The Best Of Les Humphries Sung By The Clyde Shelton Singers(SONIC/9073)

Side 1
1.Kansas City
2.Promised Land *
3.Put Your Hand In The Hand (McLeilan)
4.I'm From The South,I'm From Ge-O-Orgia(trad./arr. Menke)
5.Blowing In The Wind (Dylan)
6.Mexico

Side 2
1.Mama Loo
2.We Are Goin' Down Jordan (trad./arr. H.Kiesewetter)
3.Jennifer Adam
4.Back On Tour Again
5.Carnival
6.To My Father's House

1974年に発売されたThe Clyde Shelton Singers名義の全曲LHSのカバーから成るアルバム。ところが実際に聴いてみると 聞き覚えのある演奏の曲がある。Side1-2,3がNew Freedom Singersの"Put Your Hand In The Hand"のバージョン、Side1-4と Side2-3がNFSの"Mexico"のバージョンだ。従って、Side1-2"Promised Land"ではLawtonのヴォーカルを聞くことができる。 そのほかは初めて聞くバージョンであるが、Side1-6もLawtonがコーラスを歌っているように聞こえる。
このレコードの正体は何なのだろうか(もっともThe Clyde Shelton Singersなんてバンドが実在したなどとは思っちゃいないが)。 裏ジャケを見ると人種・男女構成がいかにもLHSっぽい12人のメンバーの写真が載っているが、もちろん本物のLHSのメンバーはいない。 しかし、明らかにLHSのメンバーがモデルになっていると思われる人が居てニヤリとしてしまう。 このジャケ写の為に集められたモデル達だろうか。ポーズまで両手を広げた「LHSポーズ」だし(笑)。
収録曲はNFSのバージョンを始め、ほとんどの曲はLHS並みのグレードを保っているが、中にはひどい曲もある。Side2-1,6等は、 ヴォーカリストの声は出ていないしバックの演奏もスカスカで、まるでアマチュア並みだ。アルバムを通して聞くと、 とても1つのバンドが演奏しているようには聞こえない。所詮ウサン臭い企画物だが、どうせ作るならもっとマシな選曲をしてほしいものだ。

All songs written by Les Humphries except for indicated.

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