★市営戸狩シャンツェへ(えっ、これが…) 戸狩野沢温泉駅に到着後、電車が出発するまで40分くらい時間があった。 何かの資料で戸狩野沢温泉駅から戸狩スキー場まではタクシーで5分とあったし、駅からもゲレンデが見えるので、 戸狩シャンツェを見て帰ってきても十分時間があるだろう。と判断し、すぐタクシーに乗って戸狩シャンツェを求めて移動開始。 目的地を確認するため、運転手さんと会話。 運「どちらまで?」 Mi「戸狩スキー場までお願いします。」 運「○○ゲレンデの方?」 ○○ゲレンデと言われてもピンと来なかったので、 Mi「ジャンプ台見たいんですけど…。」 運「じゃ、△△ゲレンデかな。でも、ジャンプ台まで行くんかい?結構上の方だよ。」 Mi「あ、そうですか。じゃジャンプ台が少しでも見える位置まででいいです。」 運「わかりました。」 運転手さんは目的地を絞り込んだらしく、そこに向かって走り出した。ゲレンデまでは本当にすぐ到着。しかし、そこでは ジャンプ台の 姿なんて全然見えない。 運「ここからじゃ見えないよ。上まで登っていく?」 Mi「あ、じゃ少し見えるくらいでいいんですけれど、お願いします。」 運転手さんはすれ違う軽トラックのおばちゃんに「ジャンブ台はどこ?」と聞いて漠然と指差された方向に向かって車を進めました。 夏のゲレンデって車の通る場所ないのね…。ギリギリ軽トラックが通れるか通れないかというくらい狭いあぜ道を突き進んだ。 1度、後輪がガクッと畑に落ちるアクシデントもあったけど、運転手さんは目的地目指してひたすら進んでくれた。でも見当たらない。 どうにかUターン出来そうなポイントに来たので「あ、スイマセン、もう諦めます…。」と沈みがちに言ってみたんだけどそこは プロのタクシードライバー、断念することを許せなかったのでしょう。「いや、もう少し、探してみよう。」と言って、道なき道を走り続けて くれまし た。かれこれ10分近くうねうねゲレンデを走り、やっとそれらしき物体を発見。 運「あれじゃないかい?」Mi「あっ、そうかもしれませんねぇ。」 その物体目掛けて突き進む。 ![]() そうそう、ジャンプ台。これが戸狩のジャンプ台(→) なのね〜。よくTVで「秘境の温泉発見!!」とかやってるけど、こっちはノンフィクションだい。本当に感動的でしたよ。それにしても夏ってこんなに荒れてるのね。運転手さんも「ひでぇな、こりゃ。」との感想でした。 私は車から降りて、その荒れたジャンプ台を撮影。目的達成!! すぐ車に乗り込み駅まで戻ってもらう事にしました。でも、帰ると行っても簡単にはゲレンデから抜け出せず、引き続き細い草の生い茂った道をゆく。途中で凹凸の激しいちょっと上りの砂利道に差し掛かった時、タイヤが空回り。もうダメだ…。どうしよう。 Mi「車押しましょうか」運「いいよいいよ。」と言って車をバックさせて「車暴れるかもしれないけど気を付けて!」と言って加速して、砂利道をクリアした。よかった〜。やっとのことで一般道に出た時には2人で「よかったなぁ道に出て 」「よかったですね。」と、本当にホッと一息つくのでした。 駅に着くまでにいろいろ聞かれました。 運「仕事かなにか?」 Mi「あっ、趣味で…。」 運転手さんは半分感心・半分呆れ顔といった表情でした。 一般道に出たら近いものです。電車の発車時間には余裕を持って駅に戻って来る事が出来ました。 それにしても本当にこのタクシーの運転手さんにはご迷惑かけちゃいました。車から下りる時、何度も何度もお礼を言って下りました。 でもまだ足りないくら い。 決して愛想のいい運転手さんじゃなかったけど、心はとても暖かく、責任感の強い素晴らしい運転手さんでした。いい運転手さんに 出会えてよかった。 ここで言っても届かないと思うけど 「あの時お世話になったのタクシーの運転手さん、本当にありがとうございました。」 と言いたいです。 電車の待ち時間に野沢で仕入れた食料を食べる。う〜ん、美味い!! 短時間にして、いろいろ体験した戸狩野沢温泉駅をあとにし、次は飯山駅へ。 ★飯山市営シャンツェへ(何で私が行く時にかぎって…) に続く |