西図書館の司書が、自著「ぬい針だんなとまち針おくさん」を大量(35冊!)に購入を決定した会議に出席!?

多額の公金を繰り返し受領の、NPOまちアート・夢虫の理事と監事(監査)が同居親族!?
 動画はこちらです。


副議長(倍田賢司) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第1の一般質問を継続します。

 中村実議員。(拍手)

[中村実議員登壇]

中村実議員 それでは、通告をいたしております学校教育につきまして及び葛飾川上部利用計画につきましては、次回以降といたします。

 まず、公民館事業につきまして質問をいたします。

 葛飾公民館、西部公民館、海神公民館等での公民館事業に際して、議員が理事を務めている間に、NPOまちアート・夢虫に多額の交付金が繰り返し支出されていた事実は、これまでの質疑の中でも明らかであります。生涯学習部としては、事業を委託するに当たって、そして多額の交付金を繰り返し支出するに当たって、委託先の情報を収集し、精査していると考えまして、質問をいたします。

 NPO法人まちアート・夢虫の理事の同居親族が、同じ時期に監事を務めていたとの話があります。教育委員会として関知しているか否か、回答を求めます。

 続いて、男女共同参画に関しまして質問をいたします。

 前回、女性センターフェスティバルのチラシの件を私も質問いたしました。こちらが16年度版で、こちらが17年度版であります。(チラシを示す)同じ団体の16年度版、17年度版と手元にあるんですが、市のチラシなのか団体のチラシなのかわかりにくいとの指摘に対する見解を求めましたところ、「今後、実行委員会と協議してまいりたいと考えております」と回答がありました。

 前回もお示ししましたが、女性センターフェスティバルとあって、裏を見ると、団体の問い合わせ先の方のお名前や電話番号が書いてあったりとかしておりました。いろいろあるんですが、こちらはことしのなんですが、こちらは子育てボランティアサークル「ぽんとぅーんぶりっじ」のものですが、ホームページやメールアドレスも記載されていまして、多くの方が参照されたのではないかと思います。

 こちら表面が女性センターフェスティバルとありまして……(チラシを示す)(「見えないよ」と呼ぶ者あり)見えない。じゃ、これは女性センターに行けばお手元に入りますので……(「そんなの相手にするんじゃないよ」と呼ぶ者あり)はい。これが、団体の案内と思われるようなものが裏面にあります。このようなものが公の名のもとに配られておりました。

 そのような経緯があったものですから、今回はと期待をして会場に足を運び、チラシを手にとりました。指摘は全く受けとめられなかったと見えまして、昨年と同じままに、団体の勧誘のチラシそのものでありました。

 ふなばし女性会議の企画にお邪魔をしてみました。入り口では、以前、男女共同参画推進委員会が開かれた市役所9階の会議室でいきなり配られた、ふなばし女性会議の機関紙「ルミエール」が配布をされていまして、とてもではありませんが、市の主催行事とは思えない雰囲気でありました。

 会場では、私もさまざまな方とお話をいたしました。一方的に罵詈雑言をまくしたて姿が見えなくなってしまうような方もいれば、苦言の応酬におつき合いくださった方、そして、日常的に私のホームページを穴があくほどまでに見てくださっている方々等、さまざまな方々がおられました。

 参加者というよりは、船橋女性会議の方なのでしょうが、「あなたこそが女性センター利用者のかがみです」と叫んでしまいたくなるような方もおられました。ある議員の選挙用リーフレットに堂々登場の方も、テレビふなばしの番組「ふなばしCITY・NEWS」の画面にアップで登場するなど、注目されていました。

 今回は期せずして、助役に質問することとなりましたが、前回の企画部長と私とのやりとりと、今回の紛れもない現実を目の当たりにして、どのようにお考えか回答を求めます。

 続きまして、女性センターでの女性の生き方相談の委託を受けております、東京フェミニストセラピーセンターに関しまして質問をいたします。

 昨年度の同社との契約額は230万円を超える額であり、当然競争入札に付されるべき業務委託と考えます。しかしながら、業務委託等競争入札参加有資格者一覧の中に有限会社である東京フェミニストセラピーセンターは見当たらず、随意契約のままこれまでの間、推移してきた実態があります。果たしてこのような契約のあり方でいいのか見解を求めます。

 続きまして、女性センターの専門員に関しまして質問をいたします。

 月額8万4000円を受領する女性センター専門員を委嘱するに当たって、不適切な行政手続があったと聞いていますが、事実であれば、何らかのとがめはあったのか、具体的に回答を求めます。

 続きまして、専門員の出張に関しまして質問をいたします。

 平成10年10月27日に、新宿のホテル、パークハイアット東京に、ヒューマンフォーラムの打ち合わせとして出張している専門員がいます。この打ち合わせの内容はどのようなものであったのか、回答を求めます。

 一方、別の専門員も別件で平成13年6月25日に新宿に出張しております。ところが、同じ新宿への旅費であるにもかかわらず、前者は後者に比べて高額の旅費を受領しております。どちらへの旅費が適切で、どちらへの旅費が不適切であったのか、2つに1つかと思いますが、回答を求めます。

 また、不適切に旅費を受領した者に対して、支出された公金の返還を求める意思はあるのか、回答を求めます。(「自分で認定しちゃったんだよ」と呼ぶ者あり)

 話を変えまして、パークハイアット東京にヒューマンフォーラムの打ち合わせに赴いた専門員が女性センターに勤務していた期間はいつからいつか、回答を求めます。

 また、この専門員が女性センターに勤務している間に、政治団体を設立するなど、公職に立候補する準備をしていた専門員はいたのか否か、回答を求めます。

 また、この専門員は市議会議員を務めておりますでしょうか。

 以上、回答を求めます。

 続きまして、図書館に関しまして質問をいたします。

 西図書館事件の高裁差し戻し審判決の翌朝の、先月の25日、西図書館の児童図書選書担当者が、朝の忙しい時間、私の街頭演説に耳を傾けてくださっていました。正面で聞いてくださればいいんですが、聞くには何とも不自由な位置、私の視界に入らない位置でお聞きでありました。別の席で、当日、そのときの話を話題にしていたのでありますが、「それは偵察、いや、監視をされていたんだよ」と言われました。いずれにしても、私の話にじっと耳を傾けておられました。

 私は、当日、事件の判決の報告を申し上げながら、私自身の見解を申し述べていたのですが、私のつたない見解をどのように認識してくださったのか、回答を求めます。(笑声)

 話は変わります。児童文学者であります土橋悦子氏の著書「ぬい針だんなとまち針おくさん」、福音館書店発行の蔵書数は35冊と、ベストセラー「世界の中心で、愛を叫ぶ」の蔵書数23冊をはるかに上回る事実と、「世界の中心で、愛を叫ぶ」が札どめである状況は変わらずでありますが、蔵書数もまた相変わらずであります。

 市民の方の利便に供されなければならない事態に、せめて「ぬい針だんなとまち針おくさん」と同じ数の35冊もあれば、市民の方の要請に一歩前進しておこたえできるのではと思われてなりません。日ごろ図書館の方の発する言葉がむなしく聞こえてなりません。

 土橋悦子氏の著書「ぬい針だんなとまち針おくさん」が6年前の平成11年に発刊され、35冊も蔵書がありながら、貸し出し回数は358回にすぎないことを前回指摘をいたしました。

 「ぬい針だんなとまち針おくさん」は児童図書選書会議で購入の判断がされましたが、その意思決定に著者自身が関与するような事実はこれまでにあったのか回答を求めましたところの答弁は、「選書に関して当該司書が関与していたか、当該司書が当該図書を対象とした選書会議に加わっていたかどうかについては、約6年前のことであり、確認することはできませんでした」との答弁がありました。

 この答弁に対して、多くの方から「こんなふざけた答弁をする船橋市の教育委員会は、一度解体して出直した方がいい。こんな答弁をする職員のために税金を払うのはごめんだ」と、怒りを通り越したあきれの声が数多く寄せられています。(「そんなことないよ」と呼ぶ者あり)確かに教育委員会、生涯学習部の無自覚・無責任、ここにきわまれりの答弁でありました。

 私は、生涯学習部の体質を嫌というほどこれまで見せつけられてきて、感覚が麻痺している面はありますが、市民の方の感覚は的を射ておられることを痛感しております。市役所の中でのみしか通用しない論理が平然とまかり通る現実を、市民の方は決して許さない現実であります。

 どなたも言われます、こんな教育委員会――教育委員会と言うよりは、正しくは生涯学習部なのですが、「こんな教育委員会だからこそ、根性をたたき治すためにも上告あるのみ」と、どなたもおっしゃいます。私も同感であります。教育委員会の甘えの構造を断ち切るためにも、のれんに腕押しであろうとも、粛々と淡々と責務を果たすのみであります。

 高裁差し戻し審判決を先月24日に目にし、事の意味を牛の歩みで認識しつつあると期待せずにはやっておれぬこのごろではありますが、この期に及んで同じ答弁をなさるのか否か、回答を求めます。

 また、選書自体も、この理解され得ない実態にかんがみますと、船橋の図書館に限っては、第三者の監視といったものも求められてくるかと思います。

 私は、先月の17日に開かれました資料収集担当者会議の報告書と、18日に開かれた児童サービス担当者会議の報告書を、資料請求して取り寄せました。一般書と児童図書の選書会議の結果報告でありますが、児童図書では福音館書店の児童書の発注が断トツだったりと、相変わらず腑に落ちないのであります。

 市民の方々の疑念を払拭しようとするのであれば、情報公開に後ろ向きであってはなりませんし、そして公明正大であればこそ、いかなる外部の目が注がれようと自信を持ち、圧力云々と感じるようなことはあり得ないと私は考えます。

 市民参加型の選書さえ求められる時代でもありますが、公の名のもとに、私たちの貴重な血税をもって営まれる選書会議の情報公開化に向けたお考えの回答を求めます。

 引き続きまして質問いたします。東京都中央区の社会教育事業であります「まなびシティ中央カレッジ」なる企画の「講座こどもの本」という講座が、中央区役所ほかで開かれました。本市の図書館行政が注目されていることを意味するかと思いまして、質問をいたします。

 本年6月16日には、「こどもと本をつなぐ(3)」と題して、本市の職員であるところの司書が講師を務めております。当日、この職員の服務上の取り扱いはどのようになっていたのか回答を求めます。また、上司に事前の申告が行われていたのか、無断であったのか、回答を求めます。

 以上で1問終わります。

[生涯学習部長登壇。「頑張れ」「負けるな」と呼ぶ者あり]

生涯学習部長(安達美代子) 公民館事業についてのご質問にお答えいたします。

 公民館で団体に講師を依頼する場合、該当事業に関する実績については確認をする必要があると考えますが、役員の構成までは必要と認識しておりません。したがって、ご質問の内容につきましては把握しておりませんので、ご理解願います。

 次に、図書館についてのご質問にお答えいたします。

 街頭演説の件につきましては、勤務時間外の個人の行動でありますので、把握しておりません。

 次に、当該司書が関係した著作・翻訳図書の選書に関して、当該司書が選書会議に加わっていたかのご質問でございますが、近日中に直接本人に確認をいたしたいと思います。

 最後に、選書会議の傍聴についてお答えいたします。

 選書会議は、図書の購入のための選定案を検討する内部会議であり、公開することで自由な意見交換ができない場合や中立性が損なわれる場合があるため、傍聴の機会は設けておりません。

 なお、会議における公文書の開示は、船橋市情報公開条例の開示請求に基づき行っているところでございます。

 また、児童図書の選書につきましては、船橋図書館資料収集方針及び児童図書選定基準に基づき、複数の者が多方面から検討・協議した結果でございます。

 以上でございます。

[助役登壇]

助役(原宏彰) 企画部にかかわります問いにつきましてお答えを申し上げます。

 まず、女性センターフェスティバルのチラシが参加団体のPRのようであると指摘をしたが、11月25日からのフェスティバルにおいては、今までどおりのチラシが作成されており、なぜ改めなかったかという点だったと思いますけれども、ご指摘があったことは承知をしてございますけれども、9月議会以前の7月25日におきまして、女性センターフェスティバル参加希望者に説明会を開いております。

 その場におきまして、チラシについては前年度同様、表面は女性センターで作成するフェスティバル全体の内容で、裏面は参加団体の企画の事業内容を印刷する旨の説明を既に行ってしまっておりまして、従前どおりとしたものでございます。

 今後は、公民館の文化祭などにおけるチラシの作成状況等を参考にいたしまして、ご指摘の点も踏まえまして改善を行ってまいりたい、かように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。(「不当な圧力に屈しちゃだめだよ」と呼ぶ者あり)

 次に、女性の生き方相談を業務委託をしているということについてのお話であったかと思いますけれども、現在、女性の生き方相談を業務委託している業者とは、1日当たり単価を取り決めた単価契約で契約を締結しております。

 船橋市に登録をしている業者の中には、同様の契約を締結可能な業者がなかったため、業者登録のない現在の業者と契約を締結したものでございます。

 契約自体は適正であると考えておりますけれども、契約方法等、今後検討してまいりたいと思いますので、ご理解を願いたいと思います。

 次に、女性センター専門員の委嘱に当たりまして、不適切な手続があったのではないか、あったのであれば、何らかのおとがめがあったのかという問いであったかと思いますけれども、女性センター専門員は、非常勤の特別職として、1年間の期間を定めて委嘱をしてございます。船橋市女性センター専門員の任用職務等に関する要綱では、「1回に限り委嘱期間を更新することができる」としておりますが、現状では、「ただし、市長が特に必要と認めた者については、この限りではない」を適用して、数年間連続して委嘱している方もおられます。このような運用が不適切との指摘を受け、担当者が始末書を提出した事実がございます。

 次に、新宿への出張の話で、内容がどのようなものであったかという質問であったかと思いますけれども、平成10年度の関連の書類等は廃棄処分になっているところから、内容は確認することができませんので、ご了承ください。

 続きまして、旅費の計算に際し、他の職員と経路が違い、旅費が多いのではないかというご質問であったかと思いますけれども、通常、旅費の算定につきましては、最も経済的経路によりますけれども、特別な理由がある場合には、実費弁償として実際に利用した経路で支払うこともございます。

 今回のケースについても、詳細はわかりませんが、この適用を受けたものと思われ、金額についても許容の範囲であると考えております。多く支払っているのではないかとのことでございますが、ただいま申し上げたとおりでございます。

 次に、専門員としての勤務期間はいつからいつか、公職への立候補の準備をしていたかどうか、それから市議会議員を務めているかどうかというご質問であったかと思いますけれども、ご質問の件につきましては、お尋ねの情報のみでは確認ができませんので、ご理解をお願いいたします。

 以上でございます。

[学校教育部長登壇]

学校教育部長(松本文化) 講師を務めた職員の、当日の服務と内容の申し出はあったのかとのご質問ですが、服務につきましては、夏期休暇をとっておりました。また、内容についての申し出はございませんでした

 以上でございます。

[中村実議員登壇]

中村実議員 旅費の算定に関してでありますが、今回、旅行命令簿というものを私もつぶさにひもときまして、なるほどこういう経路で、皆さん、いろんな出張へ行かれたりとかされるんだなということがよくわかりました。(「関係ないだろう」と呼ぶ者あり)はい。失礼しました。

 それを見ていて、やはりおかしいんじゃないかなというのは、これは議員に対してそれを説明するとか云々とかではなくて、やはり市民の方にその実態といったものをお知らせしたときに、納得をしてもらえるか否かといったことが、私はすべての要件だと考えます。

 今回、旅行命令簿というものをひもときますと、経路も全部出ているわけなんですね。例えば、新宿まで出張するといたします。これは、船橋から――船橋というのは、お住まいになっているところが別だとしても、実際にお勤めしている場所から出張旅費といったものは換算していくルールであるらしいですので、船橋からスタートするわけでありますが、例えば船橋から西船橋へ総武線を1駅130円、そしてまた西船橋から東西線に乗って大手町まで、そして大手町で丸ノ内線に乗り換えて新宿まで出る。こうすると300円なんですね。合計430円。計算合っていますよね、430円ですね。往復860円で行けるわけであります。

 ただ、今回私が指摘をいたしました新宿への経路といったものは、私、そんなに鉄道のいろんなものは詳しくありませんが、ただ、普通に新宿へ出かけようとする場合、こういうルートというのは考えたことがないなといいましょうか、よもや思いもつかないようなルートなんですね。もちろんその分だけ、余分な公金が支出をされているわけであります。

 この経路といったもの、ご案内かと思いますが、このような経路をたどることによって、余分な公金を受領するようなことが、市民の方が許すと思っておられるのか否か回答を求めます。(「どういう経路なの」「だれにもわからないよ」「だれも答えられないよ、そんなもの」「共産党に出ているんじゃないだろうが。」と呼ぶ者あり)

副議長(倍田賢司) ご静粛に願います。

 原助役。

[助役登壇。「わかるように質問しなよ」と呼ぶ者あり]

助役(原宏彰) 旅費の経路が間違っておって、余分な公金を使っているのではないかというご質問だったかと思いますけれども、繰り返しになりますけれども、旅費の算定につきましては通常最も経済的な経路によりますけれども、特別な理由がある場合には、実費弁償として、実際に利用した経路で支払うこともございます。

 今回のケースについても、詳細はわかりませんけれども、この適用を受けたものと思われ、金額についても許容の範囲であると考えております。

 以上でございます。



最初の頁へ戻る