泥棒

2003/06/23___

不景気だから増えるのかどうか分からないが、最近、空き巣、泥棒の類が横行している。
何年かに1回のペースで聞く話が、ここ1ヶ月の間に2回も。

6月始めには、道路に点在する店、複数を夜間進入、店舗専用、店舗付き住宅の
形態を問わず、一晩に複数の被害があったらしい。

そして、つい2,3日前には、道路と畑を隔てた向かいの2軒が、昼間に空き巣。
最近テレビの特集などで取り上げられている100円ライターでクレセント部分の
ガラスをあぶり、熱くなったところで少量の水をかけ、ガラスに小さな穴を開け、
開錠すると言う、いわゆる『焼き破り』の手口、部屋は荒らした気配を残さず、
窓を見るまで気付かないと言う周到さ。

昔(10年程前)、隣の理髪店を初め、4,5軒が、夜間、泥棒に入られたことがあった。
そのときの手口は、乱暴に、石などを使ってガラスを割り、家人が起きて来ないのを伺って
進入する方法だった。

うちの場合、今は建替えて、夜間、窓、入り口のある部分は点けっ放しや
感温センサー付きの照明を設置してあり、一応、対策を施してあるが、
当時、泥棒に入られた話を聞いた、その事件の夜は裏口を開けっ放しておいた記憶がある。
冷凍冷蔵庫の室外機が置いてあり、熱がこもる為、その日に限らず、扉、窓は全開状態。
それでも遠慮したと言うことは、よほど、入るに忍びないほどの家に見えたのに違いない。
何となく気分は悪かったけれど、うなずける部分のほうが大きかった。

隣の理髪店が、なぜ気付いたかと言うと、これもまた、感温センサーのチャイムが、
何度も鳴り始めたせいらしく、それでも、急いで店におもむき、泥棒と出くわし、
逆に、傷害沙汰になるのも怖いし、馬鹿らしいと判断し、ほうきやら棒で、とにかく、
壁や床を打ち鳴らし、早く出て行けの合図をしながら店に向かったそうな。
お陰で、店を覗いた時点では逃げ出した後、被害はガラスの破損だけで済んだと言う。
でも、入り口は素人では内側から開錠の方法(扉の下部分)が分からないため、
入り口付近で右往左往、大慌てしたらしく、チャイムが鳴りっぱなし状態、
結局は入ってきた窓から転がるように出て行ったようである。

同じ日に他の店も被害にあったと言う。その店も金銭被害はなかったのであるが、
妙なものを盗んでいった。町の商工業者で運営しているカード事業に、
その店も入っていたのであるが、磁気カードにポイントを貯めていき、ある点数になると、
満点カードとして、買物、預金、イベント参加等ができる仕組み。

泥棒、そこに目をつけ、店にあった空のカードを手にすると、機械に挿入し、
満点になるようポイントし、機械に記憶していたポイントをすべて、カードに移し取っていったらしい。

でも、この機械、お客さんを喜ばせる意味合いも備えていて、満点になると、<下に続く>












パンパカパ〜ン
パパパ パンパカパ〜ン



ファンファーレのメロディで祝ってくれる。
深夜、誰もいない真っ暗な店内で、一体、その、こそ泥は何回、このファンファーレの祝福を受けたのだろうか。
満点で500円として、1万円ゲットしようと思ったら20回、5万円だと100回のファンファーレ。

・・・・・・・・・・・・・・ちょっと、空しい。
でも、そうなると、その泥棒は町内在住者?