サーキット走行会inオートポリス
13.12.8
2001年12月8日の土曜日,大分県日田郡上津江にある「オートポリスサーキット」で行われた走行会(AP走行会)に参加してきました。走行会とは,レースなどと違い競技をしない形で,何台もの車(車種自由)が,コース上を自由に走ることができるというイベントです。完熟走行というペースカーに先導されて2周くらい走ったあと,40分くらい自由に走行が出来ます。思ったより長く走ることができ,10周以上は周回した思います。
競争しないで自由に走る,と言っても,みんな結構気合い入れて走ってます。20数台走っていたと思いましたが,速い車はバンバン飛ばしていきます。ホームストレートでは存分に飛ばすことはできても,180q/hでリミッターが掛かってしまうんですが,それなのに追い抜いて行った車も多く,基本的にみんな速かったです。スカイライン族が特に速かった。車種は色々ですが,国産ばかりで,いわゆる走り系の車(スカイライン,スープラ,RX7,シビックtypeR,などなど)が中心でした。でも,2,3台,ワゴンみたいな車もいるんですね。
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ピットの風景
さて,僕はこういうサーキット走行は初めてなんですが,公道じゃ存分に走れないので,こういうところで走ってみよう,という気持ちで,参加しました。準備するのはヘルメットとレーシンググローブくらいで,手続きも簡単なので,気軽に参加できます(料金は保険込みで1回14,000円)。
福岡から走ると,九州自動車道の菊水インターチェンジで降り,山鹿市を抜けて阿蘇の北方にあるサーキットまで2時間半程度で着きます。
午前10時から30分程度説明を受け,走行準備をします。ゼッケンを貼ったり,ライトをテーピングしたり,余計な物を降ろしたりします。そして,11時から走行が開始です。
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走行会仕様をまとったmyインプレッサ
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正面から。どうでもいいですが,このスポーツグリル,ノーマルよりかなり精悍な顔にしてくれます。
ピット前のレーンに1列に整列し,シグナルが消えるとスタート。まず先導車が2周くらい付いて,コースに慣れていきます。ゆっくりしたスピードですが,先導車も次第に速度を上げていきます。
そしてまた再びピット前に並んだ後,フリー走行のスタートです。第1コーナーを回ったあたりから,速い車はどんどん先行車を抜いていきます。僕も,しばらくのんびりと走った後,攻めてみようと思い,全開走行をしてみました。
しかし,myインプレッサは250馬力のWRXとはいえ,必ずしもサーキット走行には向いていません。もともとの設計コンセプトがラリーカーですから,そちらかというと起伏に富んだ山道でのくねくね道が得意のようです。Stiバージョンになれば,サーキットも問題なしなんでしょうが・・。僕が感じた限りでは,タイヤが車の性能に負けているようでした(やはり17インチが欲しいかも)。それにブレーキが案外効きませんね。日常ユースではそれほど不足を感じませんでしたが,180qでフルブレーキを掛けても,案外あまり止まりません。なんかふわふわした感じでした。Stiだと,ブレンボの17インチブレーキが付いているので,止まるんでしょうが。。ただ,タイヤはふらついても,車体自体は安定していたと思います。剛性感は,やはりすごいんでしょうね。
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こんな風にみんなで走ります(終了後にて観戦)
車同士の接触は,案外起こらない様子でした。しかしコースアウトは結構続出してました。そういう私も1回派手にコースアウトを・・。リミッターが掛かるほどの全開走行ができるホームストレート先の第1コーナーで,ブレーキングが少し甘くなって,ドリフトするようにグラベル(砂利の敷いてある減速地帯)に突っ込んでしまいました。コーナーにかかってもオーバースピードで,ハンドルをこれ以上切るのも,急制動するのも無理と感じ,そのまま斜めにすべりこんだのです。ただ,それほど滑ったわけでもなく,すぐにグラベルをかき分けてコースに復帰できましたが。しばらくはホイールに挟まった砂利がカラカラ音を立てながら走るし,大丈夫だろうか,と気にしながら走行してましたが,車的には何も調子が悪くなっていなかったので,最後まで完走しました。
グラベルに突っ込んだ瞬間,「ガラガラガラーッ」と小石が車体に激しくぶつかる音がして,「うわ,相当傷が付いたな」と思ったのが,コースアウト時の唯一の感慨です(笑)。やはり,左ドア下部に飛び石の傷がたくさん付いてしまいました。下地処理の白が見えるので,濃い青の車体には結構目立ちますが・・。まあ気になれば塗装処理すればいいだけの話ですがね。。。。(;;)
後半になると,タイヤがタレて滑りまくり,つらい走行になってしまい,抑え気味にラップを重ねていきます。路肩をスロー走行する車もよく出てきました。しかし速い車は相変わらず速い。性能自体がそう違わないはずだから,やはり強者がいるなあ,と感じました。
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観戦中,第1コーナーでスターレットがオーバーラン(私もここで滑った)。土煙を上げて止まります。
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この車は自力で復帰できず,悲しげに引かれていきます。ドナドナ〜
というわけで1時間の走行会が終わりました。うーん,なかなかいい体験でした。ここまで限界走行する機会なんてそうありません。それにサーキット走行の奥の深さを感じました。こういう経験をすると,チューニングアップとかしたくなりますよね。なんか施して,また行こうかなあー。
しかし,帰りの,車の少ない阿蘇のワインディングを駆け抜ける方が,車的には本領発揮という感じで,むしろこういう走行が合っているという印象は深くしました。こういうとこ走ると,車が生き生きしてくるんだよな。やっぱラリーカーなんだね。
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グラベルに突っ込んだ跡。まあこの車らしいウエザリングといえなくもないが・・(大半は汚れで,すぐに落ちました)。
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走行直後,タイヤも溶けまくってすごい状態。
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今回誘ってくださった同僚のGさんのR34スカイラインGTR。色が同じ!しかしすごい車ッス。
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