念。この専業主婦というのは、
いろんな意味で議論をされている方々なんですが、
専業主婦の方々というのは、働く女性、いわゆるハウスワイフというか、
いわゆる主婦でありながら働いていらっしゃる方ももちろんおられるんですが、
その専業主婦という方が、働いている女性に比べまして否定されるべき対象であるのかどうなのか、
そのこともお聞かせをいただきたいと思います。
また、男女を生物学的に区別すること、そういったことが差別に当たってしまうのか、
そのこともお聞かせをいただきたいと思います。
男女共同参画条例、国で法律がありますから、
県で条例があって、市町村レベルで条例が出てくるのは、必然といえば必然なんですが、
その1つの例で山口県宇部市の男女共同参画推進条例があります。
これは資料集で、この資料集の名前が「危ない男女共同参画条例」とありまして、
私はこの中身に100%賛同しているんですが、宇部の男女共同参画推進条例の特徴が列記されております。
その1つとして、これは大変重要な問題だと思うんですが、
「男女を対立関係ではなく相互協力と人格的平等に基礎を置いた」。
「思想及び良心の自由に対する配慮を明記した」。
「市民、事業者及び市の役割分担と「市民主役」の立場を明記した」。
「「男らしさ女らしさ」「専業主婦」「家族の役割」など、
日本の伝統と文化及び地域的特性を背景とした基本理念を定めた」。
「ジェンダーフリー思想と結果平等を意味する基本法(前文及び定義)の
「男女共同参画社会」の概念に代わり、男女共同参画社会を「豊かで心の通い合う社会を築くために、
男女が互いにその人格及び人権を尊重し、真に責任を分かち合うことができる社会」と前文で位置付け、
「男女共同参画」を自らの意思による参画と定義した」。
そして、あと残り3項目あるんですが、
「ジェンダーフリー実現のための基本的な政策方針を盛り込んだ基本法四条の「…社会における制度又は慣行が、
男女の社会における活動の選択に対して及ぼす影響をできる限り中立なものとする」などの部分を削除した」。
「法の下の平等が「平等原則」であることの立場を明確にするため、
社会権的要素が強いといわれる男女平等権を指向する「男女の人権」という用語を使用しなかった」。
そして最後に、「基本法で規定する「積極的改善措置」については、
逆差別を生む恐れが非常に強いため、削除した」。
私も前回の議会におきまして、積極的改善措置につきましてはお尋ねをいたしましたが、
この宇部市の条例の中でさまざまに特色があります。
「男らしさ女らしさを一方的に否定することなく、男女の特性を認め合い」云々、
私は当然であると思いますが、これらの特色がある、この宇部の男女共同参画推進条例をどのようにとらえておられるか、
お聞かせをいただきたいと思います。
次に、これは人様の名前ですから、本当に民事不介入どころか、
人の勝手の話になりますが、よく男らしい名前、女の子らしい名前、あると思います。
最近、男女混合名簿がもたらしている学校現場での混乱がありますが、
その中で、男女混合名簿をつくった上で男女別の名簿をわざわざつくって、
そういうことまでして支障をクリアしているというようなことがあったりとか、
そういうことももちろんありますが、男女の名前といったものが区別が非常にしにくくなっているわけであります。
私の場合ですと中村実と申しますが、「みのる」という女性も私見たことがありますし、
「みのり」であれば女性の方多いんですが、男らしい名前とか、女性の名前の中で「子供」の「子」がつく名前、
たくさんいらっしゃいます。例えば男らしい名前、「武士」の「武」がついていたり、
「質実剛健」の「剛」がある方ですとか、いろんな方おられます。
やはり男らしい名前といったようなものとか女性らしい名前、
これはやはり厳然として私存在すると思うんですが、
そういう人様が個人的に、あくまでも民事の世界の中でお名前をつけられるに当たりまして、
いわゆる男らしい名前、「子」がつく女性らしい名前といったものは、
差別に当たってしまうのか、これをお聞かせをいただきたいと思います。
続きまして、これも、きょうは中秋の名月ですが、
我が国は歴史と伝統と風物に基づきまして、さまざまな節目といったものがあります。
その中で、ひな祭り、端午の節句。ひな祭りは強いて言いますと女の子のための行事であります。
端午の節句といったものは、これは男の子のための行事と認識して構わないと思うんですが、
その中で、ひな祭りであるとか端午の節句であるとか、
または今、小学校に行きますと、いろんな色のランドセルをしょっている子がいるらしいです。
私も見たことあります。このごろは何か、何色だかわからないんです。紫色みたいな、そういうランドセルを
──(「聞こえないです」と呼ぶ者あり)
済みません。そういうさまざまな色のランドセルをしょっている子供たちがいっぱいいます。
そういう中で、女の子は赤のランドセルを背負うこと、
男の子は黒のランドセルを背負うと分けてしまうのは、これが今の時代では差別とされてしまうのか、
そのあたりもお聞かせをいただきたいと思います。(笑声)
これは、お笑いになっておられる方々がたくさんいらっしゃいますが、
そういうことを真剣に、これは差別だということをおっしゃって、
それを行政が追認して、公の名のもとに、黒いランドセルは男の子、
赤いランドセルは女の子と分けるのは差別であると、
そういう極めて人様の内心の領域にまで行政がどかどかと土足で踏み込んでいくようなことが
平然とまかり通っていることに対しまして、
やはりそのあたりは認識をしておいていただかねばならないテーマだと思います。
この間、私はちょっとおもしろい投稿を拝見したんですが、本市におきましても、男女共同参画推進委員会ですか、私も何度か傍聴させていただきまして、その議論の中身をつぶさに拝見させていただきました。
その中で、埼玉県の朝霞市で、市男女平等推進審議会の委員に選ばれて、
その後の後日談について述べていらっしゃる方がおられます。
我が市で行っている男女共同参画推進委員会の朝霞市版と見て構わないことですから、
これは皆さん、とても身近に思われることだと思うんですが、
そこの委員に選ばれた方のご意見の中でこういうくだりがあります。
「平成11年に男女共同参画社会基本法が成立して以来、
男らしさ・女らしさを否定する教育が全国で広がっている。
私はこれを懸念していたが、私の住む朝霞市も同様であり、昨年の秋、市民に情報誌が配られた折、
「ジェンダーフリー」という言葉が教育の場に入り込んでいることを知った。
その後、市条例が議会を通過した後、男女平等推進審議会委員を公募していることを知り、
紆余曲折が有ったが、私は商工会代表として委員の1人となった。委員数は11人で男女半々である。
7月15日の第1回審議会において、一通りの議題消化の後、私はジェンダーフリーを取り上げ、
性差は脳構造によって生まれた時から確定していること、
これを否定してジェンダーフリー教育を施すと精神不安定をきたすこと、
内閣府がジェンダーフリーの戒めの指導を出したことを説明し、
基本法にも市条例にも載っていないジェンダーフリーの言葉を情報誌から削除することを要請した。
しかし、私以外の全員が削除反対意見を表明し、多数決によって私は惨敗した。
私に対する反対者の意見は、詳細省略するが論理的に理由になっていないと考えている。
私は元県議会議員の商工会会長に「『賛否の差で負けることが分かっている審議会に参加する意味があるのか』」
と問うたところ、「『1人でも正論を吐く人がいれば先方の暴走に歯止めがかかるから続けて欲しい』」と言われた。
フェミニストの人達は1度確保した牙城を手放すことは無い。
これはフェミニズムによる革命運動だからだ。これに反対する人は現在反体制派になっている」。
そして中略で、「ジェンダーフリー教育と過激な性教育は表裏一体を成しており、
市女性行動計画では「性教育を教育の場で積極的に取り入れる」と謳っている。これにも対処する必要がある」。
これは、いわゆる川向こうの火事、対岸の火事というわけではなくて、
我が船橋市でも憂慮すべき事態、危惧されている事態として、根幹は全く同じであります。
この男女平等推進審議会の委員に選ばれた、この方のお考えをお聞きになられて、
どのようにお感じになられたかお聞かせをいただきたいと思います。
以上です。
(「人の主張を借りないで自分の主張だってはっきり述べて聞けばいいじゃない」と呼ぶ者あり)
[企画部長登壇]
●議長(早川文雄) 中村実議員が質問していますので、よろしくお願いいたします。(笑声)
●企画部長(平川道雄) 大変多くの重要なご質問をいただきました。
難しい問題でございますけれども、順次お答えをさせていただきたいと思います。
平成13年度からスタートいたしました船橋市男女共同参画計画(Fプラン)の推進に向けて、
広く市民の方々からご意見やご提案等をいただきたいということで、
本年度より男女共同モニター制度というのを発足いたしたわけでございます。
先ほど議員からご指摘のありましたように、300人の方々を無作為に抽出をして、
その中から100人程度の方々のモニターをお願いをしたいというふうに考えたわけですけれども、
ご協力いただける方は63人であったということでございます。
残念ながら、男女共同参画に対する市民の方々の意識が浸透している
というようなところまで言えないのかなと思わざるを得ないというところもございます。
したがいまして、本市における男女共同参画条例の制定ということでございますけれども、
現状では機運が熟したと言えるような状況にはなかなかないのかなというふうには思っております。
次に、女性センターの利用料の件でございますけれども、
雇用の場での男女平等の促進、仕事と家庭の両立で特に女性の方々が直面している困難の解決など、
いまだ未解決の問題は多く残っておりますし、また難しい問題もある状況にございます。
そういった意味からは、十分達せられたというふうには考えておりませんけれども、そのような中で、
現在も料金は無料ということで来ております。
ただ、このたびの行財政改革審議会のご意見の中で、受益と負担の適正化の観点ということから、
これについても検討を要するというようなご意見をいただいておりますので、
今後検討してまいりたいというふうに考えております。
それから、女性センターの利用のことでございますけれども、
登録利用団体数は115団体ということでございます。
開設当時に比べますと多くはなっているということでございますけれども、その利用目的は、
女性問題や男女共同参画に沿った利用をいただいているというふうに認識をいたしております。
男女共同参画における積極的な意見を述べられる方々のご意見に対して、
そのほかの方々の反応はというようなご質問かと思いますけれども、
男女共同参画そのものの意識が、先ほどのモニターの応募状況などからも考えますと、
残念ながらいまだ広くは浸透しているというような状況にはないと考えておりますけれども、
私ども、市民の方々の認識として、既に地域、家庭、職場において男女共同参画の意識を持ち、
実践しておられる方、総論賛成・各論反対というような方もいらっしゃいますし、
全く関心がないよとおっしゃる方、さまざまな方がいらっしゃると思っております。
男女共同参画社会の形成につきましては、息の長い取り組み事業というふうに考えてございます。
専業主婦のお話がございました。働く女性に比べるというようなお話でございましたけれども、
家事労働というのは、なくなることのない価値あるものであるというふうに、私は考えております。
外に出て働く女性に比べるとということで、それを必ずしも否定されるものではないというふうに考えております。
男女を生物学的によって区別することは差別に当たるのかというような
(「答えなくていいよ」と呼ぶ者あり)
ご質問だと思うんですけれども、性別によって区別することが必ずしも差別に当たるとは思っておりませんけれども、
強調し過ぎると、1人1人の個性と能力を十分に発揮することができなくなるということであると問題である、
そういうことになると問題、そういう問題であるというふうには考えております。
それから、宇部市の条例をどうかということでございますけれども、
条例の制定におきましては、法の基本理念にのっとり、
国の施策に準じた施策及びその地域の特性を生かして策定し、
制定されるものであるというふうに考えております。
そういう意味で、その地域の特性が出ている条例であるのかなというふうに思っております。
それから、名前についてのお話でございますけれども、
「子」がつく云々ということで、それ自体が差別に当たるのかということでございますけれども、
私はそれを差別というふうには考えておりません。
それから、ひな祭りや端午の節句、あるいは赤いランドセル、
黒いランドセルというお話がありましたけれども、そのことでございますけれども、
私といたしましては、それ自体が差別であるというふうには考えてございません。
それから、朝霞市ですか、「市男女平等推進審議会の委員に選ばれて」
というような内容の記事のことでございますけれども、
ジェンダーを的確にとらえるということは大変重要であると思っております。
国では、ジェンダーという言葉というのは、社会的、文化的に形成された性別というような意味で、
男女共同参画基本法においても使用されているというふうに考えておりますけれども、
男女共同参画社会の目指しているものというのは、性別にかかわりなく、
その個性と能力を十分に発揮することができる社会であり、
男女が差別を受けることなく対等なパートナーとして、さまざまな分野に参画し、
利益も責任も分かち合っていける社会を目指すものというふうに私は理解をいたしております。
以上でございます。
[中村実議員登壇]
●中村実議員 続きまして3問にいきます。図書館に関しましてお尋ねをいたします。
(「議長、1、2、3問目というのがわかってないみたいだから注意してやって」と呼ぶ者あり)
ちょっと順不同になってしまっていて、大変恐縮なんですが、図書館に関しましてお答えをいただきたいと思います。
図書館に足を運ばれる方はたくさんおられます。
私も図書館は好きですので、しょっちゅう行くんですが、今回、平和図書展示につきましてお尋ねをいたします。
図書館の利用の仕方というのは、
皆さん、基本的なルールにのっとってきちんと利用していただきたいものでありますが、(笑声)
この平和図書展示といったものを8月中展示をされているんですね。
この平和図書展示というものを見に行かれた方がどれだけいらっしゃるのか、
ちょっとわからないんですが、その平和図書とは何かといった問題を私の方も伺いました。
平和図書、ちょっとこれは、私、一番最後の質問にさせていただこうと思うんです。
平和図書とはどういうものかということについては、きのうまでの段階で、
どういう基準で平和図書を選んで、どういうふうな作業手順を経て
平和図書展示のコーナーに陳列されるに至るか、平和図書とは何かとか、
平和図書の選ばれていく選定のいきさつについては、私、伺いましたので、
平和図書展示のあり方とは何かということは伺いませんが、しかしながら、
平和図書展示のあり方につきまして私なりに考えがありますので、
お尋ねをさせていただきたいこと、これは一番最後のお答えにお願いしたいと思います。
その1つ前に、閉架図書──閉架図書と開架図書というのは、
私自身さほど、開架図書とか閉架図書とか、本の背中にイロハのイの何とか何とかとか、
あれで区別するらしいんですが、正直申しまして閉架も開架もあったものではなくて、
私自身、無関心であったんですが、昨年の焚書坑儒事件を機にいたしまして、
私もこの図書館について一通り勉強させていただきました。
その中で、閉架図書といったものは、要は書棚に並んでいないわけです。
私たちがこの本を読みたいなと思って図書館に行くわけですが、
例えば軍事のコーナーがあります、社会のコーナーがあります、経済のコーナー、文学のコーナー、
ここに行って私たちの読みたい本があるかなと思って、ところがここにはありませんと。
それは何らかの理由があって閉架図書、ふだんは、言えばもちろん見せてくれるんですが、
書棚には常時陳列をされているわけではない本たちがそこにおさめられているわけです。
それが閉架書庫でありますが、要はちょっと縁が遠くなってしまうわけです。
その場にあれば、もちろん読んで、手にとって読みたいと、そういう欲求を充足することができるんですが、
閉架図書自身を、私自身、閉架図書って何だろうと思っていましたから、
閉架図書ってあって、これは検索をかけたりしてみましても、
職員にお申し出の上、読んでくださいと書いてあるわけです。
そうすると、何だ、面倒くさいな、職員の人に言わなくちゃいけないのかなと思うと、
しり込みをしちゃうわけですね。
要は、常時並べられていない本を閉架図書と認識していただいて構わないわけですが、
この閉架図書にされているものの中に「新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論」という本があります。
(笑声)
これは、笑っていらっしゃる方もおられますが、小林よしのりさんが書いた、
いわゆる「ゴー宣」と言われるものなんです。
ゴーマニズム宣言。「ゴー宣」と言われて、この中でも随分、
読んでおられる方おられるみたいですが、その「ゴー宣」と呼ばれまして、
これはベストセラーになっておりますし、いわんや「新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論」といったものは、
物すごい人気がありました。私自身も買って家に持っております。
この「新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論」の本が閉架図書に入れられているわけです。
これを時系列的な流れでちょっと見てみますと、
平成──これ、西暦で書いてあるので計算に苦労するんですよ、いつも。
98年12月20日に中央図書館でこれを受け入れているわけです。購入しているわけですね、その本を。
ちなみに、小林よしのりさんという方は、先日、西図書館の焚書坑儒事件で判決が出ましたけれども、
その原告団長の井沢元彦さんと共著である本を出しておられます。
ある新聞社の正義という本なんですが、その本といったものも共著で出しておられまして、
いわばその焚書坑儒事件の被害者でもある方です。ですから、
右と目されてしまわれて気の毒な方なんですが、こ
の方の本が98年、平成10年12月20日に中央図書館に購入をされています。
その後、平成13年1月19日に閉架書庫に入れられてしまっております。これは文字どおりのお蔵入りであります。
ところが、閉架図書に入れていく基準といったものが幾つかありまして、
利用の頻度が少ないもの、または、もうぼろぼろにされてしまったりとか、ぐちゃぐちゃに落書きがされていたりとか、
もうどうしようもない本とか、いろんなほかの基準があるらしいですけれども、これを閉架図書に入れるわけであります。
ところが、この本といったものは、2年余りのわずかに命しかなかったといいましょうか、
日の目を浴びる機会が表ではなかった。
ところが、じゃこの本といったものがなぜ閉架図書に追いやられてしまったんでしょうかと、
私それを伺ったんです。そうしましたら、汚れが激しいからと。
私は、この汚れが激しいからというのをいつも思い出しちゃうんですが、
去年の4月16日の産経新聞のWEB版なんですけれども船橋市の教育長は約20人の
──これは西図書館の例の事件の話ですが、約20人の当時の館員全員からの事情聴取を指示した。
関与した女性司書に対する12日の調書では、汚れ、破損がひどかったと理由を説明する一方で、
全部自分でやったか記憶がないなどと話していることから、
市教委は、司書1人の行動なのか図書館ぐるみなのかをはっきりさせるとしているとあります。
私も、この場で、汚れているから本を捨てましたと耳にしたのを思い出したわけであります。
それであれば、その「新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論」がどの程度汚れているものなのか、
私、昨日、中央図書館にお邪魔をいたしまして、お手数ですが、閉架図書の中
──私も、それこそ自慢じゃないですけれども、中央図書館に関しては、
この中では私はだれよりも詳しいと思っております。あの中の構造一つとっても。
で、その中央図書館のその中の一番奥にあるんです。
閉架図書の書庫というのが、3階に行きまして一番奥に閉架書庫というのがありまして、
そこで閉架書庫から、このゴーマニズム宣言の戦争論を読ませてくださいと。
そうしましたら読ませていただきました。
本当はきのうも、お邪魔したのが6時50何分で、7時過ぎて何か貸してくださいとか言うと、
また何か言われるとしゃくなものですから、わかりました、きょうはこれで帰りますと。
本当はきょうの午前中伺いたかったんですけれども、
きょうの一般質問の準備がありまして、残念ながら借りには行けませんでした。
ですのでこの場で、本当は、ここに「ゴー宣」があります、
これが戦争論ですとお見せをしたいところではあるんですが、
これは私の見た目を信じていただきたいんですが、全く遜色といったものはないんです。
よく見ていきますと、それこそどこか、家でチャーハンでも食べながら、
寝っころがって読んでいた人がいたのかもしれませんが、
若干、おしょうゆか何かをこぼしたような跡は確かにありました。
これは信用していただけない方がいらっしゃれば、
中央図書館に行って、「ゴー宣」の戦争論の閉架図書を出してくださいと言って、
ご自分で見ていただきたいんですが、この程度の基準で閉架図書に追いやられてしまったら、
図書館じゅうから本がなくなっちゃうんです。その程度のものです。
しかしながら、いまだに、その戦争論を読む人がいない、
嫌いな人ばかりだという方もいらっしゃるかもしれないんですが、
その1つの頻度、貸し出しの回数といったものが頻度の基準となるんですが、
これは平成10年12月20日に受け入れて、平成13年4月19日お蔵入り、2年余り、
わずかな期間でありましたが、この期間に45回貸し出しをされているわけであります。
さらに、きのうの私のように、閉架図書からゴーマニズム宣言を貸してくださいと、
そうやって依頼をして、はいどうぞと読んで、その人が貸し出しをしていけば記録は残りますが、
図書館の中で読んで、「おもしろかったです。ありがとうございました」と言って返してしまうと、
この記録は一切残らないんです。ですから、ミニマムとして45回の貸し出し回数はあったこと、
それ以上の需要といったものがあったと私は予想されます。
そういった頻度といったものがある中で、果たしてこの閉架図書に追いやってしまう、
こういったいろんな意味で物議を醸した本です、この本は。
まさに戦後の東京裁判史家に対しまして、特に若年の世代に対しまして大変な影響力を与えた本であります。
だからこそ私は、小林よしのりさん、ねらわれてしまったのかなと思うんですが、
こういう実態といったものが果たして正しかったのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。
時間がないものですら、ちょっと急ぎますが、レファレンスサービスといった問題も、
これは非常に問題がありまして、今の図書館の事実といったものが一目瞭然でわかるわけですが、
3階に行ってある新聞を読みたいですと、いついつの分を読みたいとか、
いろんな人が来るわけです。中には、コピーのつり銭が出ないからどうのとか、
そういうのを3階のレファレンスコーナーでいろんな人がいます。
私自身も、ある新聞を読みたくて行ったんです。そうしたところ、
書道サークルか何かをやっている女性の方々が何人かおられて、
最初はコピーの使い方がわからないとかいう話でしたので、
それはこうですよという感じで、私もそれは教えて差し上げたんですが、
それ以前に、何だとか、何かわけのわからない本が読みたいんだけれどもどうのとかって、
それはちょっと私わからないので、その間じゅう、図書館の職員の人はいないわけなんですよ。
「じゃ、ちょっと図書館の職員の人を私呼んできますから、ちょっと待っててください」と、
それで「どなたか手のすいている方はいませんか」と言いに行こうとしたら、
何てことはない、そのレファレンスコーナーの人は、たばこをふかしてのんきにいるわけなんです。
要は、今後、図書館といったものがまず戒めていかなければいけないこと、
図書館職員の左うちわが優先される図書館ではなくて、
利用者が優先される図書館へと脱皮を図らなければいけないわけであります。
そういった意味では、行政サービスという意味で、開館時間の延長であるとか祝祭日の開館といったことも、
しっかりこれは考えていかなければいけないわけであります。
図書館の職員の左うちわが第一であるような図書館は、これは最低なわけです。
船橋市の図書館が最低であるということは、思想、良心の自由を踏みにじることも、
もちろんこれは最低です。そしてまた、利用者といったものを常に2番、3番に考えること、
これも最低なんですが、この最低の図書館から脱皮をしていくために、
これは厳に図書館改革を求めるものであります。
次に、急ぎますが、先日9日、例の事件の判決が出ました。
それにつきまして、もう特別送達で判決文自体も弁護士事務所から来ていると思うんですが、
それに関しまして、その判決の内容及び、田久保捷三さんがコメントしているわけなんです。
そのコメントに対してどのようにお感じになったか、お聞かせをいただきたいと思います。
順番が最後になってしまったんですが、平和図書に関してなんですが、
私、去年の9月議会の私の議事録をごらんいただきたいんですが、
去年も私は同じような話しているんです、この場所で。
平和といったものは何をもって平和とするか、
それは私、きのうのうちに図書館の方ともいろんなディスカッションをして、
いろんな基準とかも伺いました。ですのできょうは伺いませんが、
しかしながら平和といったもの、いわゆる反戦平和を平和だ、平和だと、
そういうことだけを唱えていれば平和が来るというのは、私、余りにも浅薄ではないかと思うんです。
やはり、戦争が起きるまでにはさまざまな要因があると思います。
人種の問題、宗教の問題、または貧富の問題、南北の問題、
そしてまた経済的な問題、さまざまにあるわけなんです。
しかしながら、反戦平和、一言、平和、平和と唱えていれば、
それだけ言っていれば平和が来るという、そういう時代ではないからこそ、
一体全体、平和といったものは、これは本当に奥深いものだと思うんです。
さまざまな要因を経て戦争といったものが起きるわけでありますから、
だからこそ、その原因を踏まえないで、ひたすらに平和、平和と声高に叫ぶということだけが
平和とは私は思わないんですが、そのあたりどのようにお考えになるか、
お聞かせをいただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
(「中村さんはどう思うの、平和について。それが全然ないね」と呼ぶ者あり)
[生涯学習部長登壇]
●生涯学習部長(石井英一)
まず初めに、小林よしのりさんの「新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論」のことについてお答えいたします。
図書館では、資料を購入しますと、図書登録をした後、書架に配架しております。
その際の書架は、利用者自身が直接に図書の現物を見ることができる開架書架に配架しております。
しかしながら、開架書架がいっぱいになって図書を配架するスペースがない場合や、
一部ページの脱落、汚れなど汚破損がある場合、閉架書庫に配架して、
汚破損がこれ以上進まないように管理しております。
しかしながら、ご指摘の本につきましては、
貸し出し回数も非常に多いということから、開架書架に配架すべきものと思っております。
もし汚破損していれば、購入いたしまして配架したいと思っております。
次に、先日の西図書館の蔵書廃棄にかかわる判決について
どう受けとめるかということでございますが、
判決の内容につきましては真摯に受けとめております。
当事者としては、市の懲戒審査会の答申を受けて厳選な処分を行ったと考えております。
今後、市民の図書館としての信頼を得られる運営に、より一層努めてまいります。
次に、平和図書の件についてお答えいたします。
平和、平和と言えば平和が来るのかということなんですが、
平和というものはだれしも願っておるものでございます。
しかしながら、地球上に人類が誕生して以来、争いごとが絶えたことがないと言われております。
争いや戦争にはいろいろな原因があろうかと思います。
領土問題であったり経済問題であったり、また民族や宗教などのいろんな問題があろうかと思います。
私は、戦争や平和を考える場合、その原因をよく理解し、
そして考えることが重要であろうかと思っております。
また、平和、平和と唱えていれば、平和は向こうからやってくるとも決して思っておりません。
(予定時間終了5分前の合図)
今後、平和図書の展示につきましては、その辺を十分に踏まえまして実施してまいりたいと思っております。
以上でございます。
(「実質的な勝訴なんだから」と呼ぶ者あり。
●中村実議員 了解しました。