第2回伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイタージャンプ大会(2001.3.24)

  前日の教訓を活かし、この日は天気が悪くなくても厚着をして出かけました。でも、厚着をすると地下鉄は
  暑いんですよね〜。ま、会場で寒い思いをすると思えばこの暑さもガマンガマン。

  試技でひと通り飛んで、1本目がこれから始まろうというところで雨が降り出してきました。前日は大雪で
  この日は雨。天候には恵まれませんでした。

  この日は71名エントリーしていました。(実際に飛んだのは69名)
  1本目で上位30人までが2本目に進める形式で試合が行われました。各選手、名前がコールされた後に
  ファンの皆さんへのメッセージが読み上げられました。今季の声援に対するお礼・今後の意気込み・
  この試合への気合など、いろんなメッセージが読み上げられていました。
  みんななかなかスキーが滑らない様子で100mを越えれば10位以内に入ってしまう状況の中
  船木さん・吉岡くん・渡瀬くんは余裕の110m越えのジャンプを披露してくれました。さすがです。
  彦さんも30位以内に残り、2本目に残りました。ヨッシャ〜!!

  2本目は1本目とは違い、大きいジャンプがどんどん出ました。
  彦さんの今季最後のジャンプはK点越えとは行かなかったのですが115.5mの素晴らしいジャンプでした。
  残り6人となったところで、原田さんの登場でした。128.0mのBIGジャンプは鳥肌が立ちそうでした。
  残り3人を残し原田さんトップ。
  しかし、上位3人はしっかりK点越えで原田さんを交わしました。
  1位船木さん2位吉岡くんの争いはすごかったですよ。確か昨年もこの二人の激しいトップ争いが繰り広げ
  られた記憶がありますが今年も同じ顔ぶれで観客を魅了しました。最後に130m越えのジャンプを2本も
  見られて、スッキリ今季の見納めできました。

  この試合では引退セレモニーが行われました。
  昨年もファイナルゲームの観戦をしましたが、引退セレモニーに立ち会うのは何とも複雑な心境です。
  今年は絶対泣かないゾ。って思ってたのに、やっぱり泣いてしまいました。
  引退される選手の皆さんがひとことずつ挨拶をして、その後、送る側の選手代表からの挨拶がありました。
  その後にブレーキングトラックが開放され、引退される選手の皆さんはファンや同僚からたくさんの花束を
  受け取っていました。セレモニー終了後、引退選手が囲まれた!と思ったら、胴上げが始まりました。
  この時は引退選手も送る選手もみんな笑顔で楽しそうでしたよ。何度か落とされそうなシーンもありましたが
  怪我人も、出ずに終わりました。ホッ。
  その後はあちこちで撮影会(?)が行われていましたよ。なんと言ってもこれが今季の最終戦ですから。
  私もどさくさに紛れ、ブレーキングトラックでウロウロしてました。そしたら、この試合には出場されていなかった
  今季引退決めた東京美装で複合選手の鈴木幸保さんの姿を発見してビックリしました。 
  「お疲れ様でした。」と一声かけさせていただいたのですが、深々お辞儀をされました。あぁ、これで
  鈴木さんの試合は見られないんだ。と思ったらすごく寂しくなってしまいました。でも、この会場で
  お目にかかれただけでもラッキーだったと思いました。

  この日も寒い日になりましたが、選手の皆さん・ファンの皆さん頑張りました。
  これでしばらく皆さんと会えないのかと思ったら寂しい気持ちになりましたが、来季も元気な姿で
  会えると信じて大倉山を去りました。

  今季もいろんなことがありましたが、無事終了!!
  また来季に向け、気分新たに頑張るゾ。
  その前にちょっと休養かな。



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