動画はこちらからご覧いただけます。

○中村 それでは一般質問を始めます。

最初に、質問項目順序を変更致しまして、項目3の「所謂市民との協働」についてを2番目として、項目2の「公金の支出について」を3番目と致します。

4番目の公民館についてと、5番目の西図書館焚書事件につきましては、次回以降と致します。

 

固定資産税減免に関しましてであります。

税務行政の根本にあるべき考え方は、「適正かつ公平な課税」であると考えます。

課税を行うにあたっては、私達の納税者感覚・市民感覚が重んじられるべきは当然でありますが、何よりも国民感情に基づいた、課税事務が求められるかと思います。

総務事務次官名で出された通知には「公共性の有無などを厳正に判断すること」とあり、減免措置の見直しを自治体側に促す内容であると、私は解釈するものであります。

朝鮮総連関連施設に対して、固定資産税と都市計画税を減免して来た千葉市が、現地調査等の結果、減免申請を却下する方針を固めたのは、先月で記憶に新しいものであります。

船橋市としても同様の措置を即刻行うべきと、私も提起をして今日に至っております。

前回の質疑以降の進捗は、心許無くてならないものであります。

市としては、減免対象に利用状況報告を求める文書を送付し、現在取り纏めを行おうとしている段階と言うのが、残念ながら現実であります。

直ちに減免を打ち切る姿勢を、姿勢、失礼致しました姿勢と言うのは船橋市政の市政ではなくて、姿勢です。姿勢を正す方の姿勢です。

直ちに減免を打ち切る姿勢を打ち出すことないままの、お役所仕事に対しては、市民の方から多くの怒りの声が巻き起こっております。

千葉市の課税部門の方々が、船橋市の対応を見て、どのように考えているか受け止めているか、想像に難くありません。

行政が重んじる「横並び意識」の弊害には、私もほとほと辟易は致しておりますが、今回の事例に限っては、後追いと言われようが直ちに同様以上の措置を講ずるべきでありました。

調査結果は来期の減免申請を判断するにあたって、反映されるものと思量されます。

回答待ちの現時点においては、厳重なる現地調査を行い、減免申請が妥当なものであるか否かの調査を改めて求めることを、厳重に要望するものであります。

続きまして、所謂ところの「市民との協働」に関しまして質問を致します。

本年の第1回定例会におきまして、私は次の通り中略を挟みながら質問を致しました。

実際にあった例をもとに質問を致します。

 議員が理事を務める間に公民館事業を委託され、多額の公金を繰り返し受領していたNPOまちアート・夢虫の事例は広く知られるところとなりました。また先日、次のような出来事がありました。

 葛飾川の上部利用計画に関しまして、地域の方々から様々なお考えを伺う懇談会が葛飾公民館で開かれました。
断っておきますが、この会合と言うのは、どなたかが私的に開く会合ではなくて、下水道一課が主催、即ち市が主催の会合であります。

 当日、会場であります葛飾公民館の講堂に入りますと、「葛飾川せせらぎの会」なる団体の展示物が所狭しと並べられていまして、私も驚きました。何だろうとは思ったのではありましたが、開会の時間でしたので着席を致しました。

 総論各論様々に、意見が多岐に分かれていると言うことを教えられていたのでありますが、突如、司会者であります下水道一課の職員の方から驚く発言がありました。

 意見が様々に分かれる現状がありながら、市が主催の会の中で葛飾川せせらぎの会の方を紹介し、代表者に発言の機会を提供し始めたのでありました。

 特定の意見だけを市の主催の会合で発表させることに当惑しておりましたところ、別の会員の方にマイクは渡っておりました。

会の入会申込書に、住所、氏名、メールアドレス等々を記入して、受付に提出云々と案内がありました。この方は、とある議員の選挙用のリーフレットに応援メッセージを寄せている方らしいのですが、今回の経緯は私にはわかりません。

 振り返りますと、受付の所には下水道一課の職員が待機をしていまして、一体全体どう言うことなのかと当惑するばかりでありました。

 更には、入会申込書を会の中で、会場内で、配り始める会員の方も現れました。

 この方も、とある議員の選挙用リーフレットに名前を連ねている方で、それはそれは大変に名高い、とあるNPOの理事長さんでいらっしゃるそうでありました。

 市の主催の行事の中で、それも公民館の講堂で繰り広げられました前代未聞の出来事でありました。

 私は挙手をして発言致しました。

 意見が数多く分かれている現状で、特定の考え方の方だけに行政が便宜を図るのは不公平である旨を申しましたところ、会場内から拍手喝采を期せずして浴びました。
 それだけ疑問を感じた方がいらっしゃったのではないでしょうか。

実例を例示致しましたが、このような形態を市民との協働と考えているのか、回答を求めます。

以上の通り質問をしましたところ、

協働の定義付け等は、18年度に設置致します、市民を含めた仮称協働推進委員会で協議し、協働指針等を作成していく中で明文化されるものと考えておりますが、現時点では、そうした市民活動がありましたことは存じておりますが、個別に協働と言えるかどうかの判断は致しておりませんので、ご理解をお願いしたいと存じます。

との答弁でありました。

その後月日を経たところでありますが、進捗は見られたのか否か回答を求めます。

市民との協働に関しまして質問を続けます。

議員が理事を務める間に、公民館事業を受託し、多額の公金を繰り返し受領して来たNPOまちアート・夢虫のホームページを開き、定款にある役員名簿に目を通しました。

また県のNPOパートナーシップオフィスにおきましては、登記簿の写しを閲覧致しまして、一枚10円でコピーをお願い致しました。

こちらがその写しであります。千葉地方法務局船橋支局登記官の方のお名前もあります。

これらの資料に目を通し、またとあるホームページを見て、理事と監事が夫妻であった事実を確認致しました。

恐らくその夫妻は、志向するところ即ちベクトルも一致をしている夫妻なのだなあと思ったものでありました。

夫妻の共同作業を美しいと捉える方もおられますでしょうが、ことNPOの理事と監事を夫妻で務めると言うことの意味を、暫し考え込んでしまいました。

特定非営利活動促進法の18条には、次の通り監事の職務が挙げられています。

 監事は、次に掲げる職務を行う。
 一 理事の業務執行の状況を監査すること。
 二 特定非営利活動法人の財産の状況を監査すること。
 三 前二号の規定による監査の結果、特定非営利活動法人の業務又は財産に関し不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実があることを発見した場合には、これを社員総会又は所轄庁に報告すること。

要はお目付け役として、理事の業務執行に目を光らせることが、監事の職務と言えるかと思います。

その理事と監事を、夫妻で務めていた事実を目の当たりに致しまして、私は心底驚きました。

夫妻の感覚。こう言った場合感性と言った方が適切と言えましょうが、私には到底理解出来ません。

様々な価値観倫理観を持つ方がいると受け止めるべきは、勿論世の常であります。

私は自分の感性を以ってこの事実を認識致しました。

市民との協働をこのような形で実現しようとする方もいるのかもしれないと思い、質問を致します。

夫妻でNPOの理事と監事を務めると言ったことは、所謂市民との協働の理念に照らし、好ましいことであるのか、またはどう受け止めるべきか、回答を求めます。

 

続きまして公金の支出に関しまして質問を致します。

 NPO、それも繰り返し多額の公金が支出をされた期間に、議員が理事を務めるという、俄かに信じ難い事実が判明を致しました。
 反響の大きさに私も大変驚きましたが、市民活動をされている方々からは、みんながみんなそのようなことをやっているのではないと言うことを認識して欲しいといったご意見や、そんなことが許されていいのかとの、ご指摘を多くいただきました。
 ご意見に対しましては、私自身は、市民活動に尽力されている方々のお姿を常々私も垣間見ております。
 ある程度の現状認識をして、わかっているつもりでありますと返事を差し上げております。

 また、当然なご指摘に対しましては、今後お時間をいただくことにはなりますが、議員の責務として事実関係の調査を行うことで、どなたにもご理解と納得をいただける市民のみなさまとの協働の実現のための一歩を踏み出す旨、返事を差し上げております。

特定非営利法人、いわゆるNPOですが、公民館事業とNPOとの関わりは、多くの広報物、そして不特定多数の閲覧に供せられるべき当該NPOのホームページ上からも知るところであります。

 NPO法人まちアート・夢虫は、市民活動サポートセンターに専用のファイルも設置されていたりと、行政にとっての認識、そして何よりも市民の皆様への周知度が大変高いのではないかと察するものでありますが、こちらのNPOの理事を務めていたある議員が、次のようなことを声明文として主張しています。

 長くなりますので、中略を挟みながら紹介致しますと、

「以下の件と思われます(私の理事在任中、これ以外に金銭を伴った市との関係はありません)平成15年度船橋市海神公民館の子供まつり事業に同NPO法人は講師依頼を受け、運営に協力。事業資金(13万円)は、代表者口座に振り込まれました。」

中略を挟みまして、「同様に講師依頼としての協力が他に3件(2〜3万)ありました。とあります。

この議員が理事在任中、金銭を伴った市との関係は今述べた通り1件+3件でありますから、4件と、本人の説明から理解が出来ます。

これ以外に金銭を伴った市との関係は無いとのことであります。

 

ところがこの議員は、またある時は、代理人を介して「夢虫の理事を務めていた間を含め、夢虫に対して『多額の公金が繰り返し支出される』といった事実は一切ありません」との通知を、自身のホームページ上にも掲載し、不特定多数の閲覧に供する状態で知らしめております。

 

夢虫の理事を務めていた間を含め、夢虫に対して多額の公金が繰り返し支出されると言った事実は一切ありませんとありますが、理事在任中及び退任後に、一件14万円の支出を始め合計15件あった事実は確認されています。

また、17年の第2回定例会の生涯学習部長の答弁は以下の通りです。

公民館事業としてNPO法人まちアート・夢虫に支出した報償費の件数は、平成14年度に3件、平成15年度に4件となっております。 

こちらが、そのNPOまちアート・夢虫の登記簿謄本の写しなのでありますが、平成14年4月3日登記とあります。

即ち、これはですね、どう受け止めるといいますと、またですね、同法人の定款を目を通しましたところ、設立当初の役員の任期は、成立の日から平成16年3月末日までとする、とあります。

即ち平成14年度及び平成15年度に、議員が同法人の理事を務めていた事実が読み取れる訳であります。

議員が同法人の理事在任中の、金銭を伴った市との関係とは、14年度及び15年度の公金の支出の内容そのものと言えましょう。

生涯学習部長答弁の「公民館事業として、NPO法人まちアート・夢虫に支出した報償費の件数は、平成14年度に3件、平成15年度に4件となっております。」即ち合計7件と認識を致しまして、私もその答弁を根拠に、私自身のホームページにその旨を記載を致しまして、市民の皆様に途中経過の報告を行いました。

ところが、中村の言っていることは虚偽であると言っている人もいるとのことで、理解に苦しむところであります。

そこで、一体全体何が真実なのかを確認し、改めて多くの市民の方に報告を申し上げなければなりません。

真実はひとつしかありません。

自ずと誰の発言が正しく、誰の発言が虚偽なのかが、はっきりして参ります。

そこで質問致します。

議員が理事を務めていた14年度及び15年度に、NPOまちアート・夢虫と市との金銭を伴った関係、即ち公金の支出は何件あったのか、回答を求めます。

また、15年度に支出された公金の下限が、2万円との発言がありますが、事実か否か、回答を求めます。

 

続きまして男女共同参画について質問を致します。

先ず、女性センターにおける図書購入に関しまして質問を致します。

女性センターとしての判断で購入するものと、市民の方からのリクエストに応えて購入するものとの予算の比率についてであります。

女性センター独自で選書を行い購入するものが、全体の85%でありまして、市民の方からのリクエストに対応して購入するものが15%であります。

市民参加型行政と言う、時代の要請に逆行する動きであり、所謂市民との協働を推進する本市の方向性とも懸け離れるものと思われてなりません。

8割5分対1割5分の割合が、せめて「7 3」または「6 4」であれば、市民の方々にも一歩理解をしていただけるものと考えますが、見解の回答を求めます。

 

続いて女性センターフェスティバルに関して質問を致します。

昨年のフェスティバルでは「がってんフォーラム」なる、パネルディスカッション形式の企画があり、教育委員会文化課の課長補佐がパネラーとして登壇していたとのこですが、どのような問題提起または発言があったのか、回答を求めます。

また、一昨年の女性センターフェスティバルの際には、ドメスティックバイオレンス、最近はDVと言う人もいるようですが、DV関連のパネルが玄関を入って正面の特等席に展示をされておりました。

パネルの最も目に触れる箇所には、5つの例示があり、その内容に関して多くの市民の方から「市の施設である女性センターの展示としてああ言うのいいのかしら?」「女性センターと言う所はこう言う場所なのか?」「女性センターが問題視される理由がわかった気がする」との指摘がありました。

そこで質問致します。

それらの例示の内容とはどのようなものであったか、回答を求めます。

続いて女性ボードに関しまして質問を致します。

女性ボードから突き上げをくわされたと言うことでありますが、どう言うことであったのか、説明を求めます。

以上で1問終わります。

 

[企画部長]

最初に、所謂市民との協働についてお答え申し上げます。

この4月に企画部に設置致しました市民協働課では、市民が主体的にまちづくりの担い手となれるような態勢の整備と、市民や市職員の協働に関する意識の向上を図るため、今後様々な施策を実施する予定でおります。
 市民との協働のあり方や方向性等につきましては、今年度市民協働課において設置する、仮称協働推進委員会において、協働指針を作成することを予定しており、その中で議論されるものと考えております。

 

次に男女共同参画についてお答え申し上げます。

先ず、女性センターにおける図書の購入において、女性センター独白で選書し購入する費用と、市民からのリクエストによる図書の購入費用の割合が、市民協働と言う今の時代の考えに逆行していないかとのお尋ねでございますが、平成16年度、17年度において、リクエストによる図書の購入は平均13%でございました。
 
 しかし、17年度以降、リクエストされる図書が増加傾向にあることから「船橋市女性センターリクエストによる購入図書候補の決定等に関する基準」を定め、15%としたところでございます。

 今後も予算の制約はございますが、市民の方々からのリクエストに、より多く応えられるよう、購入割合などを検討して参りたいと思いますので、ご理解の程お願い致したいと存じます。

次に「昨年の女性センターフェスティバルで、教育委員会文化課の課長補佐がパネラーとして参加していたが、どのような発言をしたのか」とのご質問でございますが、女性センターフェスティバルは、毎年、市民公募による実行委員が企画・運営をし、市と共催で実施をして来ております。

昨年の女性センターフェスティバルにおける実行委員会企画は、「がってんフォーラム・女性センターの利用術」と題して、パネルディスカッションを開催致しました。

そのパネラーの一人として、実行委員会から市職員の中で女性管理職をとの要望があり、依頼をしたものでございます。

その内容は、市役所内の男女共同参画の流れをはじめ、女性管理職の登用及び女性のお茶汲み当番の廃止などについて、お話をいただいたところでございます。

次に、ドメスティックバイオレンスのパネルについてお答え申し上げます。

ご指摘のパネルは、女性に対する暴力をなくす運動期間中、一般成人を対象に、女性センターに展示したものでございます。

ドメスティックバイオレンスの特徴は、身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力、周辺の人を使った暴力など様々であり、内容も悲惨なものであります。
 これは、当事者以外はなかなか理解出来ない事であろうと思います。

このパネルは被害者の事実に基づいて、NPO法人DV被害者支援活動促進のための基金」が作成し、本市だけでなく多くの団体に貸し出しを行っており、ドメスティックバイオレンスの悲惨な現状を多くの方に知ってもらおうとするものでございます。

確かにある部分だけを取り上げますと、誤解を招く恐れのある、性的に踏み込んだ表現となっておりますが、これは、DVの発生を未然に防止する狙いを持ったものであり、この様な事を事実として受け入れ、女性の権利を守るための表現と受け止めておるところでございます。

 

次に、女性ボードから突き上げられた内容はどう言うことなのかとのご質問ですが、公にすることにより、率直な意見交換が出来ないことや、意思決定に不当な影響を与えられる恐れがあること。

また、検討途中で未成熟な情報が公になることにより、市民の誤解や憶測を招き、不当に市民の問に混乱を生じさせる恐れがあることなどが、その主な内容でございます。

以上でございます。

 

[生涯学習部長]

公民館事業に際しての公金支出についてご答弁を申し上げます。

平成17年第2回定例会においてお答え致しました通り、平成15年度以前のNPO法人まちアート・夢虫に支出した公金の件数は、14年度に3件、15年度に4件でございます。猶、その内15年度の下限は、2万5千円でございました。

以上でございます。

 

[中村]

パネルの件でありますが、個々人の立場ではそれぞれのお考えがあると思います。

しかしながら、船橋市の名の下に船橋市女性センターの名の下に行われるものである以上、市民の方の理解を得られるものでなければならないと思います。

同じ価値観の者同士で、企画を行うのであれば、どのような内容であっても問われることはありません。

だからこそ、どうしてもと言うのであれば、勤労市民センターや公民館を借りて、ジェンダーフリーフェスティバルでもドメスティックバイオレンスを考えるシンポジウムでも何でもいいですから、自分達で私的に開催することをお勧め致します。

 

意見はこの辺りに致しまして2問を始めます。

男女共同参画推進委員会に関してであります。

第10期の委員として、市長の委嘱を受けた方々に、委員会の概要等の説明がありました。

初顔合わせの初回に続く、第二回目の会議でありました。

冒頭に男女共同参画課長から、男女共同参画条例の制定の方向性最初にありきの発言がありました。

今後の推進委員会の議論を、特定の方向に誘導しかねない発言でありました。

委員の方々にとっては、「男女共同参画条例制定に向けての議論が委員に求められている」と、受け止められる方が大半であったのではないかなと思われます。

極めて不適切な発言と捉えますが、見解の回答を求めます。

 

引き続き委員会に関しまして質問を致します。

昨年の女性センターフェスティバルにおきましては、入場して右手すぐの、これまた特等席に、千葉コープの方々が出展をしていました。

男女共同参画と千葉コープ。どう関連するのかは、私には皆目見当が付きません。

とまれかくまれ、ご自身達の主張、アピールを、前面に打ち出した展示が繰り広げられておりました。

え〜とですね、ちょうど私も渡されたんですけれど、大量に用意されたですね、これらの印刷物を、すごいもう分厚くてですね、お作りになるの大変だったと思うんですが、ちょっとコピーは取れないんですけれど、これがその現物です

大量に用意されたこれらの印刷物を、多くの方が受け取り、目を通しておられました。

生活協同組合ちばコープの名称を、随所で目にするものでありましたが、こちらの印刷物には、情報協力船橋市役所、一マス開けて防災課そして船橋保健所と明記がされています。

どのような形で、これらの部署が協力をしたのかは、気になるところではありますが、今回は別の観点で質問を致します。

女性センターの主催の講座において、ちばコープの方が講師として起用されたと聞いております。

また、男女共同参画推進委員会の委員に、ちばコープの理事をされていた方が委嘱されると言った事実もあります。

ちばコープの名称を随所で見聞きするものでありますが、どう受け止めるべきなのか、見解を求めます。

 

会議室の中の話から、暫し駅頭へと話を転じます。

男女共同参画課長が、出勤前の慌しいひと時に、わざわざ途中下車までして、私の市政報告を聞きに来て下さいました。

通常よりどれほど早く、ご自宅を出られたのかはわかりませんし、何本早い電車に乗られたのかはわかりません。

教育の問題に関して、市民の皆様に問題を提起し、現状の報告も合わせて行っていたのでありますが、課長の登場を確認する毎に毎回、男女共同参画の問題の提起に切り替えておりました。

このところお忙しいのか尋ねて下さらなくて、大変さみしい思いをしておりますが、企画部長に対しましても、私如きの拙い問題提起を報告されたと聞き及んでおります。

私の問題提起をどのように受け止めていただいたのか、回答を求めます。

以上で二問です。

 

[企画部長]

男女共同参画についての再質問にお答え申し上げます。

先ず「男女共同参画推進委員会において、担当課長が男女共同参画条例の制定について、個人的な意見を述べて会議を誘導していた。」とのご質問でございますが、議員が傍聴されました第10期男女共同参画推進委員会の第2回会議において、主な議題の一つとして男女共同参画課の事務概要の説明を致しました。
 その中で、女性センターの条例改正について説明した際に、議員がご指摘の表現となったものでございます。

これにつきましては、前期の第9期男女共同参画推進委員会からの提言の中に、男女共同参画条例の制定を、次期男女共同参画推進委員会において検討するようにとの要望をいただいていることを踏まえての説明でございました。

ただ、傍聴しておられた議員が、そのような意図にとられたことは、説明に際し注意が不足していたものと思われますので、今後このようなことの無い様に課長には厳重に注意を促し、次回の推進委員会会議におきまして、説明の主旨を再度徹底させたいと考えております。

次に「女性センター主催講座の中で、ちばコープの職員の起用及び男女共同参画推進委員会委員に、ちばコープの関係者が委嘱されている。」とのご質問でございますが、1点目の「職員の起用」につきましては、平成14年度に実施致しました講座「知りたい!最近のパート事情」の中で、これからの働き方について考えて行く際、体験談を発表してもらう方としてお願いしたものでございます。

2点目の「男女共同参画推進委員会の委員の委嘱」につきましては、公募委員としてお願いしておるところでございます。第10期の応募に際しましては、広報等を通じて広く募集したものでございます。
 11名の応募をいただき、第一次審査の小論文と第二次審査の面接により、選考を実施致しました。

選考に際しましては、職歴等に関係なく、男女共同参画に関する理解度等を基準に、この方を含め5名の方にお願いした次第でございます。

 

次に「街頭演説に関し、部長に報告されていると思うが、問題提起をどのように受け止められたか」とのご質問でございますが、男女共同参画課長から内容の報告を受けておりませんので、残念ながら承知しておらないところでございます。

以上でございます。

 

[中村]

大変さみしい、残念なご答弁を聞いて、いささか脱力感ではありますが、3問を始めます。

第10期男女共同参画推進委員会の委員さんにとって、顔合わせに続く会合それも冒頭の説明であれば、一言一句漏らさず受け止められていたに違いありません。

前期の委員会の議論を受けての発言とは、どう転んでも受け取れないと、私は記憶しています。

と言うのも、次の通りの発言であったからであります。

「個人的な意見ですけども、条例の制定に向けた議論を進めていただければいいなあと思うんです」

このような発言が、前期の委員会の議論を受けてどうのこうのと結びつくとは思えません。

この問題は今後の推移を注視しながら、改めて問題提起を行おうと考えております。

続きまして、女性センター専門員が、不適切に受領していた出張旅費に関して質問致します。

平成10年度の市外旅行命令簿中の、命令番号106番に関してであります。

出発及び帰着月日は平成10年10月27日。

用務はヒューマンフォーラム打ち合わせ、出張先は新宿パークハイアットとあります。

 他の専門員が新宿に出張した際には、船橋から総武線で西船まで一駅。
 西船から東西線で大手町経由新宿で往復をしておりまして、こちらの経路は適切かと思います。

 新宿パークハイアットで打ち合わせをする必要性と言ったものは何であったのかは、私にはわかりません。

 こちらの専門員は、船橋から総武線で西船まで一駅。西船から東西線に乗り換えるところまでは適切な経路でありますが、大手町で乗り換えするのではなくって、高田馬場まで東西線に乗車をしています。

その後高田馬場で山手線に乗り換えて新宿に辿り着くと言った、理解に苦しむ経路を辿っております。

その結果、適切な経路であれば860円のところを、1060円かけて新宿まで往復しています。

この経路を選択するにあたって、特別な理由があったのであれば、勘案する必要もあるかと思います。

もしかしたら道中の時間を切り詰める必要があったであるとか、特別な理由があったかもしれないからであります。

 

 

私はですね、学生自分、新宿を経由して通っておりました。

時間にですね、いい加減と言いましょうか、ギリギリな性格と言ったものはその頃からでありまして、如何に最短で新宿に辿り着くか、如何に西船橋を遅く出る電車で向かえるかと言うことを、これを私、大変研究致しました。

その結果、九段下で都営新宿線に乗り換える経路であれば、西船7時48分発の東西線快速に乗車でも、遅刻にならないと言う結論を見出したのでありましたが、研究するにあたりまして、高田馬場乗り換えで新宿に向かうなどとは、およそ考えられもしませんでした。

所要時間を計ってみても、随分とまあ遠回りで時間のかかる経路であります。

当事者に事情を聴く事は、市役所内で容易に可能なことと思いますので、確認の結果についての質問は次回以降とすることと致します。

今回は、当事者に事情を聴いたか否かは別として、特別な理由があったのかを確認したのか否か回答を求めます。

以上です。

[企画部長]

 再々質問にお答え申し上げます。
 「旅費に関し特別な理由をその後確認したのか」とのお尋ねでございますが、私ども本年の3月に、この件に関し、出張者2人と当時の庶務担当者1人に事情聴取を担当課長が行ったところでございます。それによりますと、
出張者2人は、「新宿に出張したことについては覚えているが、その経路や特別な理由があったか無かったかについては、記憶に無い」と言うことでございました。

また、庶務担当者1人につきましては、「全く記憶に無い」と言う報告結果でございました。

しかしながら、今回のケースは詳細はわかりませんが、社会通念上妥当な範囲内と言うことで、実費弁償したものと考えているところでございます。

以上でございます。


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