第271回点盛り

利孟
雛の夜のシャンパン音をひそめ抜く 雨○比◎
鳴き捨ての初音二声ばかりにて 雨◎あ
おしやべりのはづみ剥く貝浅蜊売り
春の風邪乳を離さぬ児を抱いて
畝続きかぎり一色チューリップ
義春
青空に溢る丶辛夷新任地 利○あ○恵
この添削は自信ありますよ
丘に吹く風のリズムやチューリップ 利あ恵○
リズムって分ったようでどんなもんだ
枕頭の湯気なきお粥春の風邪 利○雨
三河路の海辺の朝や浅蜊汁
三河路の朝ってどんなイメージなんだろ、分からん
うぐひすの澄みしテノール村を駈け
鶯って村中に響くような鳴き声ではないでしょう
武甲
どの絵にも同じはなまるチューリップ 利◎比○
同じ様なの意味だろうとは思うが、同じは?
春彼岸墓碑に刻みし震災記 利○比
このあたりのにしておくのが墓石もありましょうし
脱稿の催促メール春の風邪 利○比
脱稿の催促って言い方があるのかな?
鶯の声鳴き渡る三渓園 利雨
比呂志
鍋底を打ちて浅蜊の口開く 利あ◎雨
リモコンを持ちて蛙の目借時 利あ恵◎
リモコン持ったまま寝てるていうだけの図
何となくただ何となく春の風邪
鶯の声に集ひて御苑かな
鶯だっ!て寄ってくる?
はちきれんばかりに膨れチューリップ
恵一
アオザイの女足組む春の風邪 利◎比○
すごいものを見ましたね、切れが欲しい
鶯や門に見送るランドセル 利雨
家の?学校の、一年生とかいっちゃったら
まづ一杯回転寿司の浅蜊汁
仁和寺の風尽きるとも花尽きず
球根用チューリップ咲き即切らる
そのとおりだけど、単なる報告でしょ
あやの
ひと掴みおまけにくれし浅蜊かな 利○
明日期末考査てふ夢春の風邪 利恵
うぐいすや売り子ひとりの直売所
春暁や廂をたたく雨の音
病棟の庭それぞれのチューリップ
チューリップ病棟毎の庭にかな、かな
雨竜
チューリップ花杯の茜色
おままごとワインに赤のチューリップとかいうことなの?
鶯の声を枕に城の跡
枕にって昼寝か?
春の風邪靴に浸み込む小糠雨
浸み込むって降り方は小糠雨=霧雨ではないでしょう
春の雨弾ける声の裾模様
卒業式の袴のことなんてどうやったら分るのか?
袋閉ず浅蜊一枚帰る夜