292回点盛り
利孟
煤け鍋据ゑ粕汁のなほたぎる 比☆
炭洗ふ漁師が網を繰るやうに
大枯野せばめて雲の流れけり
染め変へて父のお下がり毛糸かな
メモ書きにA。S。A。P。漱石忌
恵一
ラジオ聴く毛糸の縺れほぐしつつ 利◯比あ☆
粕汁や灯火管制なき夜なる 利◯義◯
結構貧しく無いくいものだとおもうんだな
炭焼きぬ育てし櫟切り倒し 利◯
本当は育てるてほどではない雑木林なんだが
空に鳴るコントラバスや枯野ゆく 義雨
CFなどでチェロ弾いてたりという図もあるが、かぜのこと?
三四郎池にさざなみ漱石忌 利義
当たり前だけどね
比呂四
かぎ針を持ちてうたた寝毛糸編む 利◯恵☆雨あ
暫し眼を逸らさぬ猫や漱石忌 利雨◯あ◯
上出来の音甲高く備長炭 利義
まあそういうもんなんですが
粕汁を啜りて声の洩れにけり
照り返す夕日煌めく枯野かな
あやの
夜更かしの粕汁一杯根来椀 利比恵◯雨☆
皺の手の指輪も古りて炭をつぐ 利比◯恵
皺、古びた指輪、炭ときたらもう昭和どころじゃないレトロのカビ臭さばかりで華が無いやね
祖母の編む余り毛糸の指人形 利比恵
漱石忌文に逸話の二つ三つ
手紙に逸話が三つも書かれてたら長過ぎるでしょう
枯野来て土竜の穴の夥し
武甲
炭俵背負ひし祖父の佳き日かな 利◯
炭俵と佳き日が第三者には結びつかない
粕汁で徹夜モードのギア入れる 利◯
前足のジャブ出す子猫毛糸編む 利雨
漱石忌香煙漏れる雑司ヶ谷
雑司が谷に墓所のある人の忌日なら使える汎用句ですね
躍動の命を仕込む枯野かな
義春
道後の湯帰りに団子漱石忌 利☆
ベタづきだけどね
急ぎ飛ぶ雲の静寂枯野かな
埋火や明治女の心意気
明治女の心意気って誰のどんなことをいっているのかね?
兄弟の二着を一つ毛糸玉
ちと意味が曖昧だけどね
粕汁や大志を抱け若き人
雨竜
毛糸編む三代続く家の中
熾し炭豆腐売りのラッパ鳴る
携帯電話を失くして風吹く枯野かな
まあ添削しても形が出来たというだけですが
漱石忌鉄輪めぐる石畳
鉄輪というのが、あれこれ意味があって理解に苦しむのです、能の題名とか別府の温泉とか
粕汁に生みたて卵を落としけり
なんか勿体無いし、不味そう、生みたて卵は卵かけご飯に決まったもののようなきがします