403回点盛り
利孟
蘆の角揺らし疎水へ引かる水 あ雨◎恵○比
琵琶湖疎水かと:恵/ぴたりと嵌まる情景を思う:雨/芽の若々しさと水と清らかな:あ/言うこと無し:比
春惜しむ硬券切符に鋏受け 虚◎雨
地方旅行などとの響き:雨/大井川鐵道に先日行ってきました;虚/
改札機ピヨピヨ鳴かせ新入生 雨○比
ピヨピヨがひよこのようで良い:雨/黄色い通学帽だったり:比
草むらにランドセル投げ日の永し 虚恵
遊びたい盛り:恵/マンションの宅配ボックスに入れるのがいまどきだが:虚/
アネモネやネクタイ要らぬ日々を得て 虚○
しみじみ感じております:虚/
比呂志
入学す七三分けの小学生 利あ○恵
今はそうなのかな:恵/子供の七三分けって可愛かったり、生意気だったりのおしゃれ;あ/
アネモネや紅茶の茶葉の浮き沈み 利あ
春になるとガラスサーバーが使いたくなったり:あ/
一時間針を進めて日永かな 利○
サマータイムが始まりましたか
爆音がガラスを揺らし春の雷
春惜しむ旅立つ人を見送りて
惜しむ、見送る意味の重なりが
恵一
永き日の製紙工場けむり凪ぐ 利あ◎雨
凪ぐが?/富士市辺りの情景:雨/春の朧のなかの煙だったり、人の営みに関わる工場と淡い春の色合い:あ/
黄鶴楼にのぼりて春を惜しみけり 虚雨
楼に上るだけでは芸が無いぞ/昔を惜しむ気持ち:雨/天下を取った様な気持ちと、上り詰めた感じもあって:虚/
入学の子の枕元服ならべ 利虚
親がか?/昔のホームドラマみたいで微笑ましい:虚/
分離帯の赤目槲【あかめがしわ】や日の永き
ぶっきらぼうだな
墓地に摘みしアネモネの花手向けたり
墓地にアネモネ咲いてるのか?/なのです:恵
あやの
ブランチの卵ふはりと春惜しむ 利◎恵比○
季節的な関係はないのだが:恵/ブランチのスクランブルドエッグ:比
海光の耀ふガラスの美術館 利○
海光が光るのか、海光に光るのか/季語は?:比/ご指摘の通り:利
アネモネの茎の奔放チェコガラス
六年生に手を繋がれて入学児
海望む蘇鉄並木の日永かな
雨竜
たらし込み静かに滲む日永かな 利○恵◎比
水墨画みたいなものでしょうね/日本画の画法の時間の経過との響き合い:恵/
アネモネの赤く重なる西の風 利○
西の風?
春惜しむライトアップの九段坂
桜の頃か、懐かしくて:あ/
桜吹く笑ふ幼子背中かな
還暦の入学祝ひ今生きる
虚承
やっと許可スマホデビューは新学期 利比◎
新学期は季語性が?/現代的な光景
公園の園児はランチ春惜しむ
三峡を上る五泊の日は永き
押し葉にとアネモネ二輪古本屋
あんまり季節感は感じないね、不思議な古本屋
入学に手荷物多し武道館
マンモス大学の入学式が武道館で、そこでの勧誘やらあれこれ配布物が多いてことですか