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 5月7日

 行ってきました。タカヤ初座長公演。『燃えよ剣』

 一万二千円のチケにもめげずにな(自爆)

 なんていうか、流石というか、金とエキストラを沢山使った舞台でした。

 だって、場面毎に来ている服が違うんだもん。

 舞台ぐるぐる回るし。

 すごいんだってばさ。

 舞台から、装置がせり上がってくるのよ。

 舞台そのものが、回りながら。

 配線がどうなっているのか、不安になったぞ(笑)

 

 感想を一言でいうと、いい意味でも、悪い意味でも、お馬鹿の嵐。

 何でそこで撃つー!!なんでそこで斬るー!!

 叫びそうになったよ。

 いや、ここで撃たなきゃ、斬らなきゃ、話がすすまないのはわかるがな。

 が・・・・ね・・・・・。

 痛々しすぎる。

 いいところすぎて。

 土方も、近藤も、原田も、そして山南も、悪いわけじゃない。

 ただ、時代と舞台が悪かった。

 死ななくても、よかったんじゃないかな?

 史実なのは、わかるよ。

 でも、この人たち、死ななきゃならなかったのかな?

 生きて欲しかった。

 だって、一生懸命生きて、自分の誠の為に、日本の為に、よかれと思って頑張ったんだもん。

 どこで間違ったんだろう?

 こうなると、もう、本当に、時代と舞台が悪かったとしか思えないよ。

 一生懸命に、がむしゃらに生きたのに、裏目に出た男たち。

 新撰組の話は、なんだか悲しいや。

 現代を知っているだけにな。

 悪い人たちがいたわけでもないのよ。

 みんな、頑張っていた。それだけなのにさ。

 悲しいや。

 

 舞台の感想。つっぱしります。

 まずは、タカヤ。

 うふふふふ。やっぱり、土方歳三@タカヤは、かっこよすぎる。

 目からね。目からね。ビームが出ているのよ。

 不器用な男だよ。土方歳三は。

 言いたいこともうまく言えず、表現できず。

 ただ、がむしゃら。

 恋も剣も、がむしゃらな男。

 それが、私の頭の中の土方歳三@タカヤにジャストフィット。

 っていうか、私の中の土方歳三像は、土方歳三@タカヤで形成されているからかもしれんがな。

 まぁ、我侭いうならば、もうちょっと、壊れて欲しかったっす。

 これは、これでありだがな。

 どうもねー。私の頭の中で、十代前半で女を妊娠させた土方歳三と言うのは、想像し難い。

 それは、今回の舞台を観ても、そうだな。

 だが、史実なんだよなー。

 想像つかんがな。

 まぁ、その時、その時が、『本気』だったということに・・・・。

 どうでもいいけれども、最初の方に、土方歳三が、追っかけられて、ちょっと殺陣やるんだが・・・・。

 ・・・・・・。

 相手の人たち、完全にのまれてます。

 なんて言うか、気迫負け。

 土方の方が断然強いのが見えて、なんだか安心。

 

 次に来るのは、なんと、山内圭哉さんの、原田左之助!

 自慢じゃないが、私は、山内圭哉さんが、ナニモノなのかは、知りません。

 おそらく、きっと、これが、初めてです。

 今、ぴろっと検索してみたけれども、私が知っている作品に出た形跡はなかった。

 最初は、なんとなく、雰囲気が姉の旦那に似ているなってかんじだった。
       ↓
 そうか。原田って、『風光る』のオッカーさんの役かー。
       ↓
 えー!!かっこいいじゃないか!サノ(勝手にあだ名つけるな)って、こんなにかっこよかったのか??

 今まで、私の中に、原田って、インプットされていなかったのに、これで焼きついた。

 原田が、槍の使い手だっていうのも、これでインプットされた!

 十番隊隊長っていうのも、これでインプットされた!

 だってねぇ?

 『風光る』みていたら、ただの女好きだってば(笑)

 まさか、役職もっているとは・・・・・。

 それにしても、かっこ良かった。

 彼を正面から見て、刺し殺さても、文句は言わん。

 あ、はっきり言っておきますが、私が見たのは二階席。どんな顔かはしらん。

 

 次に来るのは、山南敬助@羽場裕一。

 最初は、あまりにも、存在感がなくて、羽場裕一を使った意味があるのか、考えた。

 そこそこ、山南敬助が、そこそこ重要な役だから、ネームバリューの為に使ったかと。

 が・・・・。

 やはり、あのシーンでは、ぶっとんだ。

 そうか。そうか。そうくるか。

 確かに、あそこで、山南さんが来るだろう。

 うんうん。ラストへの序章といては、そうくるだろうよ。

 が・・・・。

 いいのか?あんなお茶目な幽霊で・・・。

 あまりにも、あのお茶目な幽霊のインパクトが・・・・。

 あんなお茶目な幽霊は、そうね。羽場裕一だよ。

 なんていうか、らしすぎる。

 やったことのない役だから、出方が判らないって言ったけれど・・・・。

 ありかよ。あんなお茶目な幽霊って・・・。

 あんなお茶目な幽霊だったら、私の前にも来て欲しいな。

 突然だが、私の時には、誰がくるんだろうなー??

 ふむ。

 もうちょっと、明里とは何かを伝えて欲しかった。

 一応知識として、明里のことを知っていた私でも、わけわからんかったから。

 

 関係ないが、そうか。明里さんは、ツエツエさんか。

 結構若かったのね。

 もっと、おばさんだと思っていたわ(自爆)

 

 そして、あまり、沖田総司@葛山信吾クン。

 はっきり言って、存在感がなさすぎる。

 弱弱しく見えるのは、そりゃ、役作りだろう。

 が・・・・。いいのか?そんな沖田総司は。

 あまりにも、弱そう。

 私だったら、こんな男に、一番隊は任せたくない。

 サノの方が、信頼できる。

 なんていうか、何もかもが薄すぎる。

 自我も、気迫も。

 そりゃ、気迫が薄いのが、役作りっていえば、役作りだろう。

 土方が『鬼』の剣と言われるのに対して、沖田は『無』の剣っていうイメージがあるから。

 でもねー。

 なんていうか、頼りなさ過ぎるイメージが・・・。

 あまりにも、弱そう。

 殺陣で斬られる人たちが、わざとらしく見える。

 かわいすぎる。

 かといって、隊のマスコット的存在かと思えば、そうでもなく・・・・。

 なんていうか、そう。

 もっと、殺陣の時に、『無』の剣を感じたかった。

 いや、感じないから、『無』か。

 ふーむ。

 やはり、シンゴくんは、『舞台役者』ではなく、『ドラマ役者』っていうことなのか・・・・

 『舞台役者』って、スポットライトがないところでも、動いているのよ。

 でも、『ドラマ役者』は、しないじゃない?

 そんな感じだったのよ。

 残念無念。

 

 関係ないが、私が行ったのは、舞台の劇場だよな。

 サザエさんサブレや、人形焼や、お饅頭は、まあ、アリだよな。

 何で・・・・生八橋やら葛餅の実演販売とか、北海道物産展、博多の明太子量り売りやってんだろう?

 はたまた、なぜにブティック入っている??

 修学旅行の時のホテルのロビーを思い出したぞ。

 みんながみんな、しのぎを削り、試食の嵐。

 これがまた、美味しいんだってばさ!

 店にお土産買っちゃった。

 もちろん、『明治座』の熨斗つけてもらったわよっ(笑)