392回点盛り
利孟
月二度の移動図書館麦の秋 比◎義虚◎あ
夏になると宿題用の本とかになって:虚/地方のこととして知っている感じ:あ/
風薫るドラムメジャーの挙手の礼 比義◎恵◎雨
警視庁の音楽隊の女性DM:義/鼓笛隊の指揮者ですね、いかにも清々しい感じ
せうぶ湯の貼り紙湯屋の一番湯 比〇雨◎
朝刊の分厚きチラシ立夏かな 比雨○
瞬殺の火吐くバーナー毛虫焼く
比呂志
竹林を抜けて奥嵯峨鮎の宿 利虚恵
動きと、奥嵯峨が格好良い/竹林を抜けたら奥嵯峨って表現は違うでしょうね
新聞に葉ごと落として毛虫焼く 虚あ恵
この感じが良い:虚/棹の先に布巻いて火を付けて:あ/
青もみじ重なり合ひて風薫る 利虚
マッチした感じ:虚/光悦寺で:比
地を揺らす魔物の潜み麦の秋 あ○
地雷なども:あ/地震のナマズ:比/いささか難解
掃除する熱き墓石や夏来る
恵一
水車より水ほとばしる立夏かな 利〇義○
ほとばしるが佳いのでは:義/
琵琶湖ゆく外輪船や風薫る 利あ
のどかさがよいね
ウクライナにのぼる硝煙麦の秋
時事的なものだが、小麦生産量の多い国だというのもあり
大仏に雲の影あり麦の秋
鎌倉だろうが、麦の秋という季節感だけでローカル感は薄いかな、牛久の大仏だと畑の中って感じだね
毛虫焼く着火バーナー近づけて
雨竜
風薫るウッドデッキの保育園 利虚○恵
ウッドデッキに園児が:虚
穀雨かな背中丸めて傘を差す 利義
春雨の寒さ:義/
毛虫焼く蒼き焔の光かな 利〇
麦の秋風に吹かれて子らの声
風抜けるインビジブルソックス立夏かな
風が抜けるも何も、靴の中でしょうに
虚承
図書館の西側総て立夏かな 利あ◎
西日に夏を感じたのか:あ/面白いけど、脚色した方が良い
毛虫焼く落ちてくの字と身悶へて 利〇義
くの字の身もだえが面白い:義
風薫るユーミンの見た雲いずこ
いずこは詠めない
文庫本ワゴンに積まれ麦の秋
どういう関係にあるか?なんか繋がるんだ:恵/ローカルの古書市って想像が及ばず
バルーン来る目標となる朴の花
熱気球の競技ね
あやの
鳥よけの旗あをきいろ麦の秋 利雨
ウクライナ連帯:あ/旗よりはテープだけどね
悩み負ふ子に負はぬ子に新樹光 利〇
五月病などとある時期だし
性抜けしデニム穿きよき立夏かな
性抜け?:比/
風薫る材木店の長屋門
昔あった材木屋の立派な門構え
鳥肌を覆ひ尽して毛虫焼く
義春
喉越しの良い蕎麦を喰う立夏かな 利〇
どう考えても喰うは余分でしょう
薫風の海原見詰む風見鶏 利〇
麦秋の畑をデゴイチ汽笛かな
麦秋の畑って表現は奇異、デゴイチはカタカナじゃ無いでしょう
園児らの喚声に咲く躑躅かな
ガキの声云々てそんなに素材になるのかね?
眉上げて御免と言ひつ毛虫焼く
眉上げるという決然とご免が?