ピクミン

2003/10/20

衆議院が解散した。今までにも、自民党に代わる内閣が何度か誕生したけれど、総じて、
自民党政権が戦後の政治の中心を担ってきた。国の進むべき道を示し、発展させたのは
ある意味、自民党のおかげであることは確かであるが、今ある弊害もすべて、その産物。
なのに、私達って、我慢強い?、変わるのが嫌い?、お人好し?、騙されやすい?、義理固い?、
「ダメだったなら代わってもらおうよ」なんて言わない。従順?、隷属的?、平成10年、突然、自殺者が
8,000人増の32,000人、昨年まで連続、その大台を推移し、その原因、生活苦が健康被害の次に
多くたって、それでもいい。ついていく。やらせたこともないけれど、民主党になんて任せられないってね。

ここまで一定方向に進んだ社会、自民党でも民主党でも、さして変わらない。
それならば、失政をしたら即、国民の怒りを表す意味で代わってもらうのが最善、
漫然と、緊張感もなく、失政を許すならば、何の改善も発展もない・・・と思うのだけれど、
でも、いいんだ。

ああ、なぜか、『愛のうた』に癒される!

ぼくたちピクミンあなただけについていく
今日も運ぶ 戦う 増える そして食べられる
いろんな命が生きているこの星で
今日も運ぶ 戦う 増える そして食べられる

ひっこぬかれて たたかって 食べられる
でも 私達 愛してくれとは言わないよ
ひっこぬかれて たたかって 食べられる
でも 私達 愛してくれとは言わないよ


どこまでも、自民党についていく、苦しくたって、へっちゃらだ。我慢するよ。
改革なんて、何年かかったっていいじゃないか。とにかく、ついていこう。
2年前、小泉首相、口角泡を飛ばし絶叫、
「一朝一夕に改革なんて出来ない。今しばらく、痛みに耐えてくれ」
1年経った。結果は、ますますのどん底。株価は下げ続け、
「経済は生き物だ。株価なんぞに一喜一憂しない」
そんな匙投げ状態も、2年余の間、初めてのわずかな上潮に、
(生き物だから、上がったに過ぎないんじゃないの?)
「やっと今、芽が出始めた。これからだ」
ここぞとばかり、自分のおかげを強調。
それを信じてついていこう。
そう、私達はピクミン、無償の愛の戦士。<下に続く>












よく似てる。

名前も、気持ちも、行動も


ピクミン と  コクミン (日本国民)



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選挙で投票する大多数は、いわゆる、ピクミンなんだけれど、より、政治家に近い人達
(政治家を含めて)は、少し意味合いが違うんだよね。そう、『おねだりさん』なんだよ。
「道路が欲しい、橋が欲しい、空港が欲しい、補助金が欲しい」
「自分さえよければ、国の財政なんかどうでもいい。」
でもね、『おねだりさん』は、道路も橋も空港も別にどうでもいいんだよ(補助金は別)。
大多数の選挙民がおねだりしたようにカムフラージュして、
(いろんなものが近くにできて得したと思わせて、)
その裏で自分たちが、より多くの利権、そう、とっても大きなご褒美を頂いているんだよ。
で、結局、その他、大多数の選挙民は、『おねだりさん』によってできた負債を
背負わされることになるんだよ。おまけに、永遠に続くランニングコスト、新たに発生する赤字まで。
でも、ピクミン、無償の愛の戦士、平気だよね。

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静岡県も、ものすごいおねだり県、新幹線もあります。高速道路もあります。
第2東名高速道路だって造っています。名古屋も近い。東京だって。でも、空港が欲しい。
それって、はっきり言って、必要以上なのでは?知事選勝利に向けて空港建設の賛否を
問う住民投票実施に賛意を示し、当選するや否や、「やらないよ」、ちょ、ちょっと、・・・
「嘘つくことは、いけない」って、小さい頃、言われなかった?
空港利用の需要予測、当初170万人がいつのまにか、採算ラインの100万人より少し上の106万人に、
挙句の果て、他の機関の需要予測、「70万人以下では?」の声に、ついに、採算は度外視、
「空港は、道路・河川と同じ『社会資本』です。建設にかかる費用は、暮らしを便利にし、
産業を活性化するための将来を見つめた投資です。」
??? 県民の為と、責任を県民に
押しつけ始めました。将来にわたって、住民、国民を苦しめる投資って、投資とは言えない。
重い荷物を苦労して運ぶ必要がありません(県の説明)
でも、将来に向けて、ものすごい荷物を背負い込む可能性が非常に高いのです。
国の将来を見据えるならば、負債を増やす 便利さ より、ほんの少しの 不便さ 選びます。
どこかのページに
「海外旅行に行く度に思うことですが一番近い名古屋空港に午後1時の便に
間に合うように行くにも朝早く出て行かなければならない苦労は体験した人でなければ分らないと
思います。 成田空港などはもってのほか。午前3時とかに起きて行くのは本当に辛いです。
近くに空港があればもう少し寝坊が出来るのに。皆さんそう思いませんか。」

すっ、すごいです。 莫大な負債 と もう少しの寝坊 を天秤にかけちゃいました。
(県の甘〜い予測では、空港利用、海外32万人と大風呂敷を広げているけれど、・・・)
早起きだって、重い荷物だって(カード時代の今、重い荷物は似合わない)、楽しい旅行の始まり、
旅行先で重い荷物が消え軽くなる訳もなし、だいたい、早起きして間に合うなら、早起きしましょうよ!
ビジネスならなおさら、「寝坊したい」なんて言ったら、ぶっ飛ばされちゃうよ。都内1泊だって、
ほんの些細ですが、国内景気の一助になります。人間、わがまま言ったら、キリがありません。
寝坊や重い荷物を言い訳にしてたら、空港をそれぞれ、各家の隣に造らなくっちゃならなくなります。
こんな、利便性の高い県、なかなかない。それで、わがまま言ってたらバチがあたる。
でも、結局、バチは、国民、県民に当たって、うしろにいる人間はほくそえんでいるんだよね。

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政治家の話は、やたらと、たとえ話が出てくる。
安部幹事長、盛んに、民主党のマニフェストを
「絵に描いた餅、ショーウィンドウの中のアイスクリーム、おいしそうだけれど食べることは出来ない」
と揶揄する。一見(一聴?)、おば様たちは、
「なるほど、うまいことを言うもんだ。うんうん、そうだ、そうだ」
と、妙に納得し、拍手喝采。分かりやすい『たとえ』=『具体的』と勘違いしている。
(一種の催眠手法で、わかった(ような)気分にさせる。)
愛知入りした安部幹事長に関連した10/20の朝日新聞三面記事
「・・・<略>・・・どの会場も人だかりができ、熱狂的な空気に包まれた。豊橋の集会に参加した
主婦(59)は『安部さんの顔が生で見たくて来た』」・・・ 選挙って、・・・ 楽しい!


しかし、実際、野党との討論などで、少し突っ込まれ、具体的な話になると、安部幹事長、
「先を見据えて」「その状況に応じて」
と、歯切れが悪く、さっぱり、具体的でなくなる。
と言うか、首相の本心を測りかねて、どう言ったものかと迷っているようにさえ見える。