231点盛

231回点盛り
比呂四
手入れせぬほど満ち盛り萩の花 利春◎美
萩だって上手に手入れしなければうまくないんだ、放りっぱなしでなら葛の花だろうが
樽に耳当てて新酒の呟けり 利◎
新酒が樽に耳をあてて、なにか呟いているとは不気味だ
水澄みて彩の全てを映しけり
明鏡止水ってことなの?
落ち鮎の飛沫の中に舞ひにけり
上ってくる若鮎って感じです
政権も世代交代南洲忌
そうか?時事句としても食い足りない
恵一
南洲忌月耿耿と桜島 利○春比
即いているともいえるのだが
鰡飛ぶや客船すでに灯を点し 利○比
鯔ってあんまり沖合いの魚って感じではないのと、すでにが気にかかる
水澄むや小鮒の立てし笹濁り 利美○
兎追いしかの山、小鮒釣りしかの川ね、兎が美味しいと理解していたという述懐は案外に多いらしい
鮎落ちるかなた大きな夕日あり
西に流れる川って少ないのではとは思うけど
犬猿の仲をとりもつ新酒かな
利孟
倒伏の稲を起こして南洲忌 美恵◎
獣めく貌の頑な下り鮎 美◎
鮎って鮭科で顔を見ると獰猛でね
詰めたての瓶に泡沸く新走り 春日
水澄むや指閉ぢ上がる鷺の脚
仰向きの形が好きで蝉の殻
鮎落ちて静けさもどる峡の村 利◎
鮎師でにぎわった川も人がいなくなり、静かな村に戻った、巧み
アルプスの水より生れし新酒かな 利比恵
南アルプスの天然水なんてね
流木に無月の潮のとどきけり 利○
うまいね、俳句的だ
このあたり鳥獣保護区天高し
いいですねー
水澄むや硯師に逢ふ甲斐の国
雨宮弥治郎か、硯師に会うがいかがか
武甲
手招きで輪に引き込まれ今年酒 利比○恵○
シチュエーションの理解が人様々でおもしろかったから、添削やめます
田園に紅うっすらと蕎麦の花 利恵
蕎麦の花は一般に白、茎などは赤いんですが、田園にはいかがか
水澄むや廃油で走るレトロバス
エネルギーから離れられないようだが、今時のエコロジーブームと自然保護でいかにもです
落ち鮎を素手で仕留めてポーズかな
これは簗のことを言っているのでしょうね、だからといって、写真では無い野田俳句は
美子
菰冠匂ふ献饌新走 利春○
献饌と使いたかったようだが、分かりづらいのでは
落ち鮎の瀬を流れては淵に寄る 利恵
ありそうだね、なんとなく落ち武者みたいで
水澄むや耳目を休め手を休め
足裏の筋肉柔し南洲忌
南洲のぷにょぷにょ感らしいんだが?
義春
水澄みて玉石深く揺るヽかな 利○
ちょっと理があるが、まあ良い雰囲気
眼を閉じて含みてかほる新酒かな
どんな味?って方が良く無い?、言葉も整理できるし
落ち鮎や育ちし流れ振り向かず
確かにもう戻ってこないですね
破顔にて迎へしホーム夏日かな
主語が分からないね
薩摩にて神と敬れ南洲忌
南洲忌と南洲その人とは違うんだが