旅の思い出(フィンランド/ラハティにて)

    ラハティでの観戦を決めた時のこと
    フィンランドラハティってこんなところ
    向こうでの観戦の様子は?(ちなみに私はこんな感じ)
    全体を通しての旅の感想


ラハティでの観戦を決めた時のこと              NEXT   TOP
  今回のラハティでの観戦を決めたのは、去年もラハティに観戦に行かれたTさんが今年も観戦に
  行かれる話を聞い時。「私も行きたい〜!!」と言って同行させてもらうことになりました。
  行くと決めたところまではいいんだけど、フィンランドってどこ?ラハティってどこ?と言うかなり
  おバカな状態で決心していたのでありました。これまで海外旅行に行った事がある。とは言っても
  そこらの島国で言葉も日本語さえ話せればOKという土地で、パッケージツアーで行っていたから
  旅行センターに申込むだけしかしたことがなかった。ただでさえ地理や他国語にめっぽう弱い私は
  手配のすべてをTさんにお任せするはめになってしまいました。Tさんがいなかったら今回の旅は
  成立していません。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
  いろんな手配をしてもらって、今度は私も心の準備と多少勉強を。と思って「地球の歩き方(北欧)」を
  購入してみました。ラハティのことは書いてなかったけど、フィンランドの様子を少しだけ知ることが
  出来ました。一通り目を通してみたものの、現地に行かないと、頭が乗って来ない。
  お勉強は少しで終わってしまいました。ハハハ。一応、フィンランドとラハティの位置は覚えたゾ。
  (威張れるような内容じゃない…)
  準備はギリギリにならないとやる気がおきなかったけど、なんとか書き出してみた。すごい荷物だ。
  揃えるのがちょっと怖かった。でも、出発2日前にはバッチリOKになりました。さぁ、お出かけお出かけ。

フィンランドラハティってこんなところ             NEXT   TOP
  今回私の訪れた、フィンランド/ラハティについて異国音痴の私がちょっと説明してみます。
  そんなの知ってるわよ。当然のことでしょ?なんて内容も多々出てくるかと思いますが、旅・異国等
  得意な皆様、ま、ガマンして聞いてやって下さいね。

   フィンランドは…



  
  ヨーロッパのこの位置です。
  
  フィンランドのこと、もう少し知ってみませんか?返事がなくても紹介しちゃいますね。
正式国名 フィンランド共和国
首都 ヘルシンキ
面積 33万7032ku
九州を除いた日本の面積とほぼ同じ
人口 511万人(1995年)
言語 フィンランド語92%スウェーデン語7%(どちらも公用語)、
サーメ語。   外国語は英語がよく通じる。
通貨 マルカMarkka(フィンランドマルカ)。本などで説明がある時は
FIMとかFMで表記される場合が多い。補助通貨はペンニ
Penniaで1FIMは100P。
2000年2月現在1FIMは18〜19円。20円で計算すると
お買い物する時はわかりやすいかな。
(ちなみにドイツマルクはDMで表記される場合が多い。1DMは
60円くらい。今回フランクフルト経由で行ったのでついでに紹介
してみました。帰りにフランクフルトの空港でFIMでお買い物したら
おつりはDMでくれて、頭がパニックしてしまった…。おバカです。)
時差 7時間(日本の午後7時が時フィンランドの正午)
サマータイム(3月の最終日曜から10月の最終日曜まで)の時は
時差6時間となる。

  ヘルシンキの空港から駅まではバスで30分くらいで着きます。料金は500円程度。(25FIM)
  今回のフィンランドの旅で私が驚いたこと(日本とは異なること)は、まず、電車に乗ろうとした時に「えっ?」
  と悩んでしまいました。ですが、Tさんのおかげで問題なし。何が「えっ?」なのかと言いますと
  駅の改札がないんです。だから、切符がなくても電車に乗りこめちゃう。お見送りの人はもちろん切符
  (入場料)なんていらない。じゃ、運賃はどうするのか。これは日本と同様、切符を買うのですが、
  その切符を持って電車に乗車します。電車が発車して、しばらくすると車掌さんが検札に来て、
  スタンプ押して行く。各駅を通過するごとに車掌さんが検札に来るのですが、1回検札を受けた人は
  2回目の検札は不要。電車を降りた駅でも、もちろん改札がないから、切符の回収もなし。
  これって車掌さんは誰がどの駅で降りるか、すべて覚えてるってことなのかな?不思議だぁ。

  あと日本とは違う。と思ったのは、スーパーでお買い物(食料品など)をした時のこと。
  レジを通過する時は買い物かごから自分でベルトの上に商品を置き、そのベルトはレジ係りの人の
  操作で動くようになってます。会計が終わると、ベルトが動き、次の人と買った物が混ざらないように
  定規のようなもの(?)で仕切られます。で、袋に商品を詰めこもうと思ったら…。スーパーの袋がない。
  店では袋を用意していないため、各自のカバンに詰め込む形式。一応、透明の小さいビニール袋は
  置いてあるんだけどとてもじゃないけど、買った品物とそれでは納まりませんからねぇ。この時は
  大きめの袋を持っていて助かりました。日本でも省資源化の為、スーパーの袋を使わないように
  しようという動きがありますが、フィンランドのように、いっそのこと、店に置かなくしてしまえば
  みんな袋を持参してくるのに…。向こうは徹底してていいな。と思いました。(ただ単にあちらでは
  昔からスーパーの袋を置く習慣がないだけだったりして…。)

  フィンランドの料理は…。と行きたいところですが、現地の料理らしい料理は食べてません。レストランで
  洋食食べてみたり、なぜかタイ料理を食べてみたり。あしからず…。

  物価は日本とほぼ同じくらいでした。治安もいいし、人も穏やかな感じで、とても快適でした。
  たぶん雪のせいだとは思うのですが、電車が10分以上遅れることもしばしばあっても、向こうの人は
  それが日常茶飯事なのかもしれないけど、誰1人として、カッカしてる人はいませんでした。これは
  日本と違うところかな。日本だったらアナウンスもなく電車の時間遅れてたら、絶対そこらでブツブツ
  言ってる人がいそうですもんね。日本人ももっとのんびり生活した方がいいのかな。なんて思いました。

  あとは、ん〜。また思い出したら追加していきますね。

   ラハティは…                               NEXT   TOP
  今回の会場となったラハティの街について紹介します。

  上の右側の地図で書いてあるんですが、わかりますか?位置は首都のヘルシンキから北北東に
  100kmくらい離れた場所にあります。ラハティに行くにはヘルシンキの駅から1つの電車で行けます。
  (乗り換え等不要) 
  電車は1時間に1本くらい走っていて、ヘルシンキからラハティまでは約1時間30分。料金は66FIM。
  駅から会場までは徒歩で30分くらいです。駅の正面から左斜め前方を目指して歩いていけば
  建物の隙間からジャンプ台が見えるので、それを目安に行くといいでしょう。
  ヘルシンキからラハティに向かう電車の中からもジャンプ台を見ることが出来ます。ラハティに着く
  2・3分前くらいに(なんて微妙な時間…)、左手に見えるのですが、初めて見た時は感動して
  しまいました。その時点で着いた〜。という気持ちになってしまいました。ハハハ。
  会場は公園の敷地内に競技場がある。というイメージ。周りには一般の家庭が並んでいます。

  来年(2001年)、このラハティで世界選手権が行なわれるんですよ!!
  期間は2月15日〜25日。

  あなたもラハティに観戦計画立ててみてはいかがでしょうか?

  ∴ラハティの予備知識:人口は約10万人,面積は154.5ku
  
向こうでの観戦の様子は?                        NEXT   TOP
  ラハティの会場で思ったこと。
  ノルディック競技は男女問わず幅広い年齢層から愛されてるんだなぁ。と思いました。LHの試合は
  横には小学生の男の子の2人組がいました。会場までは親と来てたのか、もともと2人で来てたのか
  わかりませんが、日本では少年ジャンパー等除いて、小学生の2人組が会場であんなに熱くなって
  観戦している姿は見かけたことがない気がします。他には若者カップルやら老夫婦など。もちろん
  女の子で○○選手が好き!!というような感じの子もいましたが、日本と比べると少なかったです。
  よく、あちらの「国技」という言葉を耳にしますが、日本の「相撲」のファンの層とはちょっと違う。
  どちらかと言うと、野球の会場みたいな感じかな。野球を見に行って、スター選手が現れるとものすごい
  声援があがるのと同様、フィンランドチームのメンバーが出てくると、会場が1つになって大声援を
  送っているんです。私も思わず横の子供と一緒に「ヤンネ!ヤンネ!」とかやってました。
  ジャンプ・複合と同様、クロスカントリーの試合も本当にたくさんの観客が詰め掛けて会場は熱気で
  包まれていました。
  応援のスタイルですが、国旗を持って声援を送っている人が圧倒的に多かったです。私が驚いたのは
  あちらでは、横断幕や幟での応援って少ないこと。1つ見ただけで、他には見当たりませんでした。
  おかげで、随分目立ってきてしまいました…。

  私の応援スタイルは、応援旗(自作)と横断幕(日本のファンの知人が貸してくださいました)をフェンスに
  括り付け、ランディングバーンの真正面で声援を送っていました。(応援旗・横断幕は複合競技のみ。
  なぜなら彦さんの応援用の物だったから。)あとはSAJが売り出している、日本の国旗を持って
  ました。(SAJの文字も入ってるわりと小さ目の旗) 日本の国旗ってシンプルだけど(シンプルだから?)、
  
すごく目立つので選手の皆さんの目にはつきやすいと思いました。
  これがまた、運がいいのか何なのかわかりませんが、たまたま目の前にいたTVカメラマンの
  おっちゃんが、日本大好きの人で、私の応援用具に興味津々の様子で、試合が始まる前に話しかけて
  きました。
ちょっとお話をして、軽いお友達(?)になりました。おかげで試合中は何度もTVカメラを
  向けられ私も調子に乗ってカメラ目線してました。だって、日本で放送ないし、会場の巨大スクリーンで
  映ったとしても一瞬のことだし…。と思ってたんですよねー。でも、この考えは甘かった…。
  その試合のTV放送は現地ではあったらしいです。どうやら、いっぱい映ってたらしい。恥ずかしい。

全体を通しての旅の感想                               TOP
  今回の旅で思ったことは、まず第一に本場での観戦が出来て良かったということ。
  日本での観戦も好きなのですが…。何が違うか?と言われるとどう答えていいのかわからない
  のですが、地元選手に対する声援が会場がひとつになって、飛び終わってもしばらく続いてる。
  あの声援があれば、私もフィンランドの選手だったら、勝てる気がすると思います。
  今回のどの競技もフィンランドの選手の大活躍が目立ちました。でも、私も嬉しい気分でした。
  あと、ジャンプ台マニアの私にとっては、ひとつ写真が増えたことも嬉しいことでした。
  それと、これは自己満足にすぎないのですが、海外の地で日本の観客が少ない中で日本選手に
  声援が送れたことには満足しています。予想よりは日本から観戦に来られている人が
  多かったですけれどね。でも、向こうで知り合いが増えたことも嬉しかったです。

  ヨーロッパまで行ってまわりも外人さんばかりなのに、いつまで経っても日本にいる気がして
  ならなかったです。これは異国慣れしてないからなんでしょうかねぇ?
  それとも、あまりにも緊張感がなさすぎて、リラックスして過ごせたからかな?
  朝から晩まで雪の中で観戦を続け、結構ハードスケジュールだったのですが、体調を崩すことも
  なく、元気に過ごせて楽しい旅でした。

  あと、すごく反省したことは英語をもう少し、勉強しておくべきだった…。
  本当に情けなかったです。一応単語を並べて意思を伝えることは出来たのですが、会話となると
  なかなかツライものがありましたからねぇ。フィンランドでは英語が通じれば、ほとんどの人と会話
  出来る雰囲気だったのですが、英語が出来ずに損をした。と思うことも多々ありましたよ。
  地元の観客の方々といろいろお話してみたかった。
  来年の観戦用(?)にせめて旅行英語くらいは覚えて、そこから展開して、少し会話が出来るように
  したいな。英語苦手だけど、海外観戦を希望されている方。日本語だけでも、観戦には行けると
  思いますが、英語が出来れば、ほとんどの国でなんとか意思の疎通が出来るようになると
  思いますので、今からでも遅くはありません。少しずつ英語を勉強してみては…。

  移動時間に随分時間がかかり、選手のみなさんの移動のつらさを実感しました。シーズンが始まると
  これの繰り返しなんだな。と思ったら、今後移動の度に声援を送りたい気分になると思います。
  本当にいつも長時間の移動、ご苦労様です。

  長いようで短かった海外観戦。いろんな思いを残しながらも、行って良かったと思いました。
  やっぱり来年も機会があれば、日本を出て応援に行きたい!!来年はどこにしようかなぁ?


   なんだかとっても長い感想文になってしまいました。
   最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
   これに懲りずに、またHPに遊びに来て下さいませ。
   あと、彦さんの応援も一緒にしましょう。

   それでは…。
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