Side 1
Side 2
1.ウォーク・ライト・イン
Walk Right In(Darling-Svanoe)
2.天使のハンマー
If I Had A Hammer
3.プロミスド・ランド
We'll Fly You To The Promised Land(Humphries-Bilsbury)
4.漕げよマイケル
Michael(Trad.,adapted by Humphries-Bilsbury)
5.風にふかれて
Blowin' In The Wind(Dylan)
6.スーレイモン
Soolaimon(Diamond)
1.スループ・ジョン・B
Sloop John B.(Trad.,adapted by Humphries)
2.ロック・マイ・ソウル
Rock My Soul
3.誰も知らない私の悩み
Nobody Knows The Trouble I've Seen
4.時には母のない子のように
Motherless Child
5.ジェリコの戦い
Joshua Fought The Battle Of Jericho
6.聖者の行進
When The Saints Go Marchin' In
まさかの国内盤発見!!。LES HUMPHRIES SINGERSは日本でも紹介されていた!。うう、日本では紹介されていなかったなんて、
長い間嘘ついててごめんなさい。内容はファーストの"Rock My Soul"から7曲、セカンドの"We'll Fly You To The Promised
Land"から5曲を収録したコンピレーションで、日本でのデビュー盤という触れ込み。残念ながらセカンドに収録されていた
JOHN LAWTONの"Believe In The Words Of The Lord"はチョイスされていない。(誰だ?、選曲したのは!) 発売は1972年。
発売元はキングレコードで、原盤はLONDONとなっている。
まず邦題から俎上に乗せることにしよう。アルバムタイトルは「ソールロックの楽しい世界/ハンフリーズ・シンガーズ・
デビュー」・・・う〜ん、「ゴスペル・ロック」くらいは言ってほしかったが、30年前はゴスペルという言葉はポピュラー
でなかったのかな?。原題(もちろん日本人が付けたんだろうけど)が"Let's Sing Together"というオリジナルにもない秀逸な
タイトルだけに、もう一工夫ほしかった。少なくとも「ソール」じゃなくて「ソウル」だよな。曲名ではB面4曲目が出色。
カルメン・マキの大ヒット曲とは全くの異曲なのに、臆面もなく同じタイトルを付ける神経が信じられない。
続いて裏ジャケの解説を見てみよう。まず、黒人音楽やプロテスト・フォーク等も、その重苦しい背景にとらわれずハッピー
ソングとして歌おうとしたという確信犯的なLes Humphriesのグループ結成の意図が語られている。
ハンブルグで上演されたロック・ミュージカル「ヘアー」のメンバーがLHSに移行したというのは事実らしいが、Humphriesが
LHSのメンバーを募集したというオーディションとの前後関係はどうだったのか興味のあるところだ。
メンバー紹介では今となっては既知の12人の名前が紹介されているが、何もわからなかった頃に入手していたらさぞかし
嬉しかっただろう。でも、ジャケ写が9人なのに12人も紹介されてもな・・ってのもあるけど、12人のうち写真には6人しか
いないんだから、名前合わせに悩んだろうな(笑)。メンバーのエピソードの中では、Peggy Eversが当時既に3人の子持ちだったという話にはビックリ。
また、「一年前には日本からヨーロッパ各地を歩いていたヒッピーも参加したことがある」とか。これって要するにメンバーに
日本人がいたってこと?。まあ、海外アーティストの情報が乏しかった時代だけに、この手のライナーノーツはアテにならない
場合が多いのだが、どこまで本当なのだろうか。
最後にこのレコード、白ラベルの見本盤なのが気になる。見本盤だけでコケた幻の国内盤だったりするとますます希少価値が
高まって嬉しいんだけどね。→後に青ラベルの製品盤を発見(残念?)。
All Songs written by LES HUMPHRIES except for indicated.