蜘蛛屋敷

2003/07/03

一ヶ月前、夜間ウォークを始めた頃、蛍を発見し、距離も短い為、
ほとんどそのコースを選択するのですが、今もまだ、飛んでいます。
もう、そろそろ、姿を消す頃とは思いますが、そうなると、その川沿いコース、
水の流れる音、かえるの鳴き声、パチンコ屋のネオン、インターチェンジの
街灯の光、どう考えても面白味のない役者ばかり、蛍が姿を消すと同時に、
ウォーキングコースとしての、その役割も、「今年は終りになるのかなあ」
などと思っています。

この時期、懐中電灯を消して歩くと、さほどでもないと言うか、当たり前なのですが、
実際には、暗闇の中、天候が下り坂のせいもあったのかも知れませんが、無数の虫が
飛び交っています。

みつわも夜になると、周りに強い灯りがないこともあり、無数の虫が集中します。
今、建物を照らす光は、水銀灯の昼光色。赤色灯の方が、虫を集めないとも言われますが、
周りが周りだけに、余り効果はなさそうです。こんな言い方をするととんでもない場所で
商売をしているように聞こえますが、それに関しては肯定せざるを得ません。

みつわは、その集まる虫の多さから、蜘蛛たちにとっては安住の地、楽園
(あまりの数の多さに内紛が所々で勃発はしていますが、総じて、平穏)に
なりつつあります。さながら、蜘蛛屋敷の様相を呈しています。

家だけではありません。車も乗っ取られつつあります。それも、ここは、既に、
車内へ侵入されてしまいました。常に密閉状態の車内、どのように入ったのかを、
心配するよりも、閉まった車内、虫は入らない訳で、餌は極端に少ないと言うより
存在しない、おまけに、日中、直射日光が当たり、たぶん、車内温度は60〜70度の
灼熱地獄、生き物など存在し得ないと思うのですが、巣を払っても翌日には、
しっかり張るところを見ると、いまだ健在のようです。

払っても、吸い取っても、尽きることのない不死身の蜘蛛軍団、どなたか、退治の妙案等
ございましたら、お知らせください。

そうそう、軒を貸して、母屋を乗っ取られるの例えではありませんが、辛うじて、
中は無事です。悪しからず。


追記:
蜘蛛の種類は膨大です。日本の蜘蛛の種類が記述されていますが
注意:↓蜘蛛の種類と同様、1ページに膨大な字数を並べてありますので、ダウンロードに時間を要します。 http://www.ne.jp/asahi/jumpingspider/studycenter/spiderdic.htm
55科900種、こんなにいるものとは思いませんでした。しかも、日本だけです。

どんな、無人島にも、真っ先に生息を始めるのは蜘蛛と言います。

子供の頃、卵からかえった無数の蜘蛛を見たことがあります。無数の糸が広がっていくように
見えるのですが、よく見ると、その先端が子蜘蛛。大きさはミリ以下、数百ミクロンの単位と
言ったところでしょうか。空気と同じ重さと言っても過言でない子蜘蛛が、糸を羽がわりに風に乗り、
まさしく世界へ飛び立っていきます。その多くが、海に落ちたりして消えていきますが、
わずかな子蜘蛛が新天地にたどり着き、そこで、繁殖を始めます。

そんな、屈強な繁殖力の持ち主、みつわから居なくなれと言うこと自体、無理な話なのかも知れません。

追記2:
みつわでは、外の蜘蛛は、外観上、致し方ありませんので、時々、掃除機で吸い取ったり、
まあ、時には踏み潰したり、叩き潰したりしますが、室内に居る場合、巣を張らない蜘蛛に限っては、
一応、益虫(虫じゃない?)と言うことで、殺すことはしません。

おおよそ、2種類、家蜘蛛と蝿取蜘蛛(こちらの字のほうが適切⇒『蝿獲蜘蛛』)、
を見掛けるのですが、時々、パソコンのディスプレイ上に『蝿取』の方が散歩に来ます。
これを、からかうのが、少しばかり、暇つぶしになります。

皆さんも、既に経験済み(「お前だけだ!」って?)かもしれませんが、マウスポインターに反応します。
律儀に、飽きることなく、こちらが止めない限り、追いつづけます。
(余りに、熱心なので、時々はポインターを大きく設定し直したりしてやります。←「暇!」)
蝿やダニを駆除した上に、こちらの遊び相手にもなってくれる。何とも、かわいい奴じゃないですか。

ああ、ちなみに作業場は、衛生上、シャットアウトしています。(信じてください。)