356回点盛り
利孟
飛びついて掴む鉄棒濃山吹 恵あ◎
花海棠列にしばしの投票所 武〇
伊勢詣で桑名渡しの竹の筒
東海道中膝栗毛なんだが、まあ
七輪に錆びた焼き網干し鰈
黒板拭窓辺で叩き夏近し
武甲
花海棠路地で空目のぬらりひょん 利◎あ〇比◎
補助輪の外れし笑顔夏近し 利恵◎比○
笑顔まではいらんだろうが、いまどき補助輪は流行りません、変身バイクってのが主流です
背に担ぐ巡視のリュック濃山吹 利恵〇
リュックはもとより背に担ぐもの
干し鰈三段ネットを狙ふ猫
猫まで呼んで面白くしなくても
伊勢詣三列シートの夜行バス
どこへゆくのも有りだし、大宮発鳥羽行きですか・・
あやの
開け放つ体育倉庫夏近し 利○義◎
青空に尾を向け吊られ干鰈 利武義
三姉妹育ちし家や花海棠 利義○
住宅街の古き写真屋濃山吹 利○
住宅街にあったんだろうが、設定も疑問、写真屋と写真館て人と建物含んだ場と違いがあると
夫婦岩に煽ぐ日の出や伊勢参 利武
床の間の掛け軸ですな
比呂志
香ばしき皮目を捲り干鰈 利○恵
皮を剥いて最初に喰うというのも、ちょっと読めないかも
パレットに広がる絵具濃山吹 利○義
車いす車輪を取られ伊勢参り 利恵
玉砂利に車輪をとられたのね
ほんのりと頬赤き美女花海棠
海棠の花を美女にたとえるって歳時記にもあるね
一と風に木々のざわめき夏近し
恵一
竹百幹ゆるる路なり濃山吹 利武◎
焦点をどちらに集めるかってことで
神宮の玉砂利まぶし夏近し 利○
伊勢詣即赤福を宅送す 利比
即はいかがか
海棠の睡りさまして夜の雨
万国旗かざるごとくに干鰈
例えとしてはあるけど、月並みかも
義春
潮の香に真昼の日差し干鰈 利○武
花海棠つぼみ開けて令和かな 利比
花海棠のつぼみって言い方はどうよ
夏近し穿いたズボンの軽さかな
今までのズボンが軽く感じられるって感覚は無いように思うのだが
山吹や山道明けて山ガール
山開きだとそれも季語だし
伊勢詣手甲溢るゝ赤福屋
赤福屋って店は無いはず
ちぬ釣の今宵もぼうず海に餌
坊主だったから、残りの餌をぶちまけたってそこまで読めないねえー
雨竜
ジョギングの汗の光の夏近し
汗も夏の季語だし
干し鰈焼かれて里のけむりかな
里の煙ってなんか焼き場でもありそうな
花海棠眠りの覚めて鳥の声
山吹や開いた傘の雨の音
開いたとか余分じゃないかな