スーパーやコンビニなどの
『当店は万引きを発見した場合、警察に通報します！』
の張り紙をよく見かけます。

かつて、自分は建築の現場監督をしていたのですが、ある大型雑貨店の
増改築工事をしていた半年の間に2回ほど万引と対処しているところに
出くわしました。　その店も、万引に対しては徹底的に厳しい店で、
事情を聞いている間にも、その一方では警察に通報していました。

一件目は、主婦の万引きで「主人に知れたら、困る。」と、土下座し、
泣いて謝っていたのですが、結局は警察に引き渡されました。
そして、もう一件は、高校生の男子二人組。店内で捕まって、
一旦、外に出たところで、一人の高校生が、「おい、逃げるぞ！」
と言いながら、手を振り払って、裸足で逃げていきました。

万引きによる被害金額がバカにならなかったのでしょうか、その店では
万引き専門の人間が一人いて、２個所ある店をを行ったり来たりするのが仕事でした。
よくドキュメント番組などを見ると、万引犯に怪しまれないよう、主婦タイプなどが
多いようですが、その店は、外見からすれば、いかにも半分ヤクザ風、
怖そうなタイプでした。こう言った場合、どちらがいいんでしょうか。
まあ、ヤクザタイプの場合、「こいつも、一緒のことをやりそうだ。」と言うことで、
意外と怪しまれないのかも知れませんが、捕まえる前は怪しまれないよう主婦タイプ、
一旦捕まえたら、今度は逃げられないようにヤクザタイプと言ったところでしょうか。

で、話を戻しますが、なぜ、裸足で逃げたかと言うと、その店は捕まえた時点で、
身分証明書と履物を取り上げるらしいのです。賢いと言うか、抜け目がないですね。
そうすれば、逃げようとしないし、逃げても身元は割れてしまうと言うわけです。
まあ、履物を取り上げるのは、ケースバイケースかも知れませんが。
だから、その高校生も、その後どうなったのか知りませんが、
学生証が本物ならば、結局は逃げても無駄だったでしょう。
おまけに、もう一人は逃げなかったわけだし。

でも、実際、『警察に通報します！』と書いてあっても、客商売の手前、
リピータでもなければ、放免するケースが多いみたいです。
これも、現場監督時代に聞いた話ですが『Ｕストア』が、そうだったらしいです。
まあ、その『Ｕストア』（岡崎市上和田）だけかも知れませんが。
だけど、その話を聞いたからと言って、絶対、マネはしないで下さい。

よく言われますが、本当に経済的に困ってと言うより、
病的心理による場合が圧倒的と言いますよね。
お金は所持しているのに、それどころか社会的地位があっても犯す。
静岡でも、数年前、どこかの中学か高校の校長先生が万引で捕まった記事が
ありましたが、定年間際、何千万円もの退職金をフイにし、懲戒免職、
それと引換えに犯すほどの犯罪でもないと思うのですが・・・

主婦、高校生、校長先生、一見、何の繋がりもない三者三様のタイプ、
みんな、何がしかの心理的圧迫があったのでしょうか。

う〜ん、今日はオチがない！ものすごく、まともな結論になってしまった！