【2004/03/13 蒔田の湖岸より北東方向を望む】 
右端は県立三ヶ日青年の家、残りの中高層ビルはリゾートマンションです。
今から40年程前、湖岸は画像の建物は一切なく、背丈の2倍ほどある葦の茂る風景でした。
(青年の家は存在していたのですが、湖岸には広場だけで、建物はなかった。)

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湖岸沿いには道路が走っていて、今でこそアスファルト舗装が施されていますが、当時は砂利道、
中学時代、友達の案内で、中央のビル(13階)とその横の白いビル(8階)の前辺りの道に
自転車を停め、葦をかき分け湖岸に出ると、そこには誰もいない、まさにプライベートビーチが
広がっていました。

そこから、もう少し先へ行くと、2箇所ほど海水浴場があります(ました)が、この場所は、
海水浴場としての整備が施されていなかったため、ほとんど、人が訪れることはありませんでした。
葦の茂みと湖面に挟まれるその砂浜は、その高い葦によって、人の視線から遮断され、
どこか遠くの世界へ来たような不思議な感覚にとらわれる、そんな空間でした。

当然、その秘密の場所は、海水浴場ではないということで、遊泳禁止(学校の?)の場所でしたので、
心のどこかに、規則を破っていると言う潜在意識があり、より禁断の雰囲気を感じたのかも知れません。

下の画像(三ヶ日青年の家)は、同じ場所からのズーム撮影です。  拡大