ニッポン号とは
20世紀デザイン切手シリーズ第8集に図案として、神風号とともに採用。
20世紀日本飛行機開発の大イベント。
純国産発動機/機体であり、当時の日本の航空技術の優秀さを示しています。
朝日新聞社の神風号(体当あたり攻撃とは関係ありません、念のため)が昭和12年に日本-ロンドン
間の飛行に成功、これに対抗した大毎東日社(大阪毎日・東京日日新聞。後に毎日新聞となる)が世界一周
飛行計画を実行。日本海軍の96式陸上攻撃機21型328号機の武装を外し、翼内に
1400リットルの燃料タンクを増設して輸送機に改造。
神風号が陸軍機(97式司令部偵察機 キ-15 試作2型機、雁型通信機 神風)であったのと
対比すると興味深いです。朝日新聞には陸軍98式直協機キ-36の通信機型きさらぎ号もありました。
形式的には民間のイベントでしたが、国を挙げての一大壮挙となったようです。
 昭和14年8月26日、東京羽田空港を離陸、千歳空港を経由して世界一周飛行の親善
飛行に出発。全行程6万キロ、着陸国19ケ国、5大陸計36ケ国を飛ぶ壮大な計画であっ
が、米国訪問中に第2次世界大戦が勃発、英仏への飛行計画を変更、中近東の各国を訪問
した。5万2860キロを飛んで同年10月20日に東京羽田空港に帰還。当時としては、
世界にも例のない大飛行であった。(アメリカ人は日本の国産機ときいても信じなかったとか)
 なお、機体にあるJ-BACIは無線の呼び出し符号です。

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その後のニッポン号について
http://www.yamamotokozo.com/Battle-in-kitakyusyu/Battle-in-kitakyusyu-15.htm

海軍に返還され、中国大陸の偵察用に使用された。武装はないが、偵察任務につく。
昭和16年に老朽化のため使用停止になるまで無事偵察飛行を続けた。
 日本の敗戦後、昭和20年8月に米国により爆破されたようです。事実としたら日本の国産機
で世界一周をした日本機など目障りだったのでしょう。日本の航空技術を根こそぎ破壊、かつ盗んでいったのですから。

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