243回点盛り
武甲
床で知る子らの一日流行風邪 利◎義○
枯れ蟷螂さて泰然の面構え 利美◎
泰然と枯れ」ではないだろうから、泰然の面構え」としたいのです
残菊を括り祠の屋根普請 利○美○
良い、屋根替えというのが春にあるんでちとゆるいか
音長き下校のチャイム秋の暮れ 利義美
牡蠣鍋を仕切りて奉行気取りかな
それが鍋奉行って紋で
美子
月並祭ふくら雀の声透り 利義◎
風邪の子に貰ひし風邪の長引けり 利武
枯れきらぬ枯蟷螂に鬼女の爪 利○
日雇の一塊に秋の暮
朝の感じだとは思うが
嫁がせて囲炉裏に牡蠣の爆ぜる音
嫁がせてが、唐突
義春
年重ね早めはやめの風邪薬
袷着るかに色を変へ枯蟷螂
浜小屋浪の音聞き牡蠣割女 利○
通勤の小幅な歩み冬めける 利武
歩みは小幅というと冬だから歩幅まで狭まるという理に走って面白くない
空仰ぎ溜息一つ秋の暮れ
比呂四
牡蠣をむく肌艶のよき女たち 利武◎
枯蟷螂寝るに寝付けぬ五十肩 義美
紅の葉に赤の増す秋の暮
ため息に矯めつ花屋のシクラメン
もうこんな季節かという感慨?
恵一
暮れなづむ垣に紛れて枯蟷螂 利武
口開けし牡蠣に一滴さす醤油
牡蠣に醤油はあんまり、、すかさずってすぐに口をとじるみたいだが
音楽室のピアノの止まず秋の暮
点滴の落つるを見あぐ暮早し
利孟
秋の暮五徳十能火の道具 義 
瞑目の人や泣く子や流行風邪
動く気の失せたる構へ枯蟷螂
針金で箍する土鍋牡蛎を煮る
時雨るや妻女添はざる義士の墓