288回点盛り
利孟
白鳥の嘴より雫花氷 恵☆比☆あ
氷の彫刻は花氷ではないんだろうが、そう言ってみたわけで
放り置きの土間の冷たさ西瓜切る 武雨☆
蝉生まる黄泉の衣を脱ぎ捨てて
闇抱へ込みてか細き蜘蛛の脚
制服と私服相寄り夏期講座
武甲
蜘蛛の子や納戸の奥の塵の玉 利☆雨比△
六分儀手に立つデッキ天の川 利☆恵△
練習船か何か、今に必要な器具ではないだろうが
卓袱台に大皿三皿西瓜食む 利恵義
とどまりて灯揺らす精霊舟 利義比
痛絵馬を納める聖地蝉しぐれ 利比
痛絵馬とか、聖地とかアニメオタクの世界にある言葉のようだがまだ、理解はされないでしょう
あやの
文末で躓く手紙蝉時雨 利△義☆武☆雨△
いい雰囲気だけどよくあるんですね、この設定
叩かれて網に収まる西瓜かな 利△
蜘蛛の囲の光湛ふる雨の後 利比
捨て瓦上げれば蟇が身を寄せて
なんか必然性がないな
肝だめし果ててすずろに天の川
すずろ」が理解できないな
比呂志
渓流の岩に涼んで塩むすび 恵あ☆
振り払ふほどに絡みて蜘蛛の糸 利恵義
指先に伝ふ弾力西瓜買ふ 利あ
弾力って?
ー匹の蝉鳴き止みて森静む
羅や小町通りの小料理店
天の川バージンロードを進みけり
夜の結婚式なのか?
恵一
オアシスにチャドルのをんな西瓜売る 利△雨あ△
断崖に眠れるひひや天の川 利☆
ダーウィンが来たなんて見てるとこんな生態がありますね
蝉の声一瞬止めば空白き
感覚的な句でまあいいでしょうか
そつと引く袋蜘蛛の巣土台石
揚花火消えゆく刹那じゅじゅと鳴る
真下ではそんな風に聞こえるらしいが・・
雨竜
蜘蛛の囲や朝吹く風をとらへけり 利△あ義△
風は基本的に吹いてますから吹くは余分です
最終のバス行き着く先は天の川 利義
北国の短き声の蝉時雨
添削して季重なりってもなんですが
皮際の西瓜に残る子等の声
川まで齧った子の声が聞こえる?、そんなことある??
鈴掛けて巡礼尽きぬ夏の果て
巡礼が鈴を掛けてる?、巡礼が尽きない?
義春
竿ほどのビル陰を行く盛夏かな 武△
盛夏てのは結構幅のある期間、日の盛りてのは1日のうちのピークの時間帯でそれだけ具体的になる
外房の遥か潮騒天の川
外海の方が分かりやすいでしょう、外房は鴨川から銚子までです
火の国の熱き気性や油蝉
蜘蛛の囲や山頂遥か光りおり
手土産の重き西瓜や昼下り
昼下がりがどうしたもんか