SAJコンバインドチーム記録会(2001.9.23)  後半ジャンプ ノーマルヒル2本

  簡単に今回のマススタート方式でのルールを説明しますね。
  マススタートでは前半のランニングの記録をポイントに換算して、そこに後半ジャンプの得点を加算して、
  ポイントが多い選手から順位が付きます。前半ランニングで1位だった月居選手が120ポイント獲得。
  以降の選手はトップの選手とのタイム差(秒)×0.2が120点より減点となり、それが前半のポイントと
  なります。ちなみに彦さんはトップと122.2秒差のゴールだったので、120-122.2×0.2=95.56
  (スタートリストの表示は小数点以下1桁までの表示でしたので、前半のポイントは95.6となっていました。)
  ジャンプの得点は飛型点なしの飛距離点がそのままポイントとなります。でも、着地時にテレマークが
  入れられなかった時は4点減点、転倒した場合は10減点となります。ノーマルヒル(K=90m)の試合だったので
  K点の90mをテレマークを決めて飛んだ場合、60ポイント。89mの場合は58ポイントとなります。

  午後1時から試技なしで記録会後半のジャンプ(ノーマルヒル)が始まることになっていました。
  天気は午前中に引き続き快晴。太陽が高くなって、かなり暑くなっていました。
  この日は日曜日(秋分の日)でもあり、3連休の中日だったため、記録会の開催を知らなかった
  観光客の方々もいらっしゃったと思いますが、アナウンスが入り、記録会(何かのイベント)が
  あることを知って、足を止めてずっと観戦されていた方も多数いらしたようです。
  午後のジャンプのスタートリストも多数用意して下さったようです。本当に温かい心使い、感謝します。
  それを片手にしっかり観戦しました。
  電光掲示板にも表示がされて、より大会に近い記録会となりました。(但し、前半のポイントは一切関係なし。
  そして、1・2本目問わず飛距離を出した選手から上位6人の表示でした。)
  会場のアナウンスでは選手紹介の後に河野コーチのコメントが付けられました。「この選手は
  現在Bランクの選手です。注目していて下さい。」とか、「期待の若手です」とか。選手のことをいろいろ
  知らない観客の方にはありがたいコメントだったと思います。
  1本目を終え、この時点で健司さんが1位になっていました。そして森さん、畠山さんと続きました。
  彦さんは1本目は74.0m。ちょっとタイミングを外してしまったのでしょうか。ジャンプ後首をかしげていました。
  2本目で挽回出来る。きっと。そう信じていました。
  1本目、ジャンプのみの記録を見ると大斗くんがトップでした。大斗くんは記録会参加のためだけに白馬に
  やってきて、ろくにトレーニングも出来なかったはずなのに、ほぼ完璧な88.5mの素晴らしい
  ジャンプでした。Mixチームの阿部さん・次晴さんも1本目を終え9位(かな?)。恐るべきOBです。
  少し時間を置いて2本目が始まりました。
  総合ポイントは少し低めだった大斗くんは早めの登場だったわけですが、2本目のジャンプは
  この日の最長不倒となる90.5mでした。ジャンプに関して言うなら、不安なしなんでしょうね。自信に
  満ち溢れた表情でした。
  彦さんは2本目は86.0m。とてもいいジャンプでした。後続の選手のジャンプが気になるところです。
  そして、Mixチームの次晴さん登場。会場が沸きました。そして、大歓声の中、見事に自分の任務を
  果たし、現役選手も顔負けの88.5mでした。本当にOBなの!?とみんな驚きの表情を隠せません。
  次晴さん自身も気分良く飛べたジャンプに感激していたのでは…。それにしてもすごい人です。
  飛んだ後はマイクを持って後続選手へエールを送っていました。
  兄の健司さんにも「俺はここまで飛んだゾ!!お前はもっと飛べよ!!」と言うような一言が送られ
  健司さんはその言葉のおかげか実力か???ですが、次晴さんのジャンプを超える89.5mを記録しました。
  このジャンプで優勝をものにしました。
  Mixチームの阿部さん・次晴さんも見事に5位入賞されました。とても現役を離れた選手2人とは
  思えないほど、見事な走り・ジャンプでした。
  彦さんは2本目のジャンプで順位を挽回して、総合8位となりました。Mixチームに負けたのは
  ちょっと(かなり?)悔しかったのではないでしょうかねぇ。

  少し時間をおいて、表彰式がありました。記録会ですので、メダル・表彰状などはありませんでしたが
  上位に入賞された選手には賞品が贈られたようです。そして、参加選手全員に健司さんデザインの
  Tシャツが配られました。このTシャツは次晴さんのポケットマネーでみなさんへのプレゼントとの
  ことでした。今回の記録会で次晴さんは盛り上げ役として、参加者として、応援団長として
  会場のみんなを引っ張って下さいました。本当にありがとうございました。次晴さんの気持ちが選手の
  みなさんにも伝わって、あれだけ素晴らしい記録会になったんだと思います。
  そして、会場整備にあたられた関係者の皆様、素早くスタートリストをご用意下さった白馬村スキー
  クラブの皆様、各企業のコーチ・監督さん、本当にありがとうございました。
  おかげで記録会を存分楽しませていただきました。

  シーズンインまであとわずか。
  記録会での盛り上がりを忘れずに、みなさんいい状態でシーズン本番を迎えて下さいネ。


 【このレポを読んで下さった方へ】
  読みづらい点が多々あったと思いますが、最後まで目を通していただきありがとうございました。
  これにて2001コンバインドチーム記録会のレポを終了致します。




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