276回点盛り
利孟
生ぬるき水に砥石の揺れ晩夏 恵◯あ義
枝豆や食うて減らざり殻の嵩 比武◯
花芙蓉喧嘩の兄が叱られて 比あ◯
百日紅揺れて日差しを押し戻す 雨◯義
夏痩せてベルトの穴のつづまらず 雨◎
武甲
砂付きしままのサンダル夏の果て 利比◎あ◎恵
ゼロ災を誓ふ慰霊碑白芙蓉 利◯あ義◎雨
やはりゼロ災という業界用語には皆さん抵抗があったようで健全な感覚です・ゼロサイガイといえば良いだけのことでして
夏痩せの小顔に一人ほくそ笑む 利◯
枝豆を頬張り生やす泡の髭
面白さを狙い過ぎるのはどうしたもんか・枝豆って頬張るもんじゃないでしょう
快投に沸く球場の晩夏かな
あやの
ループタイ締め夏痩せの教師かな 利恵◎義武
ループタイって締めるという感じは無いんだな
運動場閉ぢてカンナの影落とす 利◯義◯
休肝日なれど枝豆茹でにけり 利◯
なれどって酒のつまみでしか考えていないが子供のおやつにだってします・理屈なしに詠みましょう
写真展に潜むデジャヴ晩夏なる
芙蓉咲くハイカラなりし独身寮
やはりかつてハイカラな寮ねといわれてたのね・表現をどうするかですね
雨竜
本堂の法灯ともる酔芙蓉 利◎あ
境内の酔芙蓉本堂の奥の法燈明るさと暗さそして一点の灯しと景が見えます
栃ノ木を吸い尽くしたり油蝉 武◎
ちょっと作りすぎてるかも自然てのは共存するもんで吸い付くしたりはね?
水道の水一滴に晩夏かな 利比◯
夏痩せや太鼓遠くに鳴りにけり
盆踊りの太鼓かなんかでしょうね
枝豆を取り合ふ口のショータイム
全く日本語として成り立っていませんね
義春
花芙蓉嫁ぎし娘里帰り 利比武
里帰りといえば嫁に出しているんで
枝豆や潜りし海の塩辛さ 利雨
茹でた蚕豆を小さな袋にいれて海で泳いでるといい塩加減になって美味しかったってうちの奥さんは懐かしげにはなしますけど
二坪の庭黒色となり晩夏光
夏痩せてベルトの穴はなかりけり
凍雲の原生林や烟立つ
シベリア上空の夏の旅でもやはり冬まで待って出句しましょう
比呂志
風揺らぐままにまかせて酔芙蓉 利◯
夏痩せの顔の骨格浮き彫りに 利恵
枝豆の飛び出て指の力加減
水音の軽やかなりし晩夏かな
通勤の扇子の絵柄半開き
たしかに邪魔にならないように半分開いて扇子を使うってありますがどう言ったら良いんでしょうね
恵一
雨脚の残りし瓦晩夏光 利◯武
夏痩せて煙草の増えし老刑事 利◯
俳句の基本は一人称で・こうして老刑事などという非日常を主語に据えると作り事がはっきりみえてしまっていけません・面白い夏痩せだと思うんですが
登山口ヘッドライトの列をなす
ヘッドライトは車のライトであることが多いから富士スバルラインの開通日の一番乗りみたいにも見えちゃいますね
女子サッカーシュートはづれて芙蓉中
なぜ女子サッカーなのか
枝豆に塩ふる指のほつそりと
枝豆ってそんな品良く扱う感じが無いんでパス