朝食後、ローズにシャワールームの排水溝が全然直っていないと訴えていると、ジム先生が通りかかって「大丈夫。直してあげるから心配しないように」とうけあってくれる。身近でお話し出来る神戸のワークショップと違って、サマースクールではいつもスタッフやグルーピーに囲まれていていて、よそ者で新参者の私は遠慮して遠くから挨拶する程度の遠い存在なのだけれど、こう言う風に肝心な時には気を配ってもらえるのがありがたい。とりあえず、ラベンダー石鹸のおかげで臭いはまぎれるので、修理を待つことにしよう。
昼食の時、夜8:30からダンス
シアターに来るように言われる。金曜日のダンス
リサイタルのための練習だ。ジム先生の振付を踊るメンバーに入れてもらえるようになったなんて、光栄。もっとも、今年はいつものマジェンタ組が来ていなくて、メンバーが足りないからだろうけれど。
今日はビンゴ&バザーの日だけれど、練習があるのでパス。月曜日のダンスクラスでやった、ネイティブ
アメリカンの曲の振りつけを練習する。途中学校の施設のスタッフがやってきて、ジム先生と何やら相談。先生は、宿泊施設のことでスタッフが部屋に入るのに立ち会わなければならないからちょっと行ってくるけど、また戻ってくるから皆はそのまま練習しておくように、と言って行ってしまう。
あ、もしかしたら私の部屋のことじゃないかな、と思う。みんながぶつくさ文句を言っているのを聞くと、なんだか申し訳なくって肩身が狭い。その上、ちゃんと部屋を片付けて来たかな、なにか恥ずかしいようなものは出してなかったかしらと気になって仕方がない。ジム先生が帰ってきた時には、心底ホッとした。話しを聞くと、やっぱり私の部屋の入室に立ち会っていたことがわかったので、練習が終わってから丁寧にお礼を言う。
帰ってみると、やっほー!
ちゃんと排水溝の詰まりが直っていた。ジム先生に感謝!
あんなにねじ込んでくれなかったら、イギリスのことだもの、帰るまで直らなかったかもしれない。