【2004/05/07 パラグライダー フライト始点】 
自宅から12倍ズームして撮影しています。
民間経営のパラグライダーの出発地点で、上(青いシート部分)と下、2箇所あるのが分かります。
今からがシーズン?で、教室も用意されているようですが、それなりの覚悟も必要です。
どんなスポーツ(スポーツに限らず)にも100%、安全と言うことはありませんので・・・
(過去に、フライト中、木に激突、死亡事故も発生しています。)
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パラグライダーにとって不可欠なものは上昇気流ですが、それを可能にするのが海(湖)に
接近する山の急斜面です。海風が、その斜面を駆け上がり、絶好の上昇気流をもたらします。
夏の松林の浜辺、海に向かいて立てば、潮の香りの涼風が頬をなでる、
そんな爽快な(暑いのは仕方ないとして)季節がやってきます。
でも、凪(なぎ)を挟んで、夜になると風は逆向き、憂鬱な季節でもあります。
何故かって・・・、それはね、山のふもとには小屋があるからです。

ハイジの住む山小屋なら、爽快さも倍になって返ってくるのですが、
実は、牛さんとか・・・、豚さんとか・・・です。・・・チョトニオウ。

最初の画像の現地まで車を走らせ、下のテイクオフ地点から、上のテイクオフ地点を撮影しました。
  目には青葉 山時鳥(やまほととぎす) 初松魚(はつがつお)
    青葉、山時鳥、初松魚はすべて夏の季語、トリプル季語違反の句?、おまけに六・七・五の変調。
    目で見、耳で聞き、「ああ、鰹が食べられる時期になったんだ」と最後の季語に焦点が行っているからOK、
    六・七・五の変調も強い印象を与える意味を持つと言われるのですが・・・、
    その道の達人が作れば、逆に賞賛を受けるのですから、俳句の世界も摩訶不思議な世界です。
    それをして、「奥が深い」と言うらしいのですが・・・
山口素堂の初夏の季節感を視覚、聴覚、味覚でとらえた句ですが、
ズームに比べ、現地で見る青葉の芽吹きは、まぶしい程の色鮮やかさです。
ちょうど、耳には、ホトトギスならぬウグイスの鳴き声、初夏(晩春?)ですねえ。
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振り向いて、猪鼻湖を望みます。
中央の半島の右側が猪鼻湖、左が浜名湖になります。
やはり、この時期、澄んだ風景に出会うことは難しいようです。
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・・・<うぐいす>・・・
スズメ目ウグイス科の小鳥。主に山地帯の低木林に生息。
雄は全長16センチメートルほど、雌はやや小形。背部は緑褐色、腹は白色。
アジア大陸東部、日本、台湾などに分布。日本では留鳥または漂鳥。
鳴く声が美しく、古くから飼い鳥として珍重されたが、現在は許可が必要。
春告げ鳥、花見鳥、経読み鳥(法華経)、人来(ひとく)鳥などととも言われる。
季語は春、

  うぐいすの 身をさかさまに 初音かな 《其角》     by 大辞林

・・・<ほととぎす >・・・
ホトトギス目ホトトギス科の鳥。全長約30センチメートル。尾羽が長い。
背面は灰褐色。腹面は白色で黒い横斑がある。ウグイスなどの巣にチョコレート色の卵を産み、
抱卵と子育てを仮親に託す。鳴き声は鋭く、「テッペンカケタカ」などと聞こえる。夏鳥として渡来し、
山林で繁殖して東南アジアに渡る。古来、文学や伝説に多く登場し、卯月(うづき)鳥、早苗(さなえ)鳥、
あやめ鳥、橘鳥、時つ鳥、いもせ鳥、たま迎え鳥、しでの田長(たおさ)などの異名がある。
ウグイスと違い、夏の季語

  ほととぎす 平安城を 筋違に 《蕪村》     by 大辞林


他説 「トッキョキョカキョク」 と鳴くホトトギス、ウグイスの巣に自分の卵を産み放しにする話は
よく聞きますが、その時、怪しまれないように、既にある卵のひとつだけ、巣から落すように記憶しています。
(ウグイスが数を数えることができるのかどうか定かではないし、それよりもフィーリング的なもの?)
親が親なら、子も子、卵からかえった(当然、ウグイスより先にかえる)雛は、他の卵(雛も?)を、
器用に後蹴りに巣から落とし、仮親であるウグイスの運ぶ餌は当然、独り占め、かなり、残酷な鳥です。
ウグイスもウグイス、卵からかえった雛は、その時点で、既に自分ほどの大きさ、しばらくすれば
ウグイスを超え、運ぶ餌もウグイスの頭ごと飲み込みそうな勢い、そのことに何の疑いも
持たないとは・・・、それとも、大きな子が出来て嬉しい?自慢?
記憶に薄いけれど、ウグイスも、卵を産ませない対抗手段を持っていたような気も・・・
あるいは、何度かの学習能力で、ホトトギスの卵を卵のうちに蹴り落す?・・・
自然の世界は子孫を残すために熾烈です。

・・・<なぎ(凪)>・・・
風がやんで、波がなくなり、海面が穏やかになった状態。
また、昼間の海風、夜間の山風の切り替わる一定時間、風が止む状態を言う。

『凪』は一目瞭然、風が『止』まる意味。その基の風の中の『虫』って何?
『風』は『虫』+『凡』からなり、『凡』は風をはらむ帆の象形ですが、
不思議なのは『虫』、実はこれ、風雲に乗る竜を意味するそうで、
この虫をくっ付けて、かぜの意味を表すそうです。
『虫』をして『竜』は、少しばかりスケールに問題が・・・

・・・追記(05/08)・・・
『虫』には、単に虫の他に、動物の総称をも意味していました。
羽虫(うちゅう) ⇒ 鳥
毛虫(もうちゅう) ⇒ 獣
甲虫(こうちゅう) ⇒ 亀の類(河童は?)
鱗虫(りんちゅう) ⇒ 魚類、または鱗のある動物(河童は?)
他にも動物の種類はありますが、勝手に造語してください。
『竜』ですら虫で済ませるくらいですから、とりあえず、その他多くは『虫』で結構だと思います。

あっ、そうそう、この地球上で頂点の生き物を忘れていました。

人類は  『裸虫』(らちゅう)  だそうです。

    ・・・ 字の印象から、何となくナメクジやミミズが連想され、とにかく、弱そう!
    ・・・ 羽虫や鱗虫に、ペロッと一気に ・・・・・・・・・・