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編み図:だらだらあみぐるみ猫「まいど」

 「まいど」とは、「ハジー」の編み図を少し直したものです。はじめのより足が短く、耳が少し丸く、顔も丸くなってます。(はじめは「ニューハジー」と呼んでいましたが、どうもピンとこないので「まいど」にしました。)
 ちなみに「ハジー」とは、作り方の1回目用に簡単な編み図を考えたものです。 私がいつも編んでいる猫たちはカカトやヒザや足の付け根がちょっと面倒なので、 「1回目は易しいものを…」と思って作りました。
 足が手と同じ形になっていますが、 ちゃんと座れるし、正座もできます。

 配色と顔は御自由にデザインしてみてください。私はこの2匹を作りました。(青いのが「まいど」、赤いのが「ミヂカ」です)

 同じ編み図でも仕上げでこんなに違うヤツになってしまうのです。配色だけじゃなく、綿の詰め方や、顔の刺繍もその時によって表情が違ってしまいます。作るものが全部違ってしまう。これって、マイナスではなくて、プラスなのかもって最近思います。「手作りって面 白い」ってこういうことかな?

「まいど」のほうは少しだけ詰め物が少なかったので、体が柔らかくて猫背もいい具合です。「ミヂカ」は猫背になりにくくて、足も閉じにくいのでたそがれるのが下手です。
 たそがれる「まいど」を見たい人はここをクリック

ご注意:仕上げの段階では、とじ針や縫い針、たくさんの待ち針を使います。手芸になれていないお子さまは、けがをしないように必ず大人の人と一緒に作業してくださいね。

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pattern of crocheted cat with diagram (Amineko)


用意するもの
毛糸、かぎ針、とじ針、待ち針、綿(頭と胴に詰めます)、ペレット(おしりと手足に入れます)、顔を作るためのもの(フエルト、刺繍糸と刺繍針、細い毛糸など好みのもの)

※1. 毛糸の使用量の目安:中細までなら1玉、合太以上の太さなら2〜3玉 ほどを目安に用意してください。
編む人の手の力加減等で使用量は変わってきますが、参考までに私の場合の使用量 を書いておきます。(記録のあるものだけです、ごめんなさい)
合太のウールの場合、約47グラム
中細のウールの場合、約33グラム
合細のウールの場合、約21グラム
極細のウールの場合、約10グラム

※2. ペレットが入手できない場合は、小石やBB弾の玉 などで代用してください。小豆をお使いになる場合は虫がつかないように充分御注意ください。ペレットの代用品レポートもご参考になさってください。

作り方

 まず、編み図を参考にしてパーツを編みます。編み図は下↓

★手と足はふくらんだ部分を編み終わったところでふくらんだ部分にペレットを入れてしまって、それから残りを編みます。 細い糸やモコモコの糸で編んだ場合、内側が細くなってペレットが入らないことがあるからです。 ペレットがこぼれないように気をつけながら編みます。もちろん、内側が太い場合は編んでからペレットを詰めてOKです。(手足にはペレットだけを入れます。綿は入れません)

「ミヂカ」の手の部分。11段めまで編んだところ ピンセットでペレットを入れてるところ

★口の部分には、10段めまで編んだところで少し綿を詰めてから11段めを編みます。(11段めまで編んでしまうと綿を入れられなくなります!)
 11段めは少々無理な編み方をするので、写真のように大きな隙間ができます。これは適当にすくって、隙間を目立たなくしてください。

「ミヂカ」の口の部分。手前に隙間があります 糸を通して隙間を目立たなくします

 

「まいど」のパーツを編み終わったところ
編んでる途中で気がついたのですが、これではまるでドラえもんですね

 編み終わったら各パーツに詰め物をします。

★ 胴にはまずペレットを入れます。3分の1位までペレットを入れたら、残りの部分には化繊綿を詰めます。 こうするとお尻の重みで胴体が安定し、座れるようになります。化繊綿はあまりたくさん詰めないほうが面 白い動きをします(猫背になりやすくて可愛いです)。
(写真のものは合細で編んだもので、胴の長さは約10センチです。 もし極細などで編んで、長さが5〜6センチ位 の場合はペレットを多めに詰めてください。逆に太い毛糸で編んで大きくなった場合は、3分の1では重すぎることがあるので、編み地が伸びすぎない程度に加減してみてください。)

★胴に詰め物をしたら、頭に綿を詰めます。たくさん詰めると編み地が伸びて、頭がどんどん大きくなってしまいますので気をつけてください。胴体とのバランスを見ながら、綿で形を作るような気持ちで詰めてみるといいかもしれません。

頭をのせてみる 横にしてみたりする

★しっぽと耳には詰め物はしません。

 詰め物が終わったら、各パーツを待ち針で仮留めします。※待ち針をなくさないよう気をつけて!

★足としっぽは、座らせるのにじゃまにならない位置に付けます。胴体の7段目くらいがいいと思います。

★耳の位置はお好みで。真横に付けてもいいし、少し後ろに付けてもOK。私は少し後ろにつけることが多いです。

真横にまっすぐつける 少し後ろに、斜めにつけてみる


★手も、真横か少し後ろに。高さは胴体の編み終わりより1段前くらいのところがいいと思います。ひざに手をおけるくらいの位 置が可愛いです。

バランスが決まったら、いよいよ組み立てです

 組み立て&顔の刺繍です

★まず、耳と口を縫いつけます。たてまつりでていねいにつけます。 ※すべてのパーツに共通 ですが、ぐるっと一周たてまつりをしたら、もう3針くらい余分にたてまつりをしましょう。こうするとほどけにくくなって安心です。

★次に、顔を刺繍します。顔の中心を決めて、左右のバランスに気を付けながら刺繍していきます。(普通 は鼻と口を刺繍してから顔に縫い付けるようなのですが、私は縫いつけているうちに位 置が少々ずれちゃったりするので、後から刺繍するようになりました。)
 このとき、(ここが“ 超自己流”なのですが)糸に玉留めをしたら写 真 のように首の綿に針を入れて顔に出し、刺繍を終えたらまた綿から出して玉 留めをして糸を切ります。綿の形を崩さないよう、あまり糸を引っ張りすぎないようにします。これを、「右目」「左目」「右の眉毛」「左の眉毛」「鼻と口」と、部分ごとにやっています。ちょっと面 倒ですが、こうすると、たとえば「左目だけ直したい〜」と思った時に左目だけ直すことが可能だからです。
(はじめは同じ糸だからと右目と左目を続けて刺繍していたのですが、これだと片方の目だけ直したい時にも両方の目の糸を抜いてやり直さなくてはいけなくて勿体なかったのです。うまくできていた方の目が今度はヘンになっちゃったりして…)

 刺繍のステッチはお好みでどうぞ。私はほとんどの場合、普段の自分の落書きっぽい雰囲気を出すために、糸を一本渡すだけです。 チェーンステッチはカーブの線を刺繍したい時に使ってます。鼻も、「フエルトをたてまつり」「糸で刺繍」のどちらでもお好みでどうぞ。

★顔がうまくできたら、頭と胴体をつなぎます。頭と胴体の編み終わりの目数は同じなので、一目づつていねいにたてまつりしてください。

★頭と胴をつないだら、もう一度手と足としっぽの位置を確認します。実際につないでみると、仮留めのときと中心が違っていることがありますので、ずれていたら直します。

★直したら、手、足、しっぽをていねいにつけます。手を持ってぶら下げたり、足を組ませたり、「遊ぶ」ためのあみぐるみなので、組み立てはていねいにしましょう。

 できあがりです! 
名前をつけて、かわいがりましょう。 スナップ写真を撮るのも楽しいです。

補足:1
 顔のデザインはお好みで変えてください。私は寝かせた姿が好きなので目を閉じさせていますが、フエルト等でパッチリした目を作ったり、高森共子さんの猫さんみたいに舌を出したりすると可愛いですねぇ。スナップ写 真がぐんとイキイキすると思います。(舌をしまいわすれたまま寝てる猫もかわいいなぁ〜、今度作ろう♪)
 もちろん、 毛糸の配色も御自由に! いろんな「ぐるみ猫」を作ってください。

補足:2
 もし、ペレットが編み目からはみだしてこぼれてしまう場合…
出来上がってから気がついた場合はやり直すのが大変なので、お尻の部分に布でズボンを作ってはかせるなどしてください。または、別 糸で写真のようにしてみると少しははみだしが軽減されます。(同じ糸を使った方がいいと思いますが… 写 真でわかりやすいように糸を変えてみました)念のため小さいお子さまに与えるのはやめた方がいいと思います。

途中まで編んで気がついた場合(ほどくのが可能な場合)は、「薄い布で中袋を作る」とか、「ペレットのかわりになる大きい粒の物をさがす」、または「糸や針を替えてみる」 などしてみてください。
 私は子供の頃にお手玉を作るのが好きでしたが、中身は「あずき」でした。今思うと、食べ物だから虫がつかないかなぁと気になりますが…
 かぎ針選びは私も何匹も作ってみてやっと決まりました。きつく編めばはみださないのはわかっているのだけど、どうしてもゆるめの柔らかい手触りが欲しかったのです。“ゆるすぎたからやりなおす”のがどうしても嫌だっていう場合は、「はじめはきつめになる細めのかぎ針で一匹作ってみて、つぎは1号太めのかぎ針でもう一匹作ってみて、、」というふうに徐々にかぎ針を替えて、ちょうどいいのを探すのがいいと思います。

編み図

増目は「こま編み2目編み入れ」、減目は「こま編み2目1度」、増減なしは「普通 のこま編みで全部編む」です。口のパーツの11段めだけはメモ欄の通りに編みます。

頭(1枚)
目数 メモ
1 6 わ編みの作り目をして、こま編みを6目編む
2 12 6目増やす(増目を6回編む)
3 18 6目増やす(こま編み1回、増目1回のくり返し)
4 24 6目増やす(こま編み2回、増目1回のくり返し)
5 30 6目増やす(こま編み3回、増目1回のくり返し)
6 36 6目増やす(こま編み4回、増目1回のくり返し)
7 42 6目増やす(こま編み5回、増目1回のくり返し)
8 48 6目増やす(こま編み6回、増目1回のくり返し)
9〜15 48 増減なしで15段めまで編みます
16 42 6目減らす(こま編み6回、減目1回のくり返し)
17 36 6目減らす(こま編み5回、減目1回のくり返し)
18 30 6目減らす(こま編み4回、減目1回のくり返し)
19 24 6目減らす(こま編み3回、減目1回のくり返し)
20 18 6目減らす(こま編み2回、減目1回のくり返し)

胴(1枚)
目数 メモ
1 6 わ編みの作り目をして、こま編みを6目編む
2 12 6目増やす(増目を6回編む)
3 18 6目増やす(こま編み1回、増目1回のくり返し)
4 24 6目増やす(こま編み2回、増目1回のくり返し)
5 30 6目増やす(こま編み3回、増目1回のくり返し)
6 36 6目増やす(こま編み4回、増目1回のくり返し)
7〜23 36 増減なし
24 30 6目減らす(こま編み4回、減目1回のくり返し)
25 30 増減なし
26 30 増減なし
27 24 6目減らす(こま編み3回、減目1回のくり返し)
28 24 増減なし
29 24 増減なし
30 18 6目減らす(こま編み2回、減目1回のくり返し)
31 18 増減なし
32 18 増減なし

手(2枚)
目数 メモ
1 6 わ編みの作り目をして、こま編みを6目編む
2 12 6目増やす(増目を6回編む)
3〜6 12 増減なし
7 8 4目減らす(こま編み1回、減目1回のくり返し)
8〜28 8 増減なし

足(2枚)
目数 メモ
1 6 わ編みの作り目をして、こま編みを6目編む
2 12 6目増やす(増目を6回編む)
3 15 3目増やす(こま編み3回、増目1回のくり返し)
4〜7 15 増減なし
8 10 5目減らす(こま編み1回、減目1回のくり返し)
9〜24 10 増減なし

しっぽ(1枚)
目数 メモ
1 6 わ編みの作り目をして、こま編みを6目編む
2 8 2目増やす(こま編み2回、増目1回のくり返し)
3〜22 8 増減なし

耳(2枚)
目数 メモ
1 4 わ編みの作り目をして、こま編みを4目編む
2 8 4目増やす(増目を4回編む)
3 10 2目増やす(こま編み3回、増目1回のくり返し)
4 12 2目増やす(こま編み4回、増目1回のくり返し)
5 14 2目増やす(こま編み5回、増目1回のくり返し)

くち(1枚)
目数 メモ
1 7 わ編みの作り目をして、こま編みを7目編む
2 14 7目増やす(増目を7回編む)
3~10 14 増減なしで10段めまで編む。10段めを編み終わったら、綿を詰める
11 4 3目1度・4目1度・4目1度・3目1度

※口の11段め、3目1度・4目1度の編み方
 通常の減目を「2目1度」と考えてください。2目分を一度に引き抜くのを、3目分(4目分)一度に引き抜けばOKです。
 2005.9.7追記

がんばってね!


 たそがれる「まいど」です。

ちゃぶ台に座ってたら、 ごしゅ人がのどをなでてくれた
正座をしてお茶を待つ「まいど」 たそがれながら「ミヂカ」ができるのを待つ「まいど」

※このページは、「この通りに作れば必ず写真のようなものができる」ことを保証するものではありません。
あみぐるみ(に限らず、手作りのものすべて)は作り手によって出来上がりもさまざまです。
また、同じ人が作っても一体ごとに仕上がりが違ったりもします。ぜひその違いを楽しんでください。

ねこやまより

 

2002年8月 ねこやま記
2003年7月、編み図のメモ欄修正
2005年7月、用意するものの※1、※2を追記  /こちらもご覧ください「編み図のご使用について(著作権)
2005年9月7日、口の編み図の11段めの編み方(※のところ)を追記

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