AV女優沙也加覚醒剤事件
[あるファン評]
{ロリ系の淫乱。}
{ヤッさんばりの破滅型の性格で、その壊れっぷりは今でも業界の語り
種になってるそうです。}
{特技は母乳出し。}
以上上記がAVマニアの見た彼女の批評である。
[逮捕]
時は1994年の春。
以前から元AV女優の沙也加(当時25)がクスリをやっているという噂が
業界内では広まっていた。
当局では彼女の行動を密かに内偵し、3月18日京王プラザホテルで
覚醒剤を男友達と吸引中のところを遂に逮捕した。
彼女はこれ以前にも同様の罪で、93年に逮捕されており今度は
2回目だった。
その時は初犯ということもあり、懲役2年執行猶予3年と執行猶予が
ついている。
[素性]
少女の頃からチャーミングだった沙也加は、17歳の時からモデルを
始め、TVの「トゥナイト2」の入浴シーンなどもやっていた。
やがて1988年にスカウトされてAV界にデビュー。
月収は多い時で百万円を越えていたという。
だが作品は可愛い顔をしていながら、極めて淫乱な内容が多かった。
筆者は借りて見たことはないのだが、ファンに言わせると乱れっぷり
が凄まじかったとか。
反面こうしたビデオの大胆な演技に似ず、意外と神経は細いものが
あり、自律神経症にかかったりしたため、メンタルクリニックへの
通院歴もあった。
後の公判でははっきり述べていないが、こうしたストレスを解消する
ために覚醒剤に手を出したのではないかと見るむきもある。
前回逮捕の覚醒剤は性生活に使っていたとか。
その相手には拘置所にいる時は毎日電報を打っていたという。
[公判]
公判中は彼女の両親も弁護側証人として法廷に立ち、娘に寛大
な刑を求めた。
検察「どうして2度もやってしまったのか?」
沙也加「しつこくポケベルが鳴り、断りきれずに会ってやった。
自分が浅はかだったと思う。」
検察「断れなかったのか?」
沙也加「私、イヤと言えません。」
検察「どうして自首しなかったの。」
沙也加「できなかった。」
弁護側は彼女が覚醒剤とカルキを混ぜた物を、アルミホイルに火で
蒸発させて吸っていたので、遊び心でやったものだと主張。
覚醒剤対象にならないのではないかとも。
検察「だが逮捕後の所持品検査であなたのカバンから、大麻が
出てきた。これはどういうことか。供述でも2、3回吸ったというでは
ないか!!」
沙也加「・・・申し訳なかったと思っています。」
その後の陳述で一度捕まったことにより、マスコミにウソ八百を書かれた
とか、今後は命がけでクスリを断ち、老人ホームで仕事をしたい
とか彼女の更正を誓うような発言も聞かれたが・・・。
[判決]
1994年7月、東京地裁。
裁判官「主文、被告人を懲役1年2ヶ月に処す。未決勾留日数60日を
右記刑に参入する。」
神妙な表情で判決を聞く沙也加。
これによって前回の執行猶予は取り消され、合計3年以上の懲役が
決まった。