間一髪

2003/07/22

人生は、偶然の積み重ね、もし、その時間がほんの少し早かったら、もし、その位置が
数センチずれていたら、自分はもう、この世にはいなかったに違いないなんて言う、
そんな間一髪状態を、誰もが一度や二度、経験していることでしょう。

助かるのも偶然ならば、そこで命を落とすのは、究極の偶然、助かるよりも何倍、何十倍、
それ以上の確率のはず、まさに、「運が悪かった。」と言うのは、ピンポイント的な偶然の産物に
他なりません。ただ、その「運が悪かった。」も、予見、予測で十分に「運が良かった。」に
変えることが出来たかも知れません。「注意一秒、けが一生」、一秒の注意を惜しんで
痛い目に会うのは、実にバカらしいことです

バイクでノーヘルのあんちゃんたちが、二人乗り、三人乗りし、赤信号を無視して交差点を
突っ切って行く場面に、時々、遭遇するのですが、それでも、信号の手前で減速し、
左右を確認しながら渡って行きます。いくら、暴走行為をしていても、自分の命は大切、
さすがに、そのまま交差点を目をつむった状態で突っ切る勇気はないようです。
まあ、それは勇気と言うより、無謀と言ったほうが正しいのかも知れませんが。

ところが、いるんです。暴走族をもしのぐ無謀極まりない強者が。

新しく区画整理された宅地造成地は、きれいに道路が縦横に走り、歩道も完備しています。
住宅もまばらであれば、その道路を走る車も、まだまだ少なく、本当に、時々、通過していく
程度でしょう。それでも、交差する車道を、左右確認せず、そのまま突っ切る勇気は
普通の人間だったら、ないはずです。

そんな造成地の現場へ向かう途中の朝の出来事。車のほんの数メートル先を、前後に子供を
乗せ、颯爽と保育園に向かうママさんチャリが 

スィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

腰を抜かさんばかりに驚き、ブレーキペダルを思い切り踏み込み、その場に停止。
その時ママチャリは、すでに遥かかなた、何事もなかったかのように消え去りました。
一方、止まった車の中は上に下にの大騒ぎ。

眼球白黒、激しく変化、

しかも黒目は遊泳状態、

顔面蒼白、血の気なし、

喉はカラカラ、吐く息ゼェゼェ、

手足硬直、冷汗ダラダラ、

心臓バクバク、やや失禁

命のろうそく、激しく揺らぎ、

寿命短縮十五年

まさに 『死ぬかと思った』

逆 『間一髪』 体験


恐るべし、

爽快、子連れヤンママ、屁のカッパ

彼女の

行く手すべてが優先道路


もう、ここまで来ると、暴走族など足元にも及ばない。

・・・・・<屁のカッパ:何でもないこと。簡単にやってのけること。by大辞林>・・・・・

確かに、前後に子供を乗せた状態で停止するのも大変ならば、そこから、再発進するのも大変、
でも、命と引き換えに、それも小さな命二つを道連れに「面倒だ!ええ〜い、行ってしまえ!」と
そのまま突っ切ってしまうとは・・・・


さすが、母は強し、 恐れ入りました。


・・・・・・・・<ふぁいとお〜〜、いっぱ〜〜つ>・・・・・・・・
コマーシャル『ファイト!、一発!』は、何代目のコンビになるのかも分からないくらいのロングラン。
子供の頃?から慣れ親しんでいるので、今でこそ、『かなりのジョークだ』?と片付けて
いるですが、子供の頃は、あれを見る度、いつも考えて込んでいました。

渾身の力を振り絞るとき、息を止め、歯を食いしばるのが普通、せめて、声を発したとしても
『くぅっ』とか『ぅぐぅっ』がせいぜい。大声で『ファイト!』⇔『一発!』と息を吐いてしまったら最後、
(特に、『いっぱ〜〜つ』の『』の時点が最も危険、『つ』に到着する前に腹筋、背筋力レベルゼロ。)
二人とも、今まで入れていた力が一気に抜け、ロープの先にしがみついていた相方は崖下に・・・・

『いっぱ〜〜っ』が一番の売りかも知れないけれど、子供でも疑問に思うことを
平気で10年以上も押し通すと言うのは、ある意味、立派と言うか・・・言葉がありません。