EXCALIBUR (EDEL/EDL 2727-2)

1.In The Dangeons (Grieg/Barber)
2.Dance Of The Sabres (Chatschaturjan/Barber)
3.Two Life Love Affair (Prokofiev/Barber)
4.Set The World On Fire (Dvorak/Barber-Barber) *
5.What Fate Can Do (Beethoven/Barber)
6.Back To The Highlands (Wagner/Barber-Applegate) *
7.Enigmatic Woods (Liszt/Barber)
8.At The Round Table (Borodin/Barber)
9.Celebration (Verdi/Barber)
10.The Powre Of Nature (Debussy/Barber)

ベートーベン、ワーグナー、ドヴォルザーク、・・・クラシックの巨匠たちの名作を、シンセサイザー、打ち込みパーカッション、 ストリングスを駆使して壮大なスペース・ファンタジー・サウンドに仕上げた、Volker BarberのThe Fast Forward Music Projectによる作品集。1993年にドイツで発売されたもの。John Lawton BandのオフィシャルHPのバイオグラフィーにあった 「then moved on to Volker Barber's classical project "Excalibur"」の正体が遂に明らかになった。 全10曲中、ヴォーカル曲はLawtonが歌った2曲のみで残りはインストルメンタル・ナンバー。 ジャケットの右上部にスタートレックに登場する宇宙船らしきものが描かれているので、スタートレックのTVシリーズのテーマ曲集かとも思ったが、 CDケースに"Aus der TV-Werbung"というステッカーが貼ってあることから、どうやらVolker Barberが手掛けたTV-CM曲集らしい。 Track-4はドヴォルザークの交響曲「新世界より」をアレンジした8分以上におよぶ大作。荘厳な主題部に導かれてLawtonのヴォーカルが雄叫びを上げ、 へヴィーメタリックなギターが追い討ちをかける・・・う〜ん、カッコいい!!。Track-6はワーグナーの「ワルキューレの騎行」だ。 映画「地獄の黙示録」やMSGのオープニングでロックファンにもお馴染みのこの曲を、Lawtonはハイトーン・シャウトを交えて きっちりと歌いこなし、足元に平伏させている。新と旧、静と動、緩と急・・・ロックとクラシックの融合に新たな解釈を与えた快作だ。

*:Vocal by John Lawton

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