182回点盛り
白美
水飯や日向訛りの人と添ふ 利山◎
日向汁なんかとの連想ってことか?、水飯とは違うけど
置き去りにされたる想ひ魂送り 利正○希◎室◎
新盆で大騒ぎして、終わってみると確かに気が抜けて、という虚脱感
ナイターや声をからして球団歌 利○
六甲颪、許す
わが家はほんに田の字よ渋油団
油団(ゆとん)、今や工芸品であるが、夏の設えにしてみると我が家の構造が、4つの座敷を田の字につなげているのが良く分かるということらしい
藻の花やかはるがはるに子の掬ふ
美穂子
怪談を聴きし夕辺の洗ひ飯 利希
寄席で講談など聞いてきて、今晩は簡単にト言うことは分かる、だが、水飯てのはなんとなく昼だな
ナイターの影なく動く投手かな 利◎・白◎武◎
うまい!、しっかりした発見です、ただナイターの音が聞こえないような気がするが
クーラーを出て外界の揺らめきぬ 利○
百貨店から銀座通りに出る、炎熱が揺らめいている
送り火や母の声して風過ぎる
藻の花の波紋で伝ふ風の揺れ
席題「藻の花」を睡蓮や布袋葵のように捕らえていたらしい
希覯子
船頭の棹が教へる花藻かな 利◎白・山正
ほら、そこに藻の花が咲いてる、そうそのちっちゃけえのださ」なんて船頭が言ってんだね、うまいね、
名水の郷にいただく洗ひ飯
水だけで食べるご馳走、そういう贅沢がある
一棟は二世帯官舎木槿咲く
主は変われど槿は暑さの中でちゃんと咲いてくれる
地下鉄の地上に現れてナイターへ 山○
後楽園の前後は、四谷、御茶ノ水、茗荷谷と地下鉄が表に出るね
急ぐとも送り火跡は踏まず行く
路地に苧殻火の燃えさしがある、ちょっとよけるくらいのことだが
和博
送り火の先ず大文字の一灯より 利武○
夫々の松明に人が付くのだから気持ちとしてはこうなんでしょね、京都に詳しい藤原さんのことだから
ナイターの延長試合児の重し
子供の興奮もそう遅くまでは持たない、結局寝た子をおぶって帰宅である
水飯や母の漬けたる小粒梅
小梅はあるが、小粒梅は?へんな語呂だ
極暑かな眼に力ある不動の図 正◎・◎
眼に力の無い不動図など意味無いんだが
百日紅平たき屋根の団地群
武甲
鉄橋のアーチの中の遠花火    利◎室○
斬新な切り取り方だね、秩父の花火というが、多摩川あたりを思った
送り火や屯所に残る刀傷 利○
ただ今新鮮な新撰組だから、これもありね
かけ汁を味噌で仕立てる洗ひ飯
そう、こうすると冷汁
ナイターの「清原」コール腑に響く
巨人の話は勝手にやって
沼に藻の花よみがへるボランティア
ボランティアが復活に取り組んだというのでしょ
凌霄花線路の脇に撒水器 利室
レールを冷やすにも使えるわけだが、どうも融雪用の関が原のスプリンクラーを連想するのですが
藻の花や誰にもありし浮き沈み 利○
こんなくらいの人事句は面白いかも
水飯や戦中戦後知らぬ嫁
質素ではあるが、貧しいものではない、却ってそのために炊いたり、水を吟味したりというぜいたくな一面もある
ナイターの勝敗分ける浜の風 白希
送火のあとのしじまや父母の声
利孟
足下にへばりつく影灼けるなり 白○・○
藻の花や置き石伝ひ渉る川 希○
ナイターの風船悲鳴あげて飛ぶ
面白いと思うんだけど、だめか?
苧殻火の辻帰る間も無く細る
到来の瓶の菜選り洗ひ飯
このちょっとした落差分かんないの?つまんない
千恵子
風上に立ちて送り火守りをり 利山
送り火って、立つ位置がきまってるんでは?それにそういつまでも燃してるものでない
暮れ残る空へナイター灯ともせる 利正
そうですね、
濡れてゐる雄牛の瞳雲の峰 ・正
牛の目玉が乾いていたら変だね、苦しいときの牛の目玉だ
正座して寺に水飯いただけり
白絣父の背丈を越えられず
偉大な父なのか、大きな父なのか、白絣の父って時代掛かってないか?
美子
水飯や山の神から貰ひ水 利○白室
家にあれば笥に盛る飯を草枕 旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子 なんてのを思い出してました、良いです
藻の花や天水桶に泥鰌飼ふ
天水桶という防火用水、事実でもちょっと違うぞって印象です
出先より直接帰宅となりてナイターへ
              
送り火や苧殻の先を墓所に向け
そういう焚き方があるんですね
犬塚へ提灯提げて魂送り
代々の犬の埋葬場所も供養のために回るっていうことらしい