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3月6日(水)

 ついに、観て参りました!

 『天保十二年のシェイクスピア』。

 上川隆也初の心底悪役。

 せむしのびっこの醜男ですぜー。

 去年の夏が、20才の女子大生(の幽霊にとりつかれた男)・・・。

 芸の幅がどんどんひろがっていくな。妙なところに・・・(爆)

 んーでもさ、やっぱり、隆也は隆也で隆也でした。

 そういう点では、ちょっと拍子抜けかな?

 びっこだっていうのに、跳ねる。跳ねる。

 いや、皆さんはねているから、そういう舞台なんだろうなぁ・・・と・・・。

 ただ、足が悪い人が、あんなに跳ねることができるのか、ちょいと疑問にな。

 見た所、両足とも踏み切りにつかっているぞ。

 もしも、片足軸にしてあんなに跳ねたら、関節傷めるぞ(^^;

 顔半分焼け爛れて醜男っていう設定らしいけれども、写真みたところ、綺麗なものだし・・・。

 某月影先生(爆)宜しく髪で隠れているので、見えないし・・・。

 見えている顔半分は、相変わらずイイおとこだし(はぁと)

 身長180センチのセムシっていうのも、ちょっと・・・。

 もしこの人、背骨が曲がってなかったら、何センチあるんだろうかと・・・。

 まぁ、大男のセムシっていうのも、それはそれで恐怖だなぁ・・・。うーん。

 でもさ、すごかったです。

 何しろ、もとは4時間半の大作よ!!

 テンポの速さに、どんどん畳みこまれて行く感じでした。

 何よりも、動きがみなさん綺麗なのよー。

 一つの舞台に、左に長女夫婦、右に次女夫婦がいて、別々に会話しているシーンがあるのだけれども・・・。

 なんていうか、すっごい綺麗にはまっているの。

 交互や同時に叫んだりはねたりしているのだけれども、動きがぴったりとあっているの。

 何のきっかけも無さ気なのに、同時に唄ってしまったりするのよー。

 あとね、着替えが早い!

 沢口靖子さんが、お光、おさちの二役なんだけれどもさぁ。

 この2人、顔はそっくりなのだけれども、髪型、着物、しゃべり方が違うのね。

 お光がひっこんだと思ったら、すぐにおさちが出てくるのよっ。

 んで、おさちがひっこんだら、すぐにお光。

 ぴょこぴょこ入れ替わる。

 すごいよなー。

 そういえば、1人二役とか入れ替わりって、シェイクスピアの定石って聞いたことあるなぁ・・・。

 全体としては、もうちょっとシェイクスピア勉強したかったなぁ・・・と。

 例えば、タカヤの役の三世次は、リチャード3世がモデルなんだとか・・・。

 わたし、「リチャード三世」わからない(@@)

 あと、「マクベス」もモデルなんだってさ。わからないー。

 わかったのは、「リア王」「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「夏の夜の夢」ぐらいだな。

 うう。テンポが速いのもあったので、混乱したので、もう一度みたい舞台です。はい。

 

 またまた、コンプレックスの塊男な役なタカヤ。

 なんていうか、最後まで滑稽で、抱きしめたくなちゃった。

 一途なんだよね。何やっても。どんな役でも。

 一生懸命なんだよね。いっつも。やっぱり。

 まっすぐで不器用な生き方な役ばっかり。

 器用なナンパ男なタカヤみたら、私の熱は冷めるのかなー?

 うーん