193回点盛り
白美
踊り子の靴下の穴パリー祭 利◎美◎
絶妙だね、この場末感は
墨染の塩瀬の帯の白絣 利直
シオゼノオビノシロカスリのだらだらと続いた言い方はわかりずらい
一日に二便のバスや漆掻く 利○
この程度の便利さは今や辺境にもおよんでいるのですね
声高に持説を唱えてアマリリス
持説はすでに、確信的で更に言い募る必要が無いのでは
玉串を捧げて四拍梅雨の星
4拍の忍び手が葬儀での作法とか
利孟
雲梯の空の深さやアマリリス 白◎
漆掻く日がな溜まらぬ桶提げて 直白
甘酒や井戸へと続く通し土間 直○
ギロチンの床の深鳴り巴里祭
列車来るつどの改札白絣
武甲
ダンサーの険しき眼アマリリス 利○美
険しい目というのがとうも剣呑
蛍籠瀬音に向かふペンライト
瀬音に向かう?
ペディキュアは夜光発色白絣
白絣には足袋が必要でしょう
巴里祭や僅差で逃す五輪の灯
ロンドン開催決定てことですか
美子
無器用は宿痾と自嘲白絣 直◎
背と腹に目立ての傷や漆掻き
パリ祭支配は己が内に在り
アマリリス中空の茎事も無げ
目薬の切れて満了夏の旅
満了が分からない
箏円
白絣魚炊くにほひこもる路地 利○
白絣がちょっと所帯じみてますけど
アマリリス手拍子烈しフラメンコ
さくらんぼ大人興ずる紙芝居
大人興ずるって、子供がいない紙芝居なんて
ばった飛ぶ草空に散る気迫かな
言いすぎでしょう
巴里祭の明けてシャワーの如き雨
シャワーって驟雨とか習ったでしょ
和博
足指(ゆび)太き漢のまとふ白絣
まとうは要りませんから
緑陰の詩人は風を糧とする
ちょっとロマンチックしてますね
アマリリス少女は神に掌を合はす
こういうの安直だな
梅雨晴間辛さにふたをしてをりぬ
辛に蓋をすると「幸」になるという解説つきの句ですがあまり人口に膾炙していないので、すんなり落ちません
日和見の成れの果てとは巴里祭
原宿世代大方の青春ではありますが、日和ってない人もいたようで、だからって
直人
アルバムのセピアの想い巴里祭
セピアの思いなど、感傷的な言葉遣いで陳腐
親父失格蚊帳の白さに転々す
気持ちを生に出してもね
心虚ろ何もせぬ日やアマリリス
キンキンの酒胡瓜味噌白地着る
飯を盛る木の椀を彫り漆掻く
木地師が漆取りも兼ねるって無いことは無いでしょうが、話がややこしすぎてね
アマリリス恋してならぬ人を恋ひ
そうですか
みなもとは小さき泉セーヌ川
のようですね
甲子園応援団長白絣
古いね、いくらなんでも
オペラ座の二つある町巴里祭
そうですか、巴里祭ではないでしょう
涼しさや青磁の壺にポジャギ敷き
ポシャギが特殊ですが、連用止めより名詞止のほうが落ち着きます