オカメパニック



オカメインコの特性?として、通称、オカメパニックというものがあります。読んで字の如く、オカメがパニックをおこす様(さま)を言うのですが、英語でNight frightsと言います。闇を恐れ、あげく、パニクって、狭いケージの中を夜間飛行・Night flightではなく、fright・恐怖です。まるで人間の子供のようですが、夜が怖い?

夏の暑い時期、外へ出掛けるたび、暑さにへばっていないだろうかと、家に残したオカメが気になっていました。そこで、ある時、帰宅が遅くなりそうだったので、1階のほうが涼しいだろうと、餌と水を十分に補給し、ケージごと、1階の涼しい場所に置いて出掛けました。

そして、案の定、すっかり暗くなってからの帰宅、驚かさないようにと、そっと近づいたのですが、

バタバタバタ キィキィキィ〜〜

あのパニックです。自分はある程度、予想していたのですが、

「ええ〜! どうしたの? クウちゃん」

妻が逆パニックするほどの暴れようです。しかし、ただ暗いだけが原因ではなく、どちらかと言うと、環境が変わったと言うことのほうが大きいようです(いつもの場所なら暗くても暴れない)。

オウム、インコの類はかなり知能が高いといわれます。その賢さゆえの行動なのかとも思われるのですが、オカメパニックと言われるほどオカメインコ特有なものらしく、どちらかと言うと、気の小ささゆえのものと言えます。

外を飛ぶ鳥(それも自分より小さい)の影どころか、蝶にすら尻込みします。やはり、これは異常な気の小ささ、オカメパニックのゆえんです。

飼い主に似た性格は、何とも憎めないところなのですが、とにかく、ヘッポコオカメです。